有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10032UL
株式会社ディー・エル・イー 業績等の概要 (2014年6月期)
(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、円安に伴う原材料・燃料コストの上昇、消費税増税前の駆け込み需要の反動など懸念材料はあるものの、政府による経済政策等により、輸出を中心に企業業績の改善、個人消費の持ち直し、雇用情勢の改善等、緩やかながら回復の兆しが見えてまいりました。当社を取り巻く環境においては、スマートフォンやタブレットPCなどのスマートデバイスの普及が世界規模で急速に拡大し、それに伴い、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、動画配信サイト、ソーシャルゲーム、コミュニケーションアプリなどの新たなサービスの利用も急速に拡大しております。
そのような環境変化は、人々のライフスタイルを、スマートデバイス等を使い、最適メディアを選択し、必要なときに必要な時間だけコンテンツを消費し、SNS等を使って、即時に情報や感動を共有するといった、メディア接触方法の多様化、コンテンツ視聴の短時間化、情報共有のリアルタイム化へと世界規模で変化させ、「スキマ時間に楽しめるショートコンテンツ」といった新たな付加価値へのニーズを急速に拡大させております。
このような事業環境の中、当社では、視聴者や消費者等の多様化し変化の早い嗜好や価値観、旬な時事ネタ等を捉え、適時に対応することを強みとする、ファスト・エンタテインメント事業を展開し、インターネット時代にマッチしたショートコンテンツを量産してまいりました。
ソーシャル・コミュニケーション領域においては、新規又は既存のソーシャル・キャラクターを開発・活用し、広告主向けのソーシャル・キャラクター・マーケティング・サービスの提供及びスマートフォン向けゲームアプリやメッセンジャーアプリ向けスタンプ等のデジタルコンテンツの企画開発・配信を行っております。
当事業年度においては、ナショナルクライアントや地方自治体向けに、TVCM、インターネット動画広告、無料映画、交通広告、出版物、楽曲、SNS向けスタンプ、リアルイベント等のメディア・ミックスによるマーケティング・サービスが好調に推移しました。特に既存IPの認知度向上による受注単価及びリピート率の向上や、当社サービスの認知度向上による、新規IP開発を伴うマーケティング・サービスの需要拡大が主な要因となっております。
また、スマートフォン向けゲームアプリやメッセンジャーアプリ向けスタンプ等の新規開発が順調に推移しました。特に既存IPの認知度向上に加え、パートナーとの新規IP開発を伴うアプリ開発等の需要拡大が主な要因となっております。
IPクリエイション領域においては、IPの映像コンテンツの企画開発・制作及び総合的なプロデュースを展開しております。
当事業年度においては、「秘密結社 鷹の爪」、「パンパカパンツ」及びその他IPに関し、TVシリーズ・WEBシリーズの継続、劇場版の上映等を展開し、IPの認知度向上及び世界観の醸成に努めました。
その他、海外事業おいては、北米市場及び台湾市場において、新規IPの開発・放送、既存IPの放送及びソーシャル・キャラクター・マーケティング・サービスの提供など、現地でのファスト・エンタテインメント事業が順調に推移しました。
以上の結果、当事業年度における売上高は1,742,341千円(前年同期比84.8%増)、経常利益は283,371千円(同290.0%増)、当期純利益は308,422千円(同365.4%増)となっております。
なお、当社は、ファスト・エンタテインメント事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ817,540千円増加し、1,063,779千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次の通りであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果使用した資金は、14,963千円(前事業年度は、132,959千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益283,371千円、減価償却費4,663千円の計上及びたな卸資産67,037千円、出資金38,788千円の減少があったものの、売上債権の増加228,534千円、仕入債務の減少23,205千円及びその他157,902千円の減少等の要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は、5,012千円(前事業年度は9,248千円の獲得)となりました。これは主に敷金及び保証金の差入による支出3,081千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果獲得した資金は、836,423千円(前事業年度は54,024千円の使用)となりました。これは主に株式の発行による収入996,097千円及び長期借入金の返済による支出321,571千円等によるものであります。
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 経営上の重要な契約等
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30466] S10032UL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。