日本電通株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 財政状態の分析
当社グループの当連結会計年度の連結貸借対照表は、総資産172億71百万円で前年同期比10億40百万円の増加となりました。これは流動資産で前年同期比9億21百万円増加したことと、固定資産で前年同期比1億18百万円増加したことによります。
流動資産の増加の主な要因は、「受取手形・完成工事未収入金等」が15億73百万円増加したこと等であります。固定資産の主な増加要因は、「投資有価証券」が1億56百万円増加したこと等であります。
負債の部は76億84百万円で、前年同期比5億96百万円増加しました。これは流動負債で前年同期比3億88百万円増加したことと、固定負債で2億8百万円増加したこと等であります。
流動負債の増加の主な要因は、「支払手形・工事未払金等」で3億86百万円増加したこと等であります。固定負債の主な増加要因は、「退職給付引当金」が6億49百万円減少し、「退職給付に係る負債」が7億89百万円増加したこと等によります。
純資産は95億87百万円で前年同期比4億44百万円の増加となりました。主な要因としましては、「利益剰余金」が3億92百万円増加したこと等であります。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の56.1%から54.9%に減少いたしました。

(2) 経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、受注の拡大に努めた結果「売上高」は249億64百万円と、前年同期比25億34百万円の増加となりました。「売上原価」については売上高増加にともなって217億91百万円で前年同期比21億47百万円増加しました。その結果「売上総利益」は31億72百万円となり、前年同期比3億86百万円増加いたしました。
「販売費及び一般管理費」については、24億56百万円と前年同期比2億47百万円増加し、「営業利益」では7億16百万円となり前年同期比1億39百万円増加となりました。
「営業外収益」については、88百万円と前年同期比8百万円増加しました。「営業外費用」については、45百万円と前年同期比16百万円増加した結果、「経常利益」は7億58百万円となり、前年同期比1億31百万円増加いたしました。
以上の結果、「税金等調整前当期純利益」は7億58百万円で前年同期比99百万円増加となり、それに「法人税、住民税及び事業税」、「法人税等調整額」及び「少数株主利益」を加味した「当期純利益」は5億5百万円、前年同期比1億7百万円の増加となりました。
なお、セグメント別の売上とキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況」の「1 業績等の概要」に記載しております。