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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003POV

有価証券報告書抜粋 マルホ株式会社 業績等の概要 (2014年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における我が国の経済は、政府・日銀によるデフレ脱却と経済再生に向けた取り組みが行われて以降、円安・株高傾向が進行し、穏やかな回復基調をたどりました。一方、消費増税に伴う駆け込み需要による反動減の影響や外需の伸び悩みなど、先行き不透明な状況が続いております。
こうした中、我が国の医薬品業界は、引き続き進展する高齢化に伴う医療ニーズの増加などにより、依然として一定の市場の成長が見込める領域であるといえます。
しかしながら、高齢化に伴う医療費の増大や生産年齢人口の減少による負担力の低下に対応するため、医療費適正化政策が一層厳しさを増すことは避けられません。医薬品の領域に関しても、2014年4月には、通常薬価改定(業界平均5.64%の薬価引下げ(別途、消費増税対応分として2.99%の薬価引上げ))に加え、後発品の薬価収載から一定の期間を経過しても後発品への置換えが進んでいない長期収載品に対する追加的薬価引下げ(いわゆる「Z2」制度)の創設や、後発医薬品のより一層の使用促進と価格抑制策の同時実施など、薬剤費支出の適正化に向けた複数の対策が講じられ、その事業環境は厳しさを増しております。
他方、2014年5月に公布・施行された「健康・医療戦略推進法」の基本理念を受けて7月に閣議決定された政府の「健康・医療戦略」において、製薬産業はその牽引役となることが期待されております。こうしたことから、2010年に導入され、現在も試行継続されている革新的な新薬に対する薬価の優遇制度(新薬創出・適応外薬解消等促進加算)をはじめ、新たな医薬品や医療機器の創出に対する政策的支援は引き続き堅調に推移すると考えられます。
このような事業環境のもと、当社グループは長期ビジョン2011“「Excellence in Dermatology」~皮膚科学領域での卓越した貢献を~”の実現に向け、第1次中期計画(2011年10月~2014年9月)に全力で取り組んでまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は693億67百万円(対前年同期比7.8%増)となりました。また、積極的に研究開発を行った結果、利益面につきましては、営業利益は62億56百万円(対前年同期比42.4%減)、経常利益は62億2百万円(対前年同期比44.2%減)、当期純利益は36億39百万円(対前年同期比49.0%減)となりました。
なお、研究開発費は184億52百万円(対前年同期比24.1%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。

① 医薬品事業

2011年4月からアステラス製薬株式会社より国内のプロモーション活動を受託しておりましたアトピー性皮膚炎治療剤「プロトピック軟膏0.1%/0.03%小児用」は、2014年4月1日の販売権継承を境にさらに戦略的展開を強化し、堅調な売上を確保しました。また、血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」は、高齢化やスキンケアに対する認識の向上などの外部環境変化を好機として継続的に伸長し、前年同期から増収となりました。一方、経皮吸収型・気管支拡張剤「ホクナリンテープ」は、後発医薬品やその他競合品の影響などを受けて、前年同期から減収となりました。
これらの結果、当セグメントの売上高は633億円43百万円(対前年同期比0.4%増)、セグメント利益は55億67百万円(対前年同期比48.5%減)となりました。

② その他の事業

主として当連結会計年度において連結子会社となりましたマルホ発條工業㈱のばね・包装機事業が寄与し、売上高は60億73百万円、セグメント利益は6億88百万円となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ65億57百万円増加し、476億75百万円となりました。現金及び現金同等物の増加の内訳は、営業活動により得られたキャッシュ・フロー46億41百万円、投資活動により使用したキャッシュ・フロー89億80百万円及び財務活動により得られたキャッシュ・フロー106億87百万円であります。
営業活動により得られたキャッシュ・フローは、46億41百万円と前年同期に比べ7億42百万円の減少となりました。これは、法人税等の支払額が42億20百万円と前年同期に比べ13億71百万円減少したこと並びに運転資本(売上債権、たな卸資産及び仕入債務)の増加額が11億95百万円と前年同期に比べ10億14百万円減少した一方で、税金等調整前当期純利益が68億64百万円と前年同期に比べ41億39百万円減少したことによるものであります。
投資活動により使用したキャッシュ・フロー89億80百万円の主な内容は、生産設備等の有形固定資産の取得による支出43億88百万円、販売権等の無形固定資産の取得による支出56億22百万円、Biofrontera AG株式の追加取得等による支出14億30百万円、2012年2月に買収したCutanea Life Sciences, Inc.の条件付取得対価の支払額8億16百万円、連結の範囲の変更を伴うマルホ発條工業㈱株式の取得による収入34億49百万円及び事業譲受による支出5億64百万円であります。
財務活動により得られたキャッシュ・フロー106億87百万円の主な内容は、社債の発行による収入100億円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30772] S1003POV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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