有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100585N
株式会社アルファポリス 事業の内容 (2015年3月期)
当社は創業以来「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新エンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化する事業を営んでおります。
1.ビジネスモデル
当社は、当社が運営しておりますインターネット上のWebサイトに投稿された小説・漫画等のコンテンツの内から、サイト内でのユーザー評価を参考に、書籍として出版すべきコンテンツを調達しております。調達後は、編集部において、コンテンツの品質・商品力を向上させた後、書籍として出版することで収益をあげております。そのビジネスモデルのイメージは次のとおりです。
当社のビジネスモデルは既存の出版社と、①書籍となるコンテンツの調達元、及び、②書籍化すべきコンテンツの選定方法が異なっていることが特徴です。
①書籍となるコンテンツの調達元
インターネット環境が整備されることで、個人が作成したコンテンツをインターネット上に公開することが容易となり、インターネット上には多くのコンテンツが現れてきております。当社は、そのインターネット上からコンテンツを調達することにより安定的に多点数の書籍化が可能となっております。
②書籍化すべきコンテンツの選定方法
当社はインターネット上での多数のユーザー評価を参考に、一定以上の読者ニーズを見極めた上で、当社編集部内で当社刊行書籍のジャンルとの親和性や書籍市場の動向等もあわせ総合的に判断し、書籍化すべきコンテンツの選定を行っております。そのため、書籍刊行に要した費用を回収するだけの売上高が確保できないリスクの低減が可能となっており、また、そのような不用意な書籍化を回避することにより、限りある経営資産の有効活用が図れております。
一方で、当社のビジネスモデルは、インターネット上にて良質なコンテンツが数多く収集でき、かつ、多くのユーザーにより多角的に評価されることで出版時の成功率が事前に高められることを前提に成り立っておりますので、継続的な新規コンテンツ、及びユーザーの確保が必要不可欠となっております。
そのため、当社Webサイトでは、作家及びユーザーの双方にとって魅力的なサービスである「Webコンテンツ大賞(毎月、最も読者に人気のあるコンテンツ及び当社編集部内で最も評価の高いコンテンツを選出し、賞金の贈呈に加えて受賞作として書籍化を検討。加えて、投票したユーザーに対しても抽選で賞金を贈呈。)」の実施や、書籍化を目指す作家の積極的なチャレンジを促す「出版申請制度(当社Webサイト内で、一定以上の人気を博しているコンテンツの場合、その作家は当社に対して書籍化の検討を依頼することができる制度。)」及び「投稿インセンティブ(投稿作品の人気度に応じ、その作家に対して報酬(Amazon ギフト券など)をお支払いする制度。)」の実施等を行うことにより、継続して新たなコンテンツを収集できるように努めております。
また、ユーザー確保に向けて、当社Webサイトの全面リニューアルや、投稿作品閲覧用のスマートフォン向けアプリのリリース等を実施することで、常にユーザービリティの向上に努めております。
その結果、2015年3月期末時点では、Webコンテンツ登録数は累計約18,000点、月間ユニークユーザー数は約65万人を誇るサイトに成長しております。
2.取扱書籍
当社が取り扱っている書籍は(1)ライトノベル(表紙や挿絵にアニメ調のイラストが用いられており、また一般の小説より軽妙な文体でストーリーが描かれている小説)、(2)漫画、(3)文庫、(4)その他書籍、の4つのジャンルに分けられます。
(1) ライトノベル
ライトノベルは、当社全体の売上高の約6割を占める非常に重要なジャンルとなります。なお、当社ライトノベルは文庫本サイズではなく、単行本サイズ(文庫本より大きく、高価格)であることが特徴となっております。
同ジャンルは更にターゲット読者ごとに3つに分けることができます。
ⅰ)20代後半から30代の男性向けのライトノベル
10代向けの文庫ライトノベルを卒業したと言われる、20代後半から30代の男性をターゲットとした単行本書籍を刊行しております。
代表作としては、シリーズ発行部数累計(注)240万部を超え、2015年7月にはTVアニメ化予定である『ゲート』や、シリーズ発行部数累計120万部を超える『レイン』が挙げられます。これら2作品以外にも、シリーズ発行部数累計20万部を超えるヒット書籍を複数刊行しております。(『蛟堂報復録』同累計40万部、『白の皇国物語』同累計36万部、『シーカー』及び『Re:Monster』同累計24万部等)
ⅱ)2009年9月に創刊した30代から40代の女性向け恋愛小説(エタニティブックス)
従来の恋愛小説書籍の市場は、10代から20代をターゲットとした恋愛小説や海外ロマンスが主流であり、30代から40代の女性向け、かつ、日本人が主人公の恋愛小説はあまり取り扱われていなかったと認識しております。一方、インターネット上では、そうした作品が多く生み出されておりましたので、当社のビジネスモデルにより、これらの作品の書籍化を行っております。
代表作としては、シリーズ発行部数累計24万部を誇る『ナチュラルキス』や、同累計8万部の『恋愛台風』が挙げられます。
ⅲ)2010年11月に創刊した20代から30代の女性向け新感覚ファンタジー小説(レジーナブックス)
従来のファンタジー小説書籍の市場は、児童書から派生した作風のものが主流であり、ゲーム世代である20代から30代の女性をターゲットとしたファンタジー小説は少数であったと認識しております。そのため、当社では主人公が女性であり、ゲームで描かれるファンタジー世界を舞台とした20代から30代の女性向けファンタジー小説を刊行しております。
代表作としては、シリーズ発行部数累計23万部を達成した『リセット』に加え、同累計19万部の『詐騎士』及び同累計14万部の『蔦王』が挙げられます。
(2) 漫画
2012年から本格的に取り扱いを開始している比較的新しいジャンルとなります。
漫画では、当社のライトノベルで人気を博した作品(『ゲート』、『Re:Monster』、『白の皇国物語』等)の漫画化(二次出版)を行っております。
この事業において特徴的であるのは、原作であるライトノベルの人気の確認だけではなく、漫画化された作品は一旦、当社Webサイト上で公開され、一定以上の人気が確認された漫画のみを書籍化するということです。そのため、出版時の成功率が事前に高められているといえます。また、漫画化することにより、原作であるライトノベルの売上高の増加が期待できることも特徴といえます。
(3) 文庫
ライトノベルやその他書籍のジャンルから刊行された単行本の廉価版として、文庫本化を行っております。
文庫本化することで、単行本の価格帯では躊躇していた読者層に対しても販売機会を逃さず、収益の最大化に努めております。また文庫本化は単行本刊行から一定期間を経過した後に行っておりますので、シリーズ系の場合、文庫本化を待ちきれず単行本を購入される読者も多数存在し、客単価の向上にも繋がっております。
(4) その他書籍
その他書籍には、ライトノベルに属さない一般文芸書、絵本、海外書籍の翻訳出版、携帯電話向けの電子書籍販売等が含まれます。
一般小説の代表作としては、2014年5月に刊行した『居酒屋ぼったくり』(各種メディアに取り上げられております。シリーズ発行部数累計21万部。)、『Separation』(TVドラマ「14ヶ月」の原作となると共に、発行部数12万部を突破し、世界7カ国で翻訳出版しております)及び『虹色ほたる』(映画化されると共に、シリーズ発行部数累計40万部を突破)が挙げられます。
なお、電子書籍専用端末やスマートフォン向けの電子書籍販売に関しましては、電子書籍の普及率や市場規模が市場関係者の期待どおりに進んでいない状況にあると認識しておりますので、当社といたしましては、電子書籍専用端末やスマートフォン向けの電子書籍対応には市場の動向を注意深く観測しつつ、状況に応じて即座に対応できる体制作りを進めていく方針です。
(注)シリーズ発行部数累計:同作品の続編に加え、同作品が漫画化された場合、又は、文庫化された場合には、その漫画、及び、文庫を含む発行部数の合計。
3.主なヒット作品と他メディア展開作品
当社の作品のうち、シリーズ発行部数累計100万部を突破した作品又は他のメディアに展開した作品は以下のとおりです。なお、当社は作品の二次的利用に関する権利を有しており、他メディア展開の際にはそのメディア媒体と交渉する窓口となっております。
4.当社Webサイトに登録されているコンテンツ数
コンテンツの調達元である当社Webサイトに登録されているコンテンツ数も順調に推移しております。
2014年10月に実施したWebサイトの全面リニューアルや、2015年1月から開始した「投稿インセンティブ」サービスが好評であったこと等により、2015年3月期における登録コンテンツ数は4,709点(前期比1,506点増)となりました。2015年3月末時点では、当社Webサイト上には18,349点のコンテンツが登録されております。
5.書籍の販売物流業務
書籍販売の主な窓口である書店は約15,000店(注1)、出版社は約3,500社(注2)存在しており、双方が個別に取引を行うのは手間がかかりすぎて現実的ではないため、書店と出版社をつなぐ流通業者(以下、「取次」という。)が存在しております。取次は全国に約40社(注3)存在しております。
当社は、将来的にはコンテンツを活かした多角展開を見据えておりますので、限られた経営資源は編集等に注力すべきだとの考えから、取次との取引業務(書籍の販売・流通業務)に関しても、流通業者(以下、「中取次」という。)を介して行っております。
なお、各書店への販促活動、市場動向の調査を主な目的とした書店営業は、基本的には当社で実施しております。(首都圏以外の地方営業は効率性の観点から外部業者に委託しております。)
(注)1.出版業界 業界紙 新文化によると、2014年6月時点での国内の書店数は15,384店です。
2.株式会社出版ニュース社から刊行されている「出版年鑑2014」によると、2013年12月末時点での国内の出版社数は3,588社です。
3.同「出版年鑑2014」の取次会社名簿に登録されている取次会社数(2014年3月時点調査)は、36社です。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。
1.ビジネスモデル
当社は、当社が運営しておりますインターネット上のWebサイトに投稿された小説・漫画等のコンテンツの内から、サイト内でのユーザー評価を参考に、書籍として出版すべきコンテンツを調達しております。調達後は、編集部において、コンテンツの品質・商品力を向上させた後、書籍として出版することで収益をあげております。そのビジネスモデルのイメージは次のとおりです。
当社のビジネスモデルは既存の出版社と、①書籍となるコンテンツの調達元、及び、②書籍化すべきコンテンツの選定方法が異なっていることが特徴です。
①書籍となるコンテンツの調達元
インターネット環境が整備されることで、個人が作成したコンテンツをインターネット上に公開することが容易となり、インターネット上には多くのコンテンツが現れてきております。当社は、そのインターネット上からコンテンツを調達することにより安定的に多点数の書籍化が可能となっております。
②書籍化すべきコンテンツの選定方法
当社はインターネット上での多数のユーザー評価を参考に、一定以上の読者ニーズを見極めた上で、当社編集部内で当社刊行書籍のジャンルとの親和性や書籍市場の動向等もあわせ総合的に判断し、書籍化すべきコンテンツの選定を行っております。そのため、書籍刊行に要した費用を回収するだけの売上高が確保できないリスクの低減が可能となっており、また、そのような不用意な書籍化を回避することにより、限りある経営資産の有効活用が図れております。
一方で、当社のビジネスモデルは、インターネット上にて良質なコンテンツが数多く収集でき、かつ、多くのユーザーにより多角的に評価されることで出版時の成功率が事前に高められることを前提に成り立っておりますので、継続的な新規コンテンツ、及びユーザーの確保が必要不可欠となっております。
そのため、当社Webサイトでは、作家及びユーザーの双方にとって魅力的なサービスである「Webコンテンツ大賞(毎月、最も読者に人気のあるコンテンツ及び当社編集部内で最も評価の高いコンテンツを選出し、賞金の贈呈に加えて受賞作として書籍化を検討。加えて、投票したユーザーに対しても抽選で賞金を贈呈。)」の実施や、書籍化を目指す作家の積極的なチャレンジを促す「出版申請制度(当社Webサイト内で、一定以上の人気を博しているコンテンツの場合、その作家は当社に対して書籍化の検討を依頼することができる制度。)」及び「投稿インセンティブ(投稿作品の人気度に応じ、その作家に対して報酬(Amazon ギフト券など)をお支払いする制度。)」の実施等を行うことにより、継続して新たなコンテンツを収集できるように努めております。
また、ユーザー確保に向けて、当社Webサイトの全面リニューアルや、投稿作品閲覧用のスマートフォン向けアプリのリリース等を実施することで、常にユーザービリティの向上に努めております。
その結果、2015年3月期末時点では、Webコンテンツ登録数は累計約18,000点、月間ユニークユーザー数は約65万人を誇るサイトに成長しております。
2.取扱書籍
当社が取り扱っている書籍は(1)ライトノベル(表紙や挿絵にアニメ調のイラストが用いられており、また一般の小説より軽妙な文体でストーリーが描かれている小説)、(2)漫画、(3)文庫、(4)その他書籍、の4つのジャンルに分けられます。
(1) ライトノベル
ライトノベルは、当社全体の売上高の約6割を占める非常に重要なジャンルとなります。なお、当社ライトノベルは文庫本サイズではなく、単行本サイズ(文庫本より大きく、高価格)であることが特徴となっております。
同ジャンルは更にターゲット読者ごとに3つに分けることができます。
ⅰ)20代後半から30代の男性向けのライトノベル
10代向けの文庫ライトノベルを卒業したと言われる、20代後半から30代の男性をターゲットとした単行本書籍を刊行しております。
代表作としては、シリーズ発行部数累計(注)240万部を超え、2015年7月にはTVアニメ化予定である『ゲート』や、シリーズ発行部数累計120万部を超える『レイン』が挙げられます。これら2作品以外にも、シリーズ発行部数累計20万部を超えるヒット書籍を複数刊行しております。(『蛟堂報復録』同累計40万部、『白の皇国物語』同累計36万部、『シーカー』及び『Re:Monster』同累計24万部等)
ⅱ)2009年9月に創刊した30代から40代の女性向け恋愛小説(エタニティブックス)
従来の恋愛小説書籍の市場は、10代から20代をターゲットとした恋愛小説や海外ロマンスが主流であり、30代から40代の女性向け、かつ、日本人が主人公の恋愛小説はあまり取り扱われていなかったと認識しております。一方、インターネット上では、そうした作品が多く生み出されておりましたので、当社のビジネスモデルにより、これらの作品の書籍化を行っております。
代表作としては、シリーズ発行部数累計24万部を誇る『ナチュラルキス』や、同累計8万部の『恋愛台風』が挙げられます。
ⅲ)2010年11月に創刊した20代から30代の女性向け新感覚ファンタジー小説(レジーナブックス)
従来のファンタジー小説書籍の市場は、児童書から派生した作風のものが主流であり、ゲーム世代である20代から30代の女性をターゲットとしたファンタジー小説は少数であったと認識しております。そのため、当社では主人公が女性であり、ゲームで描かれるファンタジー世界を舞台とした20代から30代の女性向けファンタジー小説を刊行しております。
代表作としては、シリーズ発行部数累計23万部を達成した『リセット』に加え、同累計19万部の『詐騎士』及び同累計14万部の『蔦王』が挙げられます。
(2) 漫画
2012年から本格的に取り扱いを開始している比較的新しいジャンルとなります。
漫画では、当社のライトノベルで人気を博した作品(『ゲート』、『Re:Monster』、『白の皇国物語』等)の漫画化(二次出版)を行っております。
この事業において特徴的であるのは、原作であるライトノベルの人気の確認だけではなく、漫画化された作品は一旦、当社Webサイト上で公開され、一定以上の人気が確認された漫画のみを書籍化するということです。そのため、出版時の成功率が事前に高められているといえます。また、漫画化することにより、原作であるライトノベルの売上高の増加が期待できることも特徴といえます。
(3) 文庫
ライトノベルやその他書籍のジャンルから刊行された単行本の廉価版として、文庫本化を行っております。
文庫本化することで、単行本の価格帯では躊躇していた読者層に対しても販売機会を逃さず、収益の最大化に努めております。また文庫本化は単行本刊行から一定期間を経過した後に行っておりますので、シリーズ系の場合、文庫本化を待ちきれず単行本を購入される読者も多数存在し、客単価の向上にも繋がっております。
(4) その他書籍
その他書籍には、ライトノベルに属さない一般文芸書、絵本、海外書籍の翻訳出版、携帯電話向けの電子書籍販売等が含まれます。
一般小説の代表作としては、2014年5月に刊行した『居酒屋ぼったくり』(各種メディアに取り上げられております。シリーズ発行部数累計21万部。)、『Separation』(TVドラマ「14ヶ月」の原作となると共に、発行部数12万部を突破し、世界7カ国で翻訳出版しております)及び『虹色ほたる』(映画化されると共に、シリーズ発行部数累計40万部を突破)が挙げられます。
なお、電子書籍専用端末やスマートフォン向けの電子書籍販売に関しましては、電子書籍の普及率や市場規模が市場関係者の期待どおりに進んでいない状況にあると認識しておりますので、当社といたしましては、電子書籍専用端末やスマートフォン向けの電子書籍対応には市場の動向を注意深く観測しつつ、状況に応じて即座に対応できる体制作りを進めていく方針です。
(注)シリーズ発行部数累計:同作品の続編に加え、同作品が漫画化された場合、又は、文庫化された場合には、その漫画、及び、文庫を含む発行部数の合計。
3.主なヒット作品と他メディア展開作品
当社の作品のうち、シリーズ発行部数累計100万部を突破した作品又は他のメディアに展開した作品は以下のとおりです。なお、当社は作品の二次的利用に関する権利を有しており、他メディア展開の際にはそのメディア媒体と交渉する窓口となっております。
作品名 | 作家 | ジャンル | 実績 |
Separation | 市川拓司 | 一般文芸書 | 日本テレビ系列にて連続テレビドラマ化(2003年7月) 発行部数累計12万部 世界7カ国で翻訳出版 |
レイン | 吉野 匠 | 男性向けライト ノベル | 株式会社マッグガーデンより漫画化 シリーズ発行部数累計120万部 |
虹色ほたる | 川口雅幸 | 一般文芸書 ・漫画(児童書) | 東映アニメーションにより映画化(2012年5月) 当社より漫画化 シリーズ発行部数累計40万部 |
THE QUIZ | 椙本孝思 | 男性向けライト ノベル・漫画 | 日本テレビにてドラマ化(2012年9月) 当社より漫画化 シリーズ発行部数累計7万部 |
ゲート | 柳内たくみ | 男性向けライト ノベル・漫画 | TVアニメ化(2015年7月予定) 当社より漫画化 シリーズ発行部数累計240万部 |
4.当社Webサイトに登録されているコンテンツ数
コンテンツの調達元である当社Webサイトに登録されているコンテンツ数も順調に推移しております。
2014年10月に実施したWebサイトの全面リニューアルや、2015年1月から開始した「投稿インセンティブ」サービスが好評であったこと等により、2015年3月期における登録コンテンツ数は4,709点(前期比1,506点増)となりました。2015年3月末時点では、当社Webサイト上には18,349点のコンテンツが登録されております。
5.書籍の販売物流業務
書籍販売の主な窓口である書店は約15,000店(注1)、出版社は約3,500社(注2)存在しており、双方が個別に取引を行うのは手間がかかりすぎて現実的ではないため、書店と出版社をつなぐ流通業者(以下、「取次」という。)が存在しております。取次は全国に約40社(注3)存在しております。
当社は、将来的にはコンテンツを活かした多角展開を見据えておりますので、限られた経営資源は編集等に注力すべきだとの考えから、取次との取引業務(書籍の販売・流通業務)に関しても、流通業者(以下、「中取次」という。)を介して行っております。
なお、各書店への販促活動、市場動向の調査を主な目的とした書店営業は、基本的には当社で実施しております。(首都圏以外の地方営業は効率性の観点から外部業者に委託しております。)
(注)1.出版業界 業界紙 新文化によると、2014年6月時点での国内の書店数は15,384店です。
2.株式会社出版ニュース社から刊行されている「出版年鑑2014」によると、2013年12月末時点での国内の出版社数は3,588社です。
3.同「出版年鑑2014」の取次会社名簿に登録されている取次会社数(2014年3月時点調査)は、36社です。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30908] S100585N)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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