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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002M0L

有価証券報告書抜粋 日本ビューホテル株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年4月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や取引状況等を勘案し、会計基準の範囲内かつ合理的と考えられる見積りおよび判断を行っている部分があり、その結果を資産・負債および収益・費用の数値に反映しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

(2)財政状態の分析
①資産
当連結会計年度末における資産の合計は、21,953百万円(前連結会計年度末22,268百万円)と、315百万円減少いたしました。
うち流動資産は、4,116百万円(同4,827百万円)と、711百万円減少いたしました。これは、主に浅草ビューホテルの客室改装等の設備投資による現預金の減少によるものであります。
固定資産は、17,836百万円(同17,440百万円)と、395百万円増加いたしました。これは、主に浅草ビューホテルの客室改装等の設備投資による固定資産の増加によるものであります。

②負債
当連結会計年度末における負債の合計は、8,804百万円(前連結会計年度末9,622百万円)と、818百万円減少いたしました。
うち流動負債は、3,649百万円(同3,676百万円)と、27百万円減少いたしました。これは、主に浅草ビューホテルの客室改装等の設備投資による未払金の減少によるものであります。
固定負債は、5,154百万円(同5,946百万円)と、791百万円減少いたしました。これは、主に割賦による未払金の減少によるものであります。

③純資産
当連結会計年度末における純資産の合計は、13,148百万円(前連結会計年度末12,645百万円)と、502百万円増加いたしました。これは、主に当期純利益によるものであります。この結果、自己資本比率は、59.9%となりました。

(3)経営成績の分析
① 売上高は、ホテル館内の改装効果と東京周辺観光の人気が継続している浅草ビューホテルが売上を牽引したこと、訪日外国人旅行者の増加や国内需要の回復により他ホテルや那須りんどう湖 LAKE VIEW(旧 りんどう湖ファミリー牧場)でも集客が伸びたことなどにより、17,645百万円(前連結会計年度比4.9%増)となりました。
② 営業利益は、改装等の設備投資に係る減価償却費の増加や電気・ガスのエネルギーコスト高騰等があったものの、人件費をはじめとするコスト削減に努めたことにより、593百万円(同70.3%増)となりました。
③ 経常利益は、原子力発電所事故の風評被害に係る受取補償金が減少したことなどにより774百万円(同9.0%減)となりました。
④ 当期純利益は、施設の改装に伴う固定資産除却損が前年に比べ減少したことなどにより418百万円(同3.5%増)となりました。

セグメント別の売上高、営業利益、減価償却前営業利益は、下表のとおりであります。

セグメントの
名称
売上高営業利益減価償却前営業利益(*)
当連結
会計年度
(百万円)
前期比
増減
(百万円)
前期比
増減率
(%)
当連結
会計年度
(百万円)
前期比
増減
(百万円)
前期比
増減率
(%)
当連結
会計年度
(百万円)
前期比
増減
(百万円)
前期比
増減率
(%)
ホテル事業14,9637215.154710724.51,52123918.7
施設運営事業1,506543.7△15111-△11111-
遊園地事業1,279574.7542797.31171110.7
合計17,7498334.958724672.21,62736228.6
調整額△104△8-6△0-6△0-
連結数値17,6458244.959324570.31,63436128.4
(*)減価償却前営業利益=営業利益+減価償却費

(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4事業等のリスク」に記載しております。

(5)経営戦略の現状と見通し
当社グループは、2014年4月期を初年度とする3ヶ年の中期経営計画「Ⅴ-STAGE 200」を策定し、この中で当社グループの経営基本方針、達成すべき目標、実行すべき基本戦略を定めております。この中期経営計画における経営基本方針と主要な戦略の概要は以下のとおりであります。

①経営基本方針
当社グループは「顧客満足度地域ナンバー1のホテル作り」を経営ビジョンとして、1.サービスの向上、2.「食のView」・「味のView」の地位確立、3.施設の改装、の3つを経営の基本方針としております。

②主要な経営戦略
当社グループの中期経営計画における経営基本方針の具体的な経営戦略は以下のとおりであります。
1)サービスの向上
階層別研修、職能別研修、リーダー育成、人事制度等による人材育成を整備、充実させるとともに、部門別専門部会を設置し、情報共有と課題解決を促進してまいります。この2つを柱に、顧客満足度および社員満足度の向上を図り、ブランド価値とビューホテルらしい「おもてなし」サービスの更なる強化により、確固たる成長の礎を構築してまいります。

2)「食のView」・「味のView」の地位確立
グループホテルで連動したメニュー開発の仕組を構築し、顧客ニーズの変化と多様化に対応したコストパフォーマンスの高いメニューを開発し「食のView」・「味のView」の地位を確立することにより競争優位の基盤を構築してまいります。

3)施設の改装
既存ホテルにおける効率的、効果的な改装を継続し、ホテル毎のコンセプトを明確にして、価値ある時間と空間を創造してまいります。改装に際しては、より広いマーケットからの顧客の獲得を目指すもの、地域顧客にとってより魅力的な施設にするもの等、目的を明確化し、設備投資効果の最大化を図ってまいります。

③施設運営事業および遊園地事業について
施設運営事業においては、新規案件の受注と既存事業所の業績拡大をめざし、販売力の強化を図ってまいります。
那須りんどう湖 LAKE VIEW(旧りんどう湖ファミリー牧場)では、2015年4月期に迎えるりんどう湖生誕50周年に合わせ、園内のリニューアルを計画、スタートさせております。このリニューアル計画においては、園内をファンタジーゾーン、ふれあいゾーン、フラワーゾーン、ちびっこゾーンの各ゾーンとしてそれぞれにテーマ性を持たせ、顧客層毎に異なる嗜好性に応え得る施設とし、顧客層をファミリー層からシニア層を含めた幅広い層に広げることにより業績の拡大を図ってまいります。

④新規事業所の展開について
国内での新規事業の展開については、開発エリア、施設からの景色、施設規模および開発の条件等を鑑み検討しております。基本方針としては、十分な集客が見込まれる主要都市および観光資源に恵まれた地域をターゲットとして定め、事業コンセプトである施設からのビュー(景色)を提供できる事業所の獲得を図っております。また、施設規模については、集客が見込まれる人員規模に対する収容人数および収益性が十分な事業所を検討しております。運営形態は、自社所有物件、賃貸案件、運営受託案件のいずれの可能性も検討してまいります。
なお、2014年3月より保養所1施設の運営受託を開始しているほか、最近における新規事業案件として、東京都青梅市にある「奥多摩清流の宿 おくたま路」の土地・建物を取得し、2014年6月16日より当社グループによる経営を開始致しました。今後についても引き続き新規案件の獲得を図ってまいります。
海外における新規事業の展開については、業務提携、業務指導による出店形態からスタートすることを基本として検討を進めてまいります。

⑤財務の健全性について
当社グループは、中期経営計画において、今後の当社グループの成長戦略を実現させるために上記のように積極的な設備投資を計画しておりますが、この計画策定にあたっては、財務基盤の健全性の維持を前提としております。当連結会計年度末日時点において、当社グループのネット有利子負債(*)は3,130百万円となっており、中期経営計画の3ヶ年においても、健全な財務基盤を維持していく方針であります。
(*)ネット有利子負債=有利子負債(割賦未払金、リース債務含む)-現金及び預金

(6)資本の財源および資金の流動性についての分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、2,809百万円となり、前連結会計年度3,344百万円に比べ535百万円減少となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、税金等調整前当期純利益609百万円、減価償却費1,040百万円、法人税等の還付などにより、1,980百万円の収入となり、前連結会計年度666百万円の収入に比べ1,314百万円の増加であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、浅草ビューホテルを中心とした設備投資により、1,883百万円の支出となり、前連結会計年度2,305百万円の支出に比べ422百万円の減少であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、割賦債務の返済などにより、632百万円の支出となり、前連結会計年度726百万円の収入に比べ1,359百万円の資金の減少であります。

(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループ経営陣は、現在の経営環境および予測や入手が可能な情報に基づき、企業価値を最大限に向上させるよう経営方針を策定するよう努めております。
現在の当社グループを取り巻く経営環境は、国内の少子高齢化という宿泊・観光市場の縮小の要因があるものの、国民のレジャー志向の高さや、訪日外国人旅行者の増加など、業界全体に成長の期待が持たれております。
当社グループは、この様な経営環境を背景に、今後当社グループの企業価値を向上させるため、中期経営計画「V-STAGE 200」に掲げた戦略を着実に実行していく所存です。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30738] S1002M0L)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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