有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027ZV
山陽特殊製鋼株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループでは、「高信頼性鋼の山陽」のブランド力の更なる向上による企業価値の増大を目的として、非価格競争力強化のための新商品および新技術の開発、新規事業分野参入のための開発、ならびに品質向上およびコストダウンのためのプロセス開発などの研究開発活動に積極的に取り組んでおります。さらに新興国の勃興、低炭素社会の進展による需給構造変化への対応を意図した研究開発活動も推進しております。
当社グループの研究開発は、当社「研究・開発センター」を中心に推進しており、研究開発人員はグループ全体で77名(2014年3月31日現在)、当連結会計年度の研究開発費の総額は13億88百万円であります。また、必要に応じて、大学および需要家の研究機関などとも密接に連携して研究開発を推進しております。
セグメントごとの研究の目的、主要課題および研究成果は次のとおりであります。
(鋼材事業)
(1) 研究の目的
① 自動車、環境、エネルギーおよびIT関連産業など、成長が期待される分野に投入するプレミアム商品の開
発
② 軸受用鋼、構造用鋼および高合金鋼など、主力製品の製造プロセスの改善による品質・コスト競争力の強化
(2) 主要課題
① 技術先進性を確保する長寿命軸受用鋼の開発
② 自動車重要部品などに関する高機能製品の開発
③ 成長が期待される分野に投入する新たな高合金鋼の開発
④ 難圧延材の製造技術の向上
⑤ 製造プロセス最適化
(3) 研究成果
① 更なる高清浄度鋼製造技術の開発
② 高性能構造用鋼の商品化
③ 非鉛快削ステンレス鋼の商品化
④ 高性能工具鋼の商品化
⑤ CAE解析技術を活用した最適な製造工程の確立と生産性向上
(特殊材事業)
(1) 研究の目的
成長が期待される耐熱・耐食合金、金属粉末などにおける技術開発および製品開発
(2) 主要課題
① 各種超合金の製造技術の確立および新合金の開発
② 電子材料・磁性材料分野などにおける新たな金属粉末製品の開発
(3) 研究成果
① ニッケル基合金のコスト競争力の強化
② 機能性粉末材料の商品化
(素形材事業)
(1) 研究の目的
素形材事業における技術・コスト競争力の強化
(2) 主要課題
① 最適金型の迅速設計技術の確立などによる技術競争力の強化
② 鍛造プロセスの解析による金型寿命の向上
③ リングローリングのCAE解析技術の確立
(3) 研究成果
① CAE解析技術を駆使した型鍛造品製造技術の確立
② 金型寿命の向上
③ リングローリング品のCAE解析技術を活用した品質改善
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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