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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029C2

有価証券報告書抜粋 黒崎播磨株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度における当社グループを取り巻く経済環境は、株価や為替に続いて、実体経済においても、緩やかながらも回復基調が続きました。
当社グループの主要得意先である鉄鋼業界においては、当連結会計年度の国内粗鋼生産量は、建設用鋼材を中心とした需要の伸びに伴い、前年同期比3.9%増の1億1,151万トンとなり、2年連続で前年度実績を上回ることとなりました。また、1億1千万トンを上回るのは3年ぶりとなりました。
一方、為替については、さらなる円安が進行し、輸入耐火物原料・調達品の価格が大幅に上昇したことにより、当社グループの損益面では大きな減益要因となりました。これらの課題を克服するべく、当連結会計年度においては、主に以下の取り組みを実施いたしました。

まず、円安の進行に伴う原料価格・調達価格の上昇等、為替変動の影響を受けやすい状況下、円安でも利益を生み出せる体質に改善するべく、限界までのコストダウンへの取り組みを進めました。
具体的には、輸入品価格アップの影響ミニマム化のため、輸入耐火物収益向上タスクフォース活動を推進するとともに、間接費、購買費等を対象に聖域なきコストダウンを実行しました。
また、アジア、中近東を中心に、海外での拡販を推し進めました。その結果、当社グループの連結売上高に占める海外売上高の比率が初めて30%を超えることとなりました。

当連結会計年度における当社グループの業績は次のとおりです。
[売上高]
鉄鋼業界の粗鋼生産量の増加とともに、拡販の成果により、売上高は、前連結会計年度に比べ3.8%増収の1,010億5百万円となりました。
[損益]
円安の進行に伴う原料価格・調達価格上昇等の影響はあったものの、売上高の増加及びコストダウンの取り組みを進めたことにより、営業利益は、前連結会計年度に比べ21.6%増益の28億69百万円となりました。営業利益の増加のほか、為替差益の増加等により、経常利益は、前連結会計年度に比べ26.3%増益の30億63百万円となりました。経常利益の増加とともに、特別利益として固定資産売却益及び投資有価証券売却益の計上があったことから、当期純利益は、前連結会計年度に比べ43.4%増益の19億68百万円となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりです。
なお、各セグメントの売上高は外部顧客への売上高であり、セグメント間の内部売上高又は振替高は含まれていません。また、セグメント利益は営業利益ベースです。


[耐火物事業](各種工業窯炉に使用する耐火物全般の製造販売)
鉄鋼業界の粗鋼生産量の増加とともに、拡販の成果により、耐火物事業の売上高は、前連結会計年度に比べ4.0%増収の815億29百万円となりました。また、円安の進行に伴う原料価格・調達価格上昇等の影響はあったものの、売上高の増加及びコストダウンの取り組みを進めたことにより、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ4.4%増益の15億76百万円となりました。
[ファーネス事業](各種窯炉の設計施工及び築造修理)
ファーネス事業の売上高は、前連結会計年度に比べ1.0%増収の126億63百万円となりました。工事案件の利益率の低下により、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ2.5%減益の6億25百万円となりました。
[セラミックス事業](各種産業用ファインセラミックスの製造販売及び景観材の販売)
主力ユーザーである半導体製造装置業界の市場環境が持ち直したことにより収益が好転し、セラミックス事業の売上高は、前連結会計年度に比べ6.9%増収の51億75百万円、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ1,656.9%増益の2億53百万円となりました。
[不動産事業](店舗・倉庫等の賃貸)
不動産事業の売上高は、前連結会計年度に比べ7.3%増収の9億96百万円、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ5.2%増益の4億19百万円となりました。
[その他](製鉄所向け石灰の製造販売)
その他の事業セグメントの売上高は、前連結会計年度に比べ1.7%減収の6億40百万円、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ1,965.3%増益の41百万円となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ8億48百万円増加し、当連結会計年度末には36億90百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は49億78百万円(前連結会計年度は38億94百万円の収入)となりました。
主な内訳は、減価償却費36億11百万円、及び税金等調整前当期純利益33億18百万円です。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は19億25百万円(前連結会計年度は37億28百万円の支出)となりました。
主な内訳は、設備等固定資産の取得による支出27億33百万円、固定資産の売却による収入5億3百万円及び投資有価証券の売却による収入2億46百万円です。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は26億4百万円(前連結会計年度は1億39百万円の支出)となりました。
主な内訳は、長期借入金の返済による支出25億57百万円です。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01150] S10029C2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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