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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001JTO

有価証券報告書抜粋 サントリー食品インターナショナル株式会社 研究開発活動 (2013年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

研究開発部門では、安全、安心に裏付けられた「おいしさ」を価値の中心に据え、国内・海外に研究開発を担当する部門・部署を設置し、高付加価値商品の開発に取り組んでいます。当社独自開発のエスプレッソ抽出製法を用いた「BOSS」、非加熱無菌充填製法を用いた「伊右衛門」をはじめ、特定保健用食品の「伊右衛門 特茶」「黒烏龍茶」「ペプシ スペシャル」、東南アジアで発売した「MYTEA[ウーロン茶]」「TEA+[ウーロン茶]」等は、当社の研究開発力が土台になっています。

当連結会計年度(自 2013年1月1日 至 2013年12月31日)の研究開発活動は次のとおりです。

[国内セグメント]
当連結会計年度において、国内セグメントにおける研究開発活動は当社で実施しました。
研究開発活動の担当部署は、技術開発戦略部内の研究開発部及び生産技術部、食品事業本部内の商品開発部及び開発生産推進部です。
研究開発部では、主に基本戦略に基づく技術開発戦略、中長期技術開発課題の立案と推進、新商品創出のための新規原料探索、新規技術開発・導入、原料加工・中味製造等の新規プロセスの設計・導入を担当しています。
生産技術部では、品質・技術課題に関する具体的戦略の策定と推進、製品及び原料・半製品の品質保証、輸入製品の品質保証支援、海外における食品生産活動への支援、委託製造先の品質・技術の改善、戦略プロジェクトの推進を行っています。
商品開発部では、飲料の中味開発に関して、基本戦略をベースとした中味開発戦略(中長期及び年次計画)の立案・推進・管理、新規原料の探索・開発、香味評価及び安全性リスク評価による新価値創出、新製品中味の香味・品質・収益性の設計、新製品中味開発における研究開発投資効率の追求、既存製品中味の原価・品質チェック及び再設計、中味製造に関する標準規格類の起案を行っています。
開発生産推進部では主に、飲料の開発・設計・生産に関する基本戦略に基づく生産戦略(中長期及び年次計画)の立案・推進・管理、基本戦略に基づく商品化戦略(容器開発含む)の立案・実施、新製品開発・生産計画の調整・実施及び収益性・投資効率の追求を行っています。
当社の研究開発活動は、神奈川県の商品開発センターにて行っています。
当連結会計年度は、「サントリー天然水」「BOSS」「伊右衛門」「PEPSI」「サントリー ウーロン茶」「GREEN DA・KA・RA」「オランジーナ」等のブランド強化を行うとともに、様々なカテゴリーにおいて新商品を投入しました。
ブランド別にみると、「サントリー天然水」では、雄大な南アルプス・甲斐駒ケ岳のふもとで汲み上げたナチュラルミネラルウォーターに炭酸を加え、きめ細かい泡と口当たりが特長の炭酸水「サントリー 南アルプスの天然水 スパークリング」、きめ細かな泡のほどよい刺激とレモン果汁をひと搾りしたようなさわやかな味わいの「 同 レモン」を発売しました。「BOSS」では、ミルク不使用のほのかな甘味で、コクとキレを両立した新しい味わいの微糖缶コーヒー「黒の微糖」、完熟コーヒーチェリーをシャンパン酵母で発酵させる独自技術を用い、今までにない甘く華やかな香りをもつ「グランアロマ」を発売しました。「伊右衛門」ブランドにおいては、冷水でじっくりと淹れて仕上げた水出しの“石臼挽き抹茶”を使用するとともに、“香り茶葉”を低温でじっくりと淹れることで、清々しい香りとすっきりとした味わいを実現した「贅沢冷茶」を発売したほか、脂肪分解酵素を活性化させる働きがあるポリフェノール「ケルセチン配糖体」を含み、甘香ばしい豊かな香りとほどよい苦みが愉しめる、特定保健用食品「特茶」を発売しました。「サントリー ウーロン茶」では健康成分ウーロン茶ポリフェノールを従来品よりも20%増量するとともに、茶葉の配合を改良することで、より一層深みのある濃い味わいへと進化させました。また、穀物や海藻等、日頃なじみのある7つの安心素材をブレンドし、すっきり飲みやすい味わいを実現した「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」を発売しました。
新ブランドでは、炭酸無菌充填ラインを活用することで、濃厚な味わいと最適なガス圧設定によるきめ細やかな泡の両立を実現した「トロッタスパークリング濃蜜りんご」「 同 特濃ホワイト」を発売しました。また、“甘みがあるのに、あと味がさっと消える新感覚の水”がコンセプトである「やさすい!桃みかん」「 同 ゆずレモン」を発売しました。更に、サーモス㈱との共同開発により、お客様自身が好みの濃さ、温度で作った“こだわりのおいしさ”を専用のマイボトルで楽しむことができる次世代飲料「drop」を上市しました。

[国際セグメント]
国際セグメントにおいては、当社の国際事業部内の国際商品開発部及び各社の研究開発部門が研究開発活動を担当しています。日本と東南アジア各社の研究開発部門が協同したクロスカルチャーな商品開発にも積極的に取り組みました。
東南アジアでの新たな取組みとして、お客様の健康意識の高まりに着目し、当社が「サントリー ウーロン茶」の商品開発で長年にわたり蓄積した技術を用いつつ、健康価値を主軸としたお茶ブランドを開発しました。5月からインドネシアでPT SUNTORY GARUDA BEVERAGEを通じて「MYTEA[ウーロン茶]」を、8月からはベトナムでPEPSICO INTERNATIONAL – VIETNAM COMPANYを通じて「TEA+[ウーロン茶]」を発売しました。
タイでは、様々な味わいを楽しむ傾向のある茶飲料市場に向け、9月からTIPCO F&B CO., LTD.を通じて「ノンシュガー」「オリジナル」「ガーデニアレモン」の3種類の「TEA+[ウーロン茶]」を投入しました。更に、インドネシアでは、PT SUNTORY GARUDA BEVERAGEと共同で、新しいコーヒーブランド「De'Koffie」を開発し、「オリジナル」「ラテ」「モカ」の3種類を発売します。
オランジーナ・シュウェップス・グループでは、主要ブランドである「Orangina」「Schweppes」「Oasis」「Trina」「La Casera」「Sunny Delight」等の各ブランド飲料において、お客様に提供するおいしさに加え、砂糖の低減や容器の軽量化等、より健康や環境に配慮した中味設計、パッケージに関する研究開発活動を実施しました。新商品として、「Orangina」は「Strawberry Mandarin」等の展開品を上市し、「Schweppes」は大人向けに苦味をきかした「Dry Lemon」、「Trina」は砂糖無添加の「Sugar Free」等を上市しました。また、新たなマーケットを獲得する為に、北欧やアフリカ等他国への展開可能なブランドの中味開発を行いました。
フルコア・グループでは研究開発、生産、SCMに大きな変化のあった年であり、かつてない多くの新商品を市場に投入しました。新しいカテゴリーを開拓する為に「Maximus」でスポーツドリンク市場に挑戦するとともに、砂糖を抑えたアイスティーの新ブランド「Trekker's 」を発売しました。また、主要ブランド「V」の成長を加速するために、マカを配合した「V Graphite」や、砂糖不使用の3フレーバーの「V Sugar Free」を発売し、「V Iced Coffee」もリニューアルしました
以上により、当連結会計年度における研究開発費は、国内セグメント52億円、国際セグメント16億円となり、研究開発費の総額は69億円となりました。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27622] S1001JTO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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