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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007KD8

有価証券報告書抜粋 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社 業績等の概要 (2016年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当社は共同株式移転の方法により、2015年3月2日に、㈱マルエツ、㈱カスミ及びマックスバリュ関東㈱(以下「3社」といいます。)の共同持株会社として発足いたしました。なお、当連結会計年度が設立第1期となるため、前連結会計年度との対比は行っておりません。
当連結会計年度における我が国経済は、緩やかな回復基調にはありましたが、国際情勢不安や一部新興国の景気下振れ、更に、年明けからの急激な円高により輸出企業を中心に企業業績へのリスクが表面化しました。また、個人消費についても、雇用情勢の改善は続くものの、実質賃金の伸び悩み等により、消費マインドの先行きは一層不透明な状況を呈しております。
このような状況の中、当社グループは、2015年4月に「統合シナジーによる新たな価値創造」を基本とする中期経営方針を公表し、4つの基本戦略の取り組みを開始いたしました。その戦略は、①新たな商品価値の創造、②新たなサービスの創造、③次世代を担う人財の育成、④経営効率の改善であります。これらはユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス㈱として、首都圏での経営基盤を確固たるものとし、統合シナジーの創出を図るものであり、その具現化に向けて、プロジェクト・チームを組成し推進してまいりました。
当連結会計年度の主な内容及び成果といたしましては、3社の共同調達による商品の原価低減、店舗資材・什器等のコスト削減に取り組むとともに定期的な3社共同販促企画を実施し、客数増に寄与いたしました。また、グループの「本部機能」の見直しを進め広報IRと法務機能の集約を実施し、経営効率の改善を図りました。その他、スーパーマーケット経営の根幹である「人財育成」「物流」「情報システム」「店舗開発」「事業創造」等の領域でのプロジェクトも活発に活動し、業績向上に寄与する統合シナジーの創出に向けて取り組みを進めました。
主要連結子会社において、㈱マルエツでは2015年度を「更なる『飛躍』に向けた『変貌』の年」と位置づけ、「競争力の進化」「生産性の進化」「マネジメント力の進化」に取り組みました。主な施策としては、青果部門の集客力向上に向けた取り組みの推進、惣菜部門の主力商品のリニューアルによる活性化、センター加工商品の品揃え拡充等、生鮮・惣菜の強化を図るとともに、改装・リニューアルによる既存店活性化を推進することで、競争力の強化を図りました。また、都心店統括部の店舗から導入を開始した「勧告型自動発注システム」を標準店統括部の全店に拡大し、全店舗数のうち約6割の店舗に導入が完了いたしました。更に「セミセルフレジ」の実験導入、伝票レス化の推進等を行うことにより、生産性の改善を図りました。
㈱カスミでは、お客さまの声に真摯に耳を傾け、対話と交流を通して地域の皆さまに「いいね!」と共感していただける店舗づくりを目指す「ソーシャルシフトの経営」に基づく取り組みを推進し、自主自律型の店舗運営を志向するソーシャルシフト店舗を全店舗数の7割を超える123店舗に拡大いたしました。店舗ごとに従業員が自主的に企画したイベントや売場づくり等を社内フェイスブックでリアルタイムに共有し、お客さま目線の売場・サービス・情報・提案に取り組みました。また、地域商品の取扱いを拡大し、店舗近隣で支持されている地元お取引先さまの加工食品や地元野菜の品揃え強化に取り組みました。更に、憩いの場、集いの場としてイートインコーナーの充実と活用を進め、地域の中で「わたしの店」と感じていただける店舗づくりを推進いたしました。
マックスバリュ関東㈱では、お客さま満足の実現に向けて「変革」と「実行」をスローガンに掲げ、生鮮・惣菜強化に取り組みました。生鮮売場では青果を中心にレイアウト及び品揃えの変更、地元に密着した商品の発掘と展開の強化に取り組みました。惣菜では新規お取引先さまの開拓と新製品の積極的投入を実施いたしました。営業面においては、冠セールである「火曜市」の再強化に取り組み、生鮮中心に品揃えの幅を拡げ、第4四半期の既存店売上高は前年実績を上回っております。また、当事業年度から営業サポート部を新設し、店舗オペレーション力の向上、働き方の改革を通じ、現場力強化に取り組みました。
当連結会計年度において、㈱マルエツが16店舗、㈱カスミが13店舗、マックスバリュ関東㈱が1店舗、当社グループ計で30店舗を新設いたしました。一方、経営資源の効率化を図るため、㈱マルエツが7店舗、㈱カスミが2店舗、マックスバリュ関東㈱が6店舗、当社グループ計で15店舗を閉鎖いたしました。その結果、当社グループの当連結会計年度末の店舗数は、中国江蘇省の2店舗を含めまして496店舗となりました。

また、当社グループは環境・社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。2015年9月の「関東・東北豪雨」では、緊急支援募金活動を行い、お客さまからお預りした募金と、従業員募金、お取引先さまからの見舞金及び各社の拠出金を合わせた総額12,321,273円を茨城県、栃木県、常総市に寄付させていただきました。㈱カスミでは、東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市の支援・交流活動を継続しております。8月に小学生を対象とした「陸前高田七夕まつり体験学習」を行い、11月には陸前高田市の小中学校の教育振興と学校施設の復旧等を目的に、復興支援カレンダー「明日暦」によるチャリティー活動を行いました。㈱マルエツでは、カーボン・オフセットの取り組みとして、お客さまのご協力により店頭回収されたリサイクル資源の売却益を活用し宮城県、岩手県、福島県の被災3県からオフセット・クレジットを購入し、被災地域の環境保全活動や地域活性化の支援を行いました。その他、当社グループの各店舗では、食品トレー、牛乳パック等のリサイクル資源の回収も継続して行っております。

なお、当社グループはスーパーマーケット事業を単一セグメントとしており、その他の事業については、重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。

このような状況において、各施策に取り組みました結果、当連結会計年度における当社グループの連結業績は、営業収益(売上高及び営業収入)が6,637億99百万円、営業利益が140億24百万円、経常利益が138億62百万円、当期純利益が53億29百万円となりました。
(参考情報)
主要連結子会社では、当連結会計年度における㈱マルエツの単体の営業収益は3,632億59百万円(前期比5.9%増)、㈱カスミの単体の営業収益は2,490億円(前期比6.7%増)、マックスバリュ関東㈱の単体の営業収益は477億21百万円(前期比3.5%減)の結果となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益109億34百万円、減価償却費88億11百万円、減損損失27億34百万円、仕入債務の増加15億61百万円、未払消費税等の減少27億30百万円、法人税等の支払額58億17百万円などにより、161億7百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出180億23百万円などにより、168億97百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の調達102億円、長期借入金の返済121億円、配当金の支払17億51百万円などにより、39億10百万円の支出となりました。
上記の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は、294億70百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31159] S1007KD8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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