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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002505

有価証券報告書抜粋 パンチ工業株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

1.当社グループの現状の認識について
持続的な成長のために当社グループは、グローバル化、新市場の開拓、そして高収益事業モデルへの転換の3点を重点経営課題と認識して掲げております。
(1) グローバル化
国内、中国、東南アジア、インドでの事業を更に盤石にしていくとともに、国内とほぼ同じ市場規模で回復基調にある欧州や米州でも確固とした事業基盤を確立すること。
(2) 新市場の開拓
金型用部品事業にはしっかりと軸足を据えながらも、今日まで培ってきた技術開発力やものづくり力を活かすことができ、今後の成長が期待される食品や医療など、新しい分野での事業開拓を推進すること。
(3) 高収益事業モデルへの転換
国内では飲料関連製品も含めた新技術の開発による高付加価値製品の導入、中国では戦略製品の拡販、東南アジアでは超硬製品の拡販を推進するとともに、具体的な成果が上がってきている単体収益体質改革活動を中国や東南アジアへも展開して、グループ全体で高収益事業モデルへ転換すること。
2.対処すべき課題への具体的取組み
上記重点経営課題を踏まえ、以下の具体的取組みを積極的に進めてまいります。
(1) 東南アジア、インド、欧米市場の開拓
東南アジアでの事業展開につきましては、2013年8月に完全子会社化しましたマレーシアパンチのものづくり力を活かした高付加価値製品の増産と、その傘下の販社活用による販売増に取組みます。
インドにつきましては、自動車関連を中心に事業基盤が出来上がりつつあり、今後も同市場の更なる深耕に加えて、成長が期待される電子部品関連等の市場開拓も進めます。
欧米につきましては、超硬製品の欧州への販売を拡大するとともに、米国のフォードモーター社の自動車金型部品規格のサプライヤーに指定されたことを足掛かりに、自動車関連市場の開拓を進めてまいります。
(2) 未開拓・新分野の取組み
当社グループがこれまで培ってきた技術やものづくりノウハウを活かし、これまで取引のない業種・業界の開拓を行い、新たな分野への進出を図ってまいります。
(3) 国内事業の収益力改革
「ものづくり」で付加価値を創造し企業価値を高めていくことが当社グループの使命と考えております。従いまして、製造原価の低減が大きな課題であり、安易に市場拡大に期待することなく、自らの原価低減で付加価値を創造していかなければならないと認識しております。2012年11月より「バリュー・クリエーション推進室」を立上げ、傘下に個別タスクフォースを展開し、収益力改革に向けた具体的な取組みで成果が上がってきております。これにより、国内事業の収益体質強化を進めてまいります。
また、国内外におけるグループ横断の研究開発体制の強化を目的とし、2014年4月に研究開発本部を新設いたしました。
(4) 中国事業の収益力改革
中国事業においては、昨今の人件費高騰もあり、原価低減が大きな課題であります。従いまして、材料、工法、工程等の見直しを図るとともに、研究開発の成果である付加価値の高い戦略製品の拡販を図ってまいります。これにより、中国事業の収益体質を改善してまいります。
(5) 財務体質の改善
当社グループといたしましては、今後も受注拡大のための設備投資や、新市場開拓に向けた投資を積極的に行ってまいりますが、この投資資金を確保するためにも財務体質の改善は必須であると考えております。有利子負債に過度に依存することのないバランスのとれた財務体質の実現に取組んでまいります。
(6) グローバル連結経営管理体制の構築
経営管理面につきましては、これまでも体制や仕組みの整備を進めてまいりましたが、2013年11月にグローバル事業本部を新設し、当社グループとしての実効あるグローバル連結経営管理体制の構築に向けて取組んでまいります。
(7) 環境問題への対応
当社グループは「環境にやさしい製品」とは何かを徹底して考え、金型部品業界で他社に先駆けて「グリーン調達」に取組んでおります。今後も、製品のみならず、さまざまな面で環境負荷を積極的に軽減し、社会の持続的発展に寄与すべく努力してまいります。
また、土壌汚染等環境対策につきましても、企業の社会的責任を果たすべく取組んでまいります。
(8) 人材の育成
以上の課題に取組み、当社グループの持続的発展と企業価値向上を実現していくためには、優秀な人材の確保と育成が重要であると考えております。特に、将来の成長を担っていく次世代層を計画的かつ継続的に育成していくことで、当社グループの企業ビジョンや企業理念を理解し、高い倫理観と強い責任感をもった厚みのある人材層を作り上げていきたいと考えております。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27063] S1002505)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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