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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002912

有価証券報告書抜粋 株式会社プロテリアル 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、さまざまな課題があるものの、緩やかな回復傾向が続いており、底堅さが
見られました。米国は、景気の緩やかな回復が続いており、中国をはじめとする新興国においても緩やかな持ち直し
の動きとなりました。一方、欧州は、各国の緊縮財政の影響等により、総じて弱い動きが続きました。
わが国経済は、金融緩和政策への期待から為替が円安基調となり、これによる輸出環境の改善や国内生産の増加
等のため輸出、生産ともに持ち直し堅調に推移しました。
当社グループの関連業界では、自動車は、輸出改善を背景に国内生産が堅調に推移し、海外では欧州市場を除く
北米やアジア等の地域で需要が増加しました。携帯電話は、スマートフォンの市場が拡大し、新興国を中心に販売は
好調でした。半導体は、スマートフォンやタブレット端末の需要は旺盛でしたが、薄型テレビやパソコンが低調に推
移しました。国内住宅建設は持ち直しの動きとなり、公共投資も堅調に推移しました。鉄鋼は、建設需要や自動車生
産持ち直しの動きを受け、生産が増加しました。
また、当社は、2013年7月1日付で日立電線株式会社と合併(以下、「本合併」という。)いたしました。こ
れに伴い、電線材料カンパニーを新設し、その業績は「電線材料」セグメントとして第2四半期連結会計期間から当
社グループ業績に反映しております。
このような状況のもと、当連結会計年度における当社グループの売上高は、前年同期比50.8%増の807,952百万円
となりました。営業利益は、前年同期比38,457百万円増の59,536百万円となりました。経常利益は、前年同期比
39,647百万円増の60,898百万円となりました。当期純利益は、特別損失として訴訟関連費用1,000百万円、事業構造
改善費用5,378百万円、外国付加価値税等3,166百万円を計上したものの、前年同期比26,462百万円増の39,417百万円
となりました。

セグメントの業績は、次のとおりです。各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高または振替高を含
んでおります。なお、当連結会計年度より、従来の「電子・情報部品」は「磁性材料」へとセグメント名称を変更し
ております。セグメント名称変更によるセグメント情報に与える影響はありません。

①高級金属製品
当セグメントの売上高は、前年同期比6.6%増の237,664百万円となりました。また、営業利益は前年同期比
7,757百万円増加し、25,412百万円となりました。
特殊鋼については、金型・工具用材料は、海外向けの需要が回復したことにより好調に推移し、当連結会計年度
後半には国内向け需要も自動車生産の持ち直し等に伴い回復に転じたことにより、前年同期比で増加しました。エ
レクトロニクス関連材料は、中小型用ディスプレイ関連材料の需要が好調に推移し、半導体等パッケージ材料も回
復基調となり、前年同期比で増加しました。産業機器・エネルギー関連材料は、自動車関連材料については環境親
和製品への需要が堅調に推移し、エネルギー関連材料についても航空機関連材料が伸長し増加しました。
ロールにおいては、各種ロールについては、海外の需要は増加したものの、国内の需要が低調に推移し減少しま
した。射出成形機用部品については、国内向け、海外向けともに回復基調となり、前年同期比で増加しました。
アモルファス金属材料においては、主要市場である中国において政府の省エネ機器導入推進政策等による需要が
堅調に推移し、当連結会計年度後半に調整が入ったものの、円安による影響もあり、前年同期比で増加しました。
切削工具については、産業機械等の国内需要は持ち直し傾向となり、海外向けも輸出改善を背景に堅調に推移し
増加しました。

②磁性材料
当セグメントの売上高は、前年同期比5.6%減の134,249百万円となりました。また、営業利益は前年同期比
12,582百万円増加し、11,718百万円となりました。
マグネットにおいては、希土類磁石は、ハイブリッド車や国内の自動車用電装部品は好調に推移し、FA関連の
需要も持ち直し傾向となったものの、ハードディスクドライブ関連は市場の低迷が続いており、また原材料価格の
低下による影響もあり、前年同期比では減少となりました。フェライト磁石は、国内、海外とも自動車用電装部品
および家電用部品の需要が好調に推移し増加しました。
軟質磁性材料およびその応用品については、ソフトフェライトは、太陽光発電用部品や自動車用電装部品等への
需要が好調に推移したことに加え、ファインメットも、当連結会計年度前半に欧州向け太陽光発電用部品の需要が
堅調に推移し、全体で増加しました。


③高級機能部品
当セグメントの売上高は、前年同期比9.1%増の187,691百万円となりました。また、営業利益は前年同期比
2,643百万円増加し、12,831百万円となりました。
自動車用鋳物については、耐熱鋳造部品は、主要市場である欧州の景気低迷による影響等により、前年同期の水
準に届かなかったものの、高級ダクタイル鋳鉄製品は、米国等の海外乗用車の旺盛な需要が続き、国内も商用車を
中心とした需要が好調に推移したことから、全体として増加しました。アルミホイールは、米国、国内ともに計画
を下回り、前年同期比で減少しました。
配管機器においては、各種管継手は、国内住宅着工戸数の持ち直しに加え、米国の住宅市場が順調に回復してい
る等の影響から、増加しました。ステンレス及びプラスチック配管機器については、ガス用製品に対する施工性・
耐震性の高評価により需要が好調に推移し、増加しました。
建築部材については、国内民間設備投資や堅調な国内公共投資に支えられ、鉄骨造建設需要が好調に推移し、増
加しました。

④電線材料
当セグメントは、本合併に伴って新設された事業セグメントです。第2四半期連結会計期間から当セグメントに
おける業績を当社グループ業績に反映しております。
当連結会計における当セグメントの売上高は251,154百万円となりました。また、営業利益は17,047百万円とな
りました。
電線については、電力・産業システムは建設投資関連に加え、海外鉄道案件の需要が堅調に推移し、太陽光発電
施設等の建設向けの需要も堅調に推移しました。電子・通信材料は半導体製造装置用を中心に好調に推移し、電機
材料についても、巻線は自動車用を中心とした需要が回復に転じ堅調に推移、太陽電池関連の需要も内需を中心に
好調となりました。
自動車部品においては、注力分野である電装部品を中心とした堅調な需要に加え、北米市場が好調なこともあ
り、売上高が着実に伸長しました。
情報デバイスについては、スマートフォン普及による通信事業者のネットワーク増強投資に伴うネットワーク機
器の売上増加により、好調に推移しました。

⑤その他
当セグメントの売上高は、前年同期比21.4%減の3,241百万円となりました。また、営業利益は前年同期比79百
万円増加し、596百万円となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、本合併に伴う増加および営業活動の結果得られた資金が財務活動及び投資活動で使用した資金を上回ったことにより、前連結会計年度末に比べ61,441百万円増加し、95,543百万円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、100,557百万円(前年同期比37,582百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が50,796百万円、減価償却費が33,639百万円およびたな卸資産等の運転資金の減少による収入9,363百万円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、30,906百万円(前年同期比2,188百万円の増加)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が28,040百万円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は、30,914百万円(前年同期比364百万円の減少)となりました。これは主に有利子負債の返済等による支出22,411百万円及び配当金の支払が5,912百万円あったこと等によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01244] S1002912)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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