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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003Q7J

有価証券報告書抜粋 株式会社オークファン 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年9月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 重要な会計方針」に記載しております。

(2)財政状態の分析
① 資産の部
流動資産は、前事業年度末に比べて、77,734千円増加し、1,367,824千円となりました。これは主として、売掛金が51,358千円増加したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べて、436,402千円増加し、761,742千円となりました。これは主として、投資有価証券が187,538千円、のれんが127,149千円、ソフトウエアが101,126千円増加したことによるものであります。
この結果、当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて、514,137千円増加し、2,129,567千円となりました。
② 負債の部
負債は、前事業年度末に比べて、58,808千円増加し、212,324千円となりました。これは主として、前受金が19,487千円、買掛金が17,139千円増加したことによるものであります。
③ 純資産の部
純資産合計は、前事業年度末に比べて、455,328千円増加し、1,917,243千円となりました。これは主として、新
株予約権行使による新株発行により資本金が89,803千円、資本剰余金が89,803千円増加したこと、また、当期純利
益の計上に伴い利益剰余金の額が250,117千円増加したことによるものであります。

(3)経営成績の分析
① 売上高
当事業年度における売上高は、主力事業であるサービス課金収入の売上が堅調に推移した他、「オークファン」のサイト訪問者数増加を受けてネット広告収入が売上が大幅に増加し、1,006,443千円(前年同期比33.9%増)となりました。売上高の内訳は、サービス課金収入の売上高507,493千円(前年同期比11.6%増)、ネット広告収入の売上高320,784千円(前年同期比55.9%増)及びマーケティング支援収入の売上高178,165千円(前年同期比95.6%増)となっております。
② 売上原価
当事業年度における売上原価は、142,783千円(前年同期比44.5%増)となりました。原価率は、ソフトウエアの開発費用のうちソフトウエア仮勘定に振り替えられる割合が低下したことにより、増加しております。
③ 販売費及び一般管理費
当事業年度における販売費及び一般管理費は、456,736千円(前年同期比32.0%増)となりました。主な増加要因は、外注費、事業譲受によるのれん償却費増加及び従業員数増加による給与手当増加等であります。
④ 営業外損益
当事業年度における営業外損益は、営業外収益が15,205千円(前年同期比45.2%増)となりました。主な増加要因は、投資有価証券売却益9,000千円が発生したことによります。また営業外費用は、9,474千円(前年同期比38.5%減)となりました。
⑤ 特別損益
当事業年度における特別損益は、特別利益が121千円となりました。特別利益の内容は、新株予約権戻入益であります。

(4)キャッシュ・フローの分析
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は前事業年度末より17,327千円増加し、1,143,978千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税引前当期純利益412,776千円を計上した一方で、法人税等の支払額167,039千円が生じたことなどにより、営業活動の結果獲得した資金は329,766千円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
無形固定資産の取得による支出314,787千円、投資有価証券の取得による支出156,722千円などにより、投資活動の結果使用した資金は491,070千円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
株式の発行により、財務活動の結果獲得した資金は177,878千円となりました。

(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載しております。

(6)経営戦略の現状と見通し
当社では、「データ→インフォメーション→プレゼンテーション→ソリューション」という循環型オークファンモデルに沿って、4軸のKPIを極大化させることで、選択と集中を徹底し、飛躍的な事業の成長を目指してまいります。以下、各軸について具体的にご説明いたします。
データ軸では、取得件数とジャンルがKPIであり、今後はリアル店舗のチラシ及びPOS、BtoCの実売価格、海外など、従来では取得できなかったジャンルの拡充に努めます。経済指標などの一般指標も入手し、研究開発にもより一層取り組みます。
インフォメーション軸では、独自の商品マスタ件数、分析精度がKPIであり、売上指標はマスタの提供です。今後は、JANコード(日本の商品共通コード)で網羅していない、非型番商品についても独自の商品マスタを整備し、多様なパラメーターを整理して紐付けてゆきます。また、海外にも開発及びデータマイニングの拠点を開設し、外国人の採用も積極的に進めてまいります。
プレゼンテーション軸では、基盤であるメディア「オークファン」や関連メディアのUV(ユニークビジター)がKPIであり、売上指標は課金収益、ネット広告収益です。今後は、リアル店舗網及び海外のデータも表示し、また商品毎のレーティングや将来価格予想も盛り込んでまいります。
ソリューション軸では、価格分析ツールの導入数とBtoスモールB市場の流通高がKPIであり、売上指標は法人売上と手数料収入となります。今後は、小売業界、金融業界に特化したプライス戦略を可能にするマーケティングツールの提供、一般消費財が流通するWEBとリアルを絡めたBtoスモールBマーケットプレイスの確立を目指します。さらに、新規事業及び新規領域へ積極的に取り組んでまいります。
消費分野におけるビッグデータカンパニーとして、大きな収益拡大を創出する絶好の機会と認識しており、不動の地位を確立するために、一時的に利益率が低下しても、2015年9月期では積極的に投資してまいる所存です。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社は、ミッションとして「あらゆる人が、あらゆる場所で、あらゆるモノを売り買いできる新たな時代を創る」を掲げ、「あらゆる商品に関する正確でフェアな情報を提供する企業として、世界における唯一無二の存在となる」というビジョンのもとに、事業を展開しております。新品/中古、国内/海外、リアル/WEB、法人/個人の境界を超えた全ての購買商品データを取り込み、あらゆるHOW MUCHに応えるビックデータカンパニーになることで、当社の情報サービス利用者及び顧客の満足度向上し、企業価値・株主価値が向上することを目指しております。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27394] S1003Q7J)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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