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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10032US

有価証券報告書抜粋 ペプチドリーム株式会社 研究開発活動 (2014年6月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社の研究開発部門は、研究開発グループと先端研究グループに分かれております。研究開発グループは、クライアントとの共同研究開発契約に伴うプロジェクトの推進を担っております。先端研究グループは、将来的な自社パイプラインの開発を中心に研究を進めております。
研究開発グループは創薬開発プラットフォームシステム:PDPS(Peptide Discovery Platform System)を駆使してクライアントとの共同研究開発契約に伴うプロジェクトを推進することが役割となっておりますが、プロジェクト推進の中でPDPSの改良やノウハウ拡大、新しいライブラリーの構築等の検討も適時行われております。内容的には研究開発活動に近いと思われますが、プロジェクト推進に直接結びつく内容であることから研究開発費の対象とはしておりません。
当社の研究開発費は先端研究グループのDDS製剤を中心とした、自社パイプラインの開発によるものであります。

当事業年度における研究開発費は82,529千円であります。
当事業年度において中心となる研究開発活動は、翻訳合成により組込む特殊アミノ酸の種類を拡大して、特殊ペプチドライブラリーのバリエーションをいっそう広げることにより、特殊ペプチドの性能の向上を目指しました。これにより今までは困難であると考えられていた細胞内におけるタンパク・タンパク相互作用を阻害することができるようになりました。さらに経口投与の可能性を拡大するなど特殊ペプチドが秘める可能性を大きく開花させました。
その結果、アライアンス事業におけるクライアントとの研究開発の課題も多岐にわたり、特殊ペプチドの可能性に関する期待がさらに拡大しています。
また、特殊ペプチドと低分子医薬(毒性の強い抗がん剤など)、siRNA(*39)を結合させるペプチドコンジュゲート(*40)技術によって、新しい治療薬の可能性を見いだす自社創薬研究も順調に推移しており、特殊ぺプチドコンジュゲート技術の確立に向けて積極的に活動いたしました。今後、自社パイプラインの大きな柱として拡大させる所存であります。さらに、自社創薬研究では東京都臨床医学総合研究所との共同で開発しておりましたインフルエンザウイルスに対する抗インフルエンザ特殊ペプチドは、マウスの試験結果から従来の抗インフルエンザウイルス製剤では効果がなかったインフルエンザ変異型にも対応することができる可能性が示唆されました。今後、サルにおける予備試験の実施を通して前臨床試験に向けて開発のスピードを上げていく予定であります。


*39siRNA特殊な二本鎖構造をした短いRNAが、特定のRNAの機能を抑制することが知られている。これをRNA干渉という。RNA干渉を起こす短い二本鎖RNAをsiRNAといい、これを用いていろいろな遺伝子の機能を解析したり、病気の治療に応用することができる。
*40ペプチドコンジュゲート特異性の高いペプチドを道案内として、他の分子(低分子医薬品やsiRNA)を特定のタンパクや細胞に誘導させるために必要なペプチド加工技術。当社の特殊ペプチドは非常に多機能でありペプチドコンジュゲートには最適である。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27486] S10032US)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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