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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003PJS

有価証券報告書抜粋 株式会社イグニス 業績等の概要 (2014年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、公共投資を中心とした経済政策による財政出動や日本銀行による大規模金融緩和策の継続、米国経済の堅調な回復などを背景に円安・株高となり、一定の回復を見せております。しかしながら、足元では急激な円安による個人の消費マインド低下の懸念や地政学的リスクの高まりなどを要因として、先行きが不透明な状況となっております。
当社グループの主要な事業領域である国内スマートフォン向けアプリ市場は、スマートフォンの国内普及件数が2014年9月に6,248万件となり(注1)、国内携帯電話端末契約数の過半数を超えたことを背景として急速な拡大を続けております。国内スマートフォン向け広告市場については2014年の市場規模が2,304億円に達する見込みであり、前年比で139.5%と予測されております(注2)。また、国内スマートフォンゲーム市場についても、2014年の市場規模が6,584億円に達する見込みであり、前年比で120.4%と予測されております(注2)。
このような経営環境の中、当社グループは市場競争力の基盤である無料ネイティブアプリのMAUが順調に積み上がっていることを背景として、「だーぱんコレクション」に代表される既存タイトルや「ネズミだくだく~マウス繁殖セット~」等の新規タイトルの無料ネイティブアプリから安定的な広告収入を確保するとともに、複数のアプリ等の売却により売却収入を獲得いたしました。
また、新しいビジネスモデルとして経営資源を投入している全巻無料型ハイブリッドアプリでは、各出版社と連携し「サラリーマン金太郎」(注3)を始め、複数の有名な漫画作品を提供いたしました。同アプリは20代から30代を中心にユーザーを多く獲得し、広告収入及び課金収入の拡大に寄与いたしました。
さらには、ネイティブソーシャルゲーム「神姫覚醒!!メルティメイデン」について、積極的なプロモーション活動及びゲーム運用のノウハウ蓄積に伴い順調にユーザー数が拡大し、課金収入の獲得に寄与した他、2014年9月30日付の売却に伴い売却収入を獲得いたしました。

(注)1.出典:株式会社MM総研[東京・港区]
2.出典:株式会社CyberZ[東京・渋谷区]
3.2014年9月30日現在において、本アプリの配信期間は終了しております。

当社グループはスマートフォンアプリ事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。なお、ジャンルごとの取組みは以下の通りであります。

(無料ネイティブアプリ)
無料ネイティブアプリによる広告収入を拡大させるため、人員拡充による開発ラインの強化や広告設計のさらなる見直し等の施策を実施したことにより、MAUが771万人に拡大いたしました。これにより既存タイトル並びに新規タイトルからの安定的な広告収入を確保した他、複数のアプリ等の売却により売却収入を獲得いたしました。
また、米国市場への投入アプリの増加や台湾市場への進出など、海外展開を加速しております。
この結果、当連結会計年度における当ジャンルの売上高は1,441,985千円となりました。

(全巻無料型ハイブリッドアプリ)
2013年9月より提供を開始した全巻無料型の漫画アプリ「サラリーマン金太郎」を始め、当連結会計年度はApp Storeにて「ろくでなしBLUES」、「銀牙伝説WEED」、「ナニワ金融道」や「漂流ネットカフェ」などの漫画アプリを提供いたしました。また、Google Playにて「ろくでなしBLUES」、「銀牙伝説WEED」や「ナニワ金融道」などの漫画アプリに加え、2014年9月より複数の漫画作品を一度に楽しめる当社グループ初のストア型漫画アプリの提供を開始いたしました。
これらのアプリが20代から30代の世代を中心に支持されたことにより、ユーザー数を順調に獲得し、収益の拡大に大きく寄与いたしました。引き続き、同世代に馴染みのある漫画タイトルを提供するため大手出版社との交渉を進めております。
この結果、当連結会計年度における当ジャンルの売上高は256,272千円となりました。

(ネイティブソーシャルゲーム)
2013年11月にGoogle Playにて提供を開始したネイティブソーシャルゲーム「神姫覚醒!!メルティメイデン」のAndroid版について、積極的なプロモーション活動を実施すると共に、iOS版を通して培ったゲーム運用のノウハウを蓄積することができたことで、ユーザー数が拡大し課金収入の獲得に寄与いたしました。また、同タイトルを2014年9月30日付でiOS版及びAndroid版ともに株式会社マイネットに対して売却したことに伴い売却収入を獲得いたしました。
ネイティブソーシャルゲームは本書提出日現在、新作を開発中であります。
この結果、当連結会計年度における当ジャンルの売上高は349,567千円となりました。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,047,824千円(前連結会計年度比134.1%増)、営業利益は561,748千円(前連結会計年度比82.1%増)、経常利益は545,164千円(前連結会計年度比77.3%増)、当期純利益は309,969千円(前連結会計年度比54.4%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,203,584千円となり、前連結会計年度末に比べ1,048,249千円増加致しました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は93,681千円となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益545,164千円及び未払金の増加195,503千円によるもの、主な減少要因は、売上債権の増加387,601千円及び法人税等の支払290,863千円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は102,217千円となりました。主な減少要因は、無形固定資産の取得による支出43,930千円及び関係会社株式の取得34,751千円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の増加は1,047,138千円となりました。主な増加要因は、東京証券取引所マザーズ上場に伴う株式の発行による収入1,111,690千円によるもの、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出54,552千円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30698] S1003PJS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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