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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002AFA

有価証券報告書抜粋 オイシックス・ラ・大地株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、米国経済の回復基調等を背景に、日銀による金融緩和の継続や政府の経済政策の効果により円安・株高が進行し、企業収益の改善や個人消費の持ち直しが見られるなど、景気は緩やかな回復傾向で推移いたしました。一方で、新興国経済の成長率鈍化や、中国・韓国など近隣諸国との国際関係の悪化のほか、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動が懸念されるなど、引き続き先行き不透明な状況にあります。
当社の主たる事業領域である安全性に配慮した食品業界を巡る動きとしては、原子力発電所事故に伴う食品の放射能汚染問題を受けた食の安心・安全に関する消費者の意識は、一時期よりは沈静化傾向にあるものの、引き続き高い状況にあります。
EC業界を巡る動きとしては、大手EC事業者や大手流通企業が、相次いでいわゆるネット・スーパー事業強化の方針を打ち出すなど、食品ECの将来性により一層注目が集まっております。また、スマートフォンやタブレット型端末の本格的普及により、ECを取り巻く環境も刻々と変化しております。
このような環境を背景に、当社では成長市場である食品EC市場におけるOisixブランドの確立や、高付加価値食品分野における独自性・競争優位性の確立に取り組んでまいりました。
具体的には、SEO(Search Engine Optimization 検索エンジン最適化)・SEM(Search Engine Marketing 検索エンジンマーケティング)の強化やFacebook等のSNSを活用した顧客開拓、お客様の嗜好や属性に合わせたWebページ作成による顧客転換率の向上を図るほか、イベント等を通じた対面での勧誘を強化することにより、主力サービスである定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」への集客に努めました。
また、高付加価値ブランド食品の取り扱いの拡大や、単品定期購買サービスの強化等により、購入単価の向上に取り組むほか、スマートフォン対応の強化など、お客様により便利にお買い物していただくためのサービス改善にも取り組んでまいりました。
加えて、2013年11月より、株式会社三越伊勢丹ホールディングスグループが手掛ける会員制食品宅配サービス「三越伊勢丹エムアイデリ」との連携(主に当社による物流サービス等の受託)を開始し、この物流サービス等の受託業務を、プラットフォーム事業の主力として育成するために、新規クライアントの開拓に注力いたしました。
また、2014年1月には恵比寿店・二子玉川店に続く実店舗3店舗目として、“体験型”のコンセプトを取り入れた新業態「Oisix CRAZY for VEGGY(オイシックス クレイジー フォー ベジー)アトレ吉祥寺店」をオープンするなど、店舗事業の拡大にも取り組んでまいりました。
これらの結果、当事業年度の業績は売上高15,909,475千円(前期比9.1%増)、営業利益740,503千円(前期比1.0%増)、経常利益775,354千円(前期比5.7%増)と、いずれも過去最高となりました。
一方で、株式会社リクルートホールディングスと当社との合弁会社である株式会社ごちまるの事業基盤確立を目的とした再強化策に関して、株式会社リクルートホールディングスと当社間で合意したことに伴う、同社への投資に対する関係会社株式評価損(23,870千円)のほか、2014年2月に関東地方を中心に発生した大雪被害に伴う損失(21,352千円)等を特別損失に計上いたしましたが、特別損失総額としては前期比で減少したことから、当期純利益についても436,879千円(前期比28.8%増)と過去最高となりました。

販売経路(事業区分)別の概況は、次のとおりであります。

[EC事業]
インターネットを通じて主に食品・食材の直販を行うEC事業においては、定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」会員数が、前事業年度末(2013年3月末)の73,865人から、当事業年度末(2014年3月末)には82,081人へ増加いたしました。
また、お客様の購入単価向上のための取り組みとして、2013年1月より開始した高付加価値ブランド食品を当
社サイト「oisix.com」にて取り扱うサービスを、2013年5月より新サービス「Oiチカgourmet」として本格的に
開始いたしました。2014年3月末現在「Oiチカgourmet」は全53ブランドに拡大しております。
このほか、2013年7月からは、ワーキング・マザーなど忙しい女性の方向けに、安心・安全な献立が20分で完成する献立キット「KitOisix」の提供を本格的に展開し、更なる定期購入会員数拡大のための重点施策として注力しております。
これらの結果、当事業年度におけるEC事業の売上高は14,423,270千円となり、前期に比べ8.6%の増加となりました。

[その他事業]
その他事業においては、2013年11月より開始した「三越伊勢丹エムアイデリ」の物流サービス等の受託を契機に、当社が保有するアセット・ノウハウを活用し、他社に対し、食品を主な取り扱い商材として三温度帯(冷凍・冷蔵・常温)の物流機能等を提供する事業を、「オイシックスフルフィルメントサービス(略称:オイフル)」として本格的に展開することといたしました。
また、店舗事業においては、従来から展開している恵比寿店・二子玉川店とは異なる中規模店として、「Oisix CRAZY for VEGGY(オイシックス クレイジー フォー ベジー)アトレ吉祥寺店」を2014年1月24日にオープンし、将来的な業容拡大に向けた業態の確立に取り組んでおります。
一方で、2013年12月末をもって店舗宅配事業(乳販店等を通じた通販事業)から撤退するなど、経営資源の最適配分に向けた施策を推進してまいりました。
これらの結果、当事業年度におけるその他事業の売上高は1,486,204千円となり、前期に比べ15.3%増加いたしました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローについては、営業活動による712,156千円の増加、投資活動による388,447千円の減少、財務活動による95,715千円の増加、現金及び現金同等物に係る換算差額345千円の発生等により、現金及び現金同等物(以下「資金」)は419,769千円増加し、期末残高は2,378,906千円(前期比21.4%増)となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動の結果得られた資金は、712,156千円(前期比22.4%増)となりました。
これは主に、税引前当期純利益725,972千円、減価償却費131,057千円、のれん償却額24,472千円、関係会社株式評価損23,870千円、仕入債務の増加額183,291千円、未払金の増加額123,201千円、未払消費税の増加額27,371千円などによる収入及び非現金支出費用・損失と、売上債権の増加額183,013千円、未収入金の増加額59,495千円、たな卸資産の増加額75,640千円、法人税等の支払額183,983千円などの支出によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動の結果使用した資金は、388,447千円(前期比17.0%減)となりました。
これは主に、吉祥寺店への投資等に伴う有形固定資産の取得による支出142,274千円、無形固定資産の取得による支出77,030千円、投資有価証券の取得による支出144,000千円、敷金及び保証金の差入による支出42,600千円、敷金及び保証金の回収による収入17,101千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動の結果得られた資金は、95,715千円(前期比90.0%減)となりました。
これは主に、増資に伴う株式の発行による収入97,144千円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27260] S1002AFA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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