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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002ESS

有価証券報告書抜粋 西川ゴム工業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当企業集団における研究開発活動は、当社が行っております。シーリングシステム&フォームエンジニアリングの専門メーカーとして、先端技術の開発や設計ノウハウの集積を行うとともに、既存分野にとらわれず幅広い技術開発に取り組んでおります。本年3月からは、これまで別本部体制であった自動車関連と一般産業資材関連の開発部署を同一本部へ統合いたしました。これにより相互間の技術・ノウハウ・人的資源の共有化・活用化・活性化を今後一層進めてまいります。
当連結会計年度における当社が支出した研究開発費の総額は3億21百万円であり、各セグメントの研究開発活動状況は次のとおりであります。

当連結会計年度中の主な研究開発活動

(1) 自動車用部品事業

近年は軽量化、防音性向上、環境対応の技術に重点を置いたシール材の開発に注力しております。また、厳しいグローバル受注競争に打ち勝つべく、西川ゴムグループ総コスト低減活動の一環として、製造方法の改革を進めており、着実な成果につないでいます。
① 軽量化技術の開発
自動車の燃費向上を目的とした部品軽量化要請に対し、シール材の中でも重量低減効果が高いグラスランチャンネルやドアインナーシール、トランク(バックドア)シールなどについては、既に樹脂化や薄肉化および発泡化などの技術開発により軽量化標準仕様を確立し、量産および新車種へ適用拡大中であります。また、これのみに留まらずさらなる軽量化を目指して、レス化、ハイブリッド化、モジュール化などの研究も進めております。その他のシール材においても、それぞれ軽量化改善を図っております。
② 防音性向上技術の開発
現在展開中であるドアホールシールの防音性能向上と、ドア部以外への展開拡大を図るべく、関連ベンチマーク活動の充実化および発泡技術の深耕や異種材料との複合化などの研究を継続実施しております。当年度の成果として、高性能次世代ドアホールシール開発を果たし量産採用されました。今後これを市場投入してまいります。
また、ここでの要素技術をドア周りシール材へも活用検討中で、今後も防音性向上をキーワードとした活動をスピーディーに進めてまいります。
③ 環境対応技術の開発
資源の有効活用を図るため、マテリアルリサイクルの検討・展開を進めております。また、材料のロス低減やシール材製造ラインの省エネ化、電気自動車(EV)などの環境対応車に向けた次世代シール材の開発や植物由来資源を活用した新規材料開発を継続実施しております。

これら自動車用部品事業に係る研究開発費の金額は、2億3百万円であります。

(2) 一般産業資材事業

住宅市場では耐久性向上および機能性向上させたシール材開発に、土木市場では大規模地震を視野に入れた補修事業対応にそれぞれ重点をおく製品開発に注力しています。具体的には、住宅関連では、昨年開発した非退色性カラーゴムシールに続き、当年度は亀裂等が発生しにくい耐久性の優れた樹脂材料を開発完了して採用展開を図っています。また、当社固有の独自高発泡技術を用いてより高い防水機能を持ったシール材も新たに上市しています。
さらには防音材・防振材等の製品開発も展開中であり、棟当り単価アップに向けた活動を確実に進めております。
一方、土木関連ではマンホール補修事業に対応して、耐震性を付与したジョイント材ならびにその施工に関する開発を進めています。

これら一般産業資材事業に係る研究開発費の金額は、1億18百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01112] S1002ESS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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