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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003K90

有価証券報告書抜粋 株式会社SHIFT 業績等の概要 (2014年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済対策により回復基調で推移いたしました。消費税増税による一時的な個人消費の落ち込みはあるものの、円安による輸出採算の向上や内需の回復傾向による企業収益の改善により、景気は総じて底堅く推移しております。こうした経済状況を受けて、当社の関連するソフトウェア関連市場では、近年抑制されていた企業のIT投資に回復傾向が見られ、受託開発ソフトウェア、パッケージソフトウェアなどのエンタープライズ向けソフトウェア市場が堅調に推移したほか、スマートフォンやタブレットの普及を背景に、ソーシャルゲームやネイティブアプリを中心としたモバイルゲーム市場が活況に推移しております。
こうした経営環境の中、当社グループでは、ソフトウェアテスト事業を中心に、既存顧客とのリレーションを強化し、より一層収益基盤を拡大した一方で、人材、ツール、サービス開発等にも積極的な投資活動を行ってまいりました。また、活況なゲーム分野へのソフトウェアテストサービスの提供を進め、事業領域の拡大に取り組んでまいりました。
当連結会計年度においては、既存案件の継続・拡大に加え、新規案件の獲得が好調に推移したことにより、売上高は、過去最高となりました。また、利益面においても、当社単体では黒字転換によるV字回復をするとともに過去最高の利益を計上いたしました。連結では子会社で展開していたSCENTEE事業で投資コストが多額に発生したこともありましたが、単体同様に過去最高の利益を計上いたしました。なお、SCENTEE事業は2014年7月に、アドバゲーム事業は2014年10月にそれぞれ売却したことにより、ソフトウェアテスト事業に専心していく体制となっております。
以上のような取り組みの結果、当連結会計年度の売上高は、2,150,837千円(前年度比64.0%増)、営業利益は124,122千円(前年度は77,017千円の営業損失)、経常利益は124,275千円(前年度は78,222千円の経常損失)、当期純利益は149,619千円(前年度は92,834千円の当期純損失)となりました。

(2) セグメントごとの業績
①ソフトウェアテスト事業
ソフトウェアテスト事業では、ソフトウェア開発の各工程において顧客企業のソフトウェア品質の向上に資するサービスを提供しております。ソフトウェアテスト事業におきましては、エンタープライズ向けソフトウェア市場のソフトウェアテストソリューションの認知が進み好調に推移したほか、モバイルゲーム市場に対応したテストソリューションのニーズも好調に推移いたしました。
この結果、売上高は2,092,109千円(前年度比60.1%増)、セグメント利益は548,307千円(前年度比171.9%増)となりました。
ソフトウェアテスト事業の各サービスごとの業績は次のとおりです。
(ⅰ)コンサルティングサービス
コンサルティングサービスでは、主としてソフトウェア開発の上流工程において、ソフトウェアテスト体制構築支援、テスト戦略・計画立案支援、テスト推進支援、テスト設計支援などのコンサルティングサービスを提供しております。
当連結会計年度においては、コンサルティングサービスの提供が可能な優秀な人材の獲得を続けながらも、既存顧客とのリレーション強化に努め、収益基盤を強化してまいりました。
この結果、当連結会計年度のコンサルティングサービスの売上高は829,015千円(前年度比79.7%増)となりました。

(ⅱ)ソリューションサービス
ソフトウェアテストでは、テスト計画やテスト設計を通じて膨大なテストケースが作成され、これを実行するテスト実行工程に移行しますが、当社グループではこれをソリューションサービスとして提供しております。当社グループでは独自に開発したCATシステムにより生産性を追求したソリューションサービスを提供しております。
当連結会計年度においては、コンサルティングサービスの拡大に連動したソリューションサービス受託の拡大を継続する一方で、テスト自動化に関連したサービスの拡充に注力し、その収益も拡大させてまいりました。
この結果、当連結会計年度のソリューションサービスの売上高は1,203,455千円(前年度比53.1%増)となりました。

(ⅲ)ヒンシツプラットフォームサービス
コンサルティングサービスやソリューションサービスを通じ、幅広い業種業態におけるソフトウェアやその品質に関するナレッジやデータが蓄積いたします。ヒンシツプラットフォームサービスでは、そうした蓄積されたナレッジやデータを分析し顧客に有用な情報として提供したり、不具合の発生を予見したり、ソフトウェアテストに関するノウハウを教育サービスとして提供しております。
当連結会計年度においては、ソフトウェアの品質を過去のデータを利用して分析するテストキューブや、ソフトウェアテストの教育サービスであるヒンシツ大学などのサービスが堅調に推移したものの、更なる成長に向けた投資活動を優先して実施した結果、売上高は対前年度比で微増となりました。
この結果、当連結会計年度のヒンシツプラットフォームサービスの売上高は59,638千円(前年度比0.0%増)となりました。

②その他事業
(i) アドバゲーム事業
アドバゲーム事業では、スマートフォン向けのアドバゲームを中心に事業展開を図っており、当連結会計年度においてはソーシャルゲームの受託運営を中心に取組んでまいりました。前年度に減損損失を計上したことの反動もあり、当連結会計年度では利益計上となりました。
この結果、当連結会計年度のアドバゲーム事業の売上高は、25,017千円(前年度比418.5%増)、セグメント利益は8,811千円(前年度は12,394千円のセグメント損失)となりました。
なお、アドバゲーム事業を展開していた株式会社アドバゲーミングは2014年10月に売却しております。

(ⅱ) SCENTEE事業
SCENTEE事業では、スマートフォンでメッセージと一緒に「香り」を届けるSCENTEEサービスの開発を進める中で、最初の量産デバイスである「Balloon」モデルを販売し、収益獲得に努めてまいりました。しかしながら、デバイスの量産化が遅れたうえ、次世代モデルの研究開発投資が先行し、セグメント損失を計上する結果となりました。なお、当社グループの経営資源をソフトウェアテスト事業に集中させるため、SCENTEE事業を2014年7月に売却しております。
当連結会計年度のSCENTEE事業の売上高は33,710千円(前年度は52千円)、セグメント損失は48,699千円(前年度比58.8%増)となりました。一方で、同事業の売却に伴い、特別利益として子会社株式売却益84,948千円を計上しております。

区分2013年8月期
前連結会計年度
2014年8月期
当連結会計年度
対前年同期
増減率
金額構成比金額構成比
千円%千円%%
ソフトウェアテスト1,306,95099.62,092,10997.360.1
コンサルティングサービス461,27835.2829,01538.579.7
ソリューションサービス786,04659.91,203,45556.053.1
ヒンシツプラットフォームサービス59,6254.559,6382.80.0
その他事業4,8770.458,7282.71,104.2
アドバゲーム事業4,8250.425,0171.1418.5
SCENTEE事業520.033,7101.664,111.1
合計1,311,827100.02,150,837100.064.0


(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)残高は、前連結会計年度末に比べ154,053千円増加して903,130千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は253,443千円となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益211,708千円に対し、減価償却費35,534千円や子会社株式売却益84,948千円等の調整がありましたが、事業規模の拡大に伴う債権債務の増加がキャッシュフローにプラスの影響を与えたうえ、前期の損失計上に伴い、当連結会計年度における法人税等の支払額が3,603千円と少額になったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動において使用した資金は56,284千円となりました。これは主として、業務拡大にともない本社及び札幌テストセンターの移転工事を行ったほか、事業基盤確立のためのソフトウェア取得により固定資産を177,123千円取得した一方で、SCENEE株式会社及びSCENTEE HOLDINGS PTE LTDの全株式を売却したことにより、100,434千円の収入があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により使用した資金は46,880千円となりました。これは長期借入金の一部について通常返済に加えて、繰上返済を行なったことによるものです。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30969] S1003K90)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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