シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003R1K

有価証券報告書抜粋 夢展望株式会社 業績等の概要 (2014年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済・金融政策により、輸出企業を中心に企業収益の改善傾向が顕著に表れ、また、消費税増税前の駆け込み需要等で個人消費が好調に推移するなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。その一方で、欧州債務問題・新興国経済の減速といった海外経済の不安や、円安による原材料価格の高騰、また、4月以降は消費税増税前の駆け込み需要の反動による個人消費の落ち込みもあり、先行きの不透明感は依然として払拭しきれない状況が続いております。
当社グループが属するアパレル小売業界におきましては、消費税増税前の駆け込み需要も見られたものの、消費者の節約志向は依然として継続しているものと思われ、大型ベーシックブランドや外資系ファストファッションの好調に加え、円安による原材料価格の高騰や天候不順も相まって引き続き厳しい経営環境となりました。
このような市場環境の下、当社グループにおきましては、持続的成長のため、新規顧客層の獲得と販路拡大を実現するべく、新規ブランドの立上げや他社とのコラボレーションによる新規ブランド開発を積極的に進めてまいりました。しかしながら、顧客層拡大の目的で立ち上げた新規ブランドの業績は、想定を大きく下回るものとなりました。また、当社の既存顧客層をターゲットとする主要ブランドに関しましても、ヤングレディースアパレルのトレンドが大きく変化し、当社グループのブランドイメージとトレンドとの間に乖離が生じたこと、さらには、円安で仕入原価が高騰したことに伴い価格転嫁を行ったことも影響し、売上が想定を大きく下回る結果となりました。新旧ブランド商品の販売不振に伴い生じた過剰在庫を消化するために、セール販売を多く実施したことや、売れ残り在庫商品の評価損失を計上したことにより、売上総利益率も大きく低下いたしました。
このような状況を踏まえ、当社グループの目下の最大の課題は、既存顧客層を再構築するための既存ブランド立て直しであると判断し、そこに経営資源を集中させるため、顧客層拡大の目的で立ち上げた、高価格帯の新規ブランドと女子小学生向け新規ブランドの継続を断念することといたしました。そして、既存顧客層の現在のトレンドにマッチしたブランド展開及び価格戦略の見直しをすでに開始しております。
また、当社グループが掲げるオムニチャネル戦略の一環として、当連結会計年度より開始した実店舗販売におきましては、成果が見え始めております。大阪梅田の中心部に位置し、10代から20代のヤングレディースが多く集まる商業施設「HEP FIVE」の実店舗では、オープンして間もないながら、売上では館内の店舗の中でも上位に位置し、来店客数も1ヶ月に10万人(当社計測値)を超えるなど、賑わいを見せております。実店舗展開につきましては、これまでアパレル商品をインターネット通信販売で購入したことがなかった新規顧客層をインターネット通信販売に呼び込む効果があったり、また、既存のインターネット通信販売顧客に対しては、購入手段の拡大や店頭取り寄せ・試着サービスといった利便性の向上により、リピート率を上げる効果が期待できると考えております。
このように新しい取組みや戦略の立て直しを進めておりますが、当連結会計年度につきましては、当社グループの主力商品であるアパレル商品が、前述の理由により年間を通して販売不振に陥り、特に5月以降の夏物及び秋物衣料の販売不振が大きく響き、前年度を大きく下回る実績となりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は6,539百万円(前連結会計年度比3.3%減)、営業損失は751百万円(前連結会計年度は営業利益167百万円)、経常損失は790百万円(前連結会計年度は経常利益106百万円)、当期純損失は908百万円(前連結会計年度は当期純利益74百万円)となりました。

セグメントの状況は次の通りです。

(衣料品販売事業)
衣料品販売事業におきましては、新規顧客層獲得や既存顧客の満足度向上のため、様々な取組みを進めてまいりました。大きいサイズ専門のブランド「plumprimo(プランプリモ)」やOLのデイリースタイルを提案するブランド「Rinamour(リナムール)」を立ち上げるなど、これまでとは少し異なる顧客層への訴求や既存顧客深耕を進めてまいりました。また、株式上場による知名度向上を活かし、他社との協業展開も進め、協業ブランドの立ち上げや共同イベントを行うなど話題性作りにも力を入れてまいりました。
しかしながら、仕入原価の高騰が影響し商品価格を値上げせざるを得なかったことに加え、ファッショントレンドの急激な変化、大型ベーシックブランドや外資系ファストファッションの好調、天候不順といった悪条件も重なり、売上、利益ともに前年を大きく下回ることとなりました。
その結果、売上高は4,832百万円(前連結会計年度比10.6%減)となり、営業損失は643百万円(前連結会計年度は営業利益182百万円)となりました。

(玩具・雑貨販売事業)
玩具・雑貨販売事業におきましては、少子化や消費者ニーズの多様化、円安による原材料高騰という、依然として厳しい条件下にはあるものの、主要取引先の販売が好調に推移したことにより、主要取引先向け商品の受注が順調に推移しました。また、他の取引先への異なるカテゴリー商品の受注も好調に推移しました。
その結果、売上高は1,261百万円(前連結会計年度比24.6%増)となり、営業利益は39百万円(前連結会計年度は営業損失18百万円)となりました。

(その他事業)
その他事業では、メーカーや小売事業者向けの広告販売事業、コンタクトレンズ販売事業、テレビ通信販売事業者や他社インターネットモール等への卸売事業ならびに当連結会計年度より開始した実店舗事業、健康食品販売事業、週刊誌面通信販売事業及びアプリ開発事業を行っております。実店舗事業は、大阪梅田のHEP FIVEや池袋パルコの「mon Lily」店に加え、大手百貨店を中心とした短期間の催事出店も行っており、売上等実績への寄与とともに、当社グループの認知度向上という点においても一翼を担えるものと考え、当連結会計年度より事業を開始しております。
その結果、売上高は446百万円(前連結会計年度比28.0%増)となり、営業損失は148百万円(前連結会計年度は営業利益3百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ76百万円減少し、871百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は322百万円(前連結会計年度は29百万円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失858百万円を計上した一方で、減価償却費104百万円、棚卸資産の減少295百万円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は155百万円(前連結会計年度は132百万円の減少)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出93百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は402百万円(前連結会計年度は772百万円の増加)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出295百万円があったものの長期借入金による収入700百万円があったことによるものであります。



従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27615] S1003R1K)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。