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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005U7D

有価証券報告書抜粋 株式会社三機サービス 業績等の概要 (2015年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税率引き上げによる駆け込み需要の反動により国内消費の減少等がみられたものの、日銀による大幅な金融緩和等による企業収益の持ち直しと、それに伴う雇用情勢の改善により、緩やかな回復基調となりました。また、設備投資は増加傾向にあり、省エネ・省コストへの関心も高まりつつあるものの、当社グループを取り巻くメンテナンス業界におきましては、引き続き設備維持管理コストへの見直し意識が強く、厳しい環境が続いております。一方、中国経済は、過剰生産能力の調整や不動産市況の軟化により成長率が鈍化しております。
このような環境下において、当社グループは「メンテナンスを核とした環境改善」を事業コンセプトとし、引き続きお客様に快適な空間と時間、そして安心を提供することに注力いたしました。そのため、お客様のニーズを基にコールセンター機能を強化するとともに、当社社員が有するメンテナンス技術の多様化を推進しながら、省エネ・省コスト提案を通じてお客様の潜在的ニーズを掘り起こし、新規契約の獲得や既存契約の深耕・維持管理に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ416,701千円増加し5,897,840千円(前連結会計年度比7.6%増)となりました。これは主として、省エネインバータ工事や設備の定期メンテナンスが想定を下回ったものの、当社の主力商品である吸収式冷温水器等の保全メンテナンス受注が堅調に推移したこと等によるものであります。構成比は、空調機器メンテナンス事業が38.9%、トータルメンテナンス事業が60.9%、その他が0.2%となりました。
当連結会計年度の売上原価は、当社メンテナンスエンジニアに係る人件費やパートナーへの業務委託に係る外注費及び原材料の仕入れ等により、前連結会計年度に比べ288,270千円増加し4,558,738千円(前連結会計年度比6.8%増)となりました。また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ57,807千円増加し972,610千円(前連結会計年度比6.3%増)となりました。これは主として、給料及び手当、法定福利費及び支払手数料等によるものであります。
これらの結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ70,623千円増加し366,491千円(前連結会計年度比23.9%増)となりました。
当連結会計年度の経常利益は、為替差益14,155千円を計上したものの、株式公開費用20,841千円を計上したこと等により、前連結会計年度に比べ69,637千円増加し359,000千円(前連結会計年度比24.1%増)となりました。
当連結会計年度の当期純利益は、投資有価証券償還益13,069千円を計上し、当社の子会社である上海三吉餐飲管理有限公司及び上海楓雅日式餐飲有限公司の清算結了に伴う子会社清算益14,056千円を計上したこと等により、前連結会計年度に比べ49,515千円増加し213,839千円(前連結会計年度比30.1%増)となりました。
当社グループの事業では、夏の冷房運転に備えて設備の修繕や入替工事が集中する3月から6月に売上が伸びる傾向が強く、一方で販売費及び一般管理費などの固定費は、ほぼ恒常的に発生するため、利益は期末に偏るという季節的変動があります。

各セグメントの概要は、以下のとおりであります。
①空調機器メンテナンス事業
空調機器メンテナンス事業においては、メーカーサービス指定店としてパナソニックグループ会社が製造・販売を行う大型空調機器(主に吸収式冷温水器)を中心としたメンテナンスを行う一方、パナソニック産機システムズ株式会社から年間保守契約に基づき受託する定期点検、修理対応を主軸とし各種トラブルを未然に防止する保全メンテナンスにも注力いたしました。また、既存取引先のエリアだけにとどまらず、ポンプのインバータ化による省エネや空調設備の整備に係る提案力を活かしてエリアを拡大し、同業他社との差別化と競争力の向上に努めました。
この結果、当社が管理する機器台数の増加に伴う定期的なメンテナンスが増加したことや機器設備更新工事の大型案件の寄与もあり、空調機器メンテナンス事業の売上高は2,296,537千円(前連結会計年度比14.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は258,412千円(前連結会計年度比34.8%増)となりました。
②トータルメンテナンス事業
トータルメンテナンス事業においては、当社の強みである24時間365日稼働のコールセンターを核としたサービスを、多店舗・多棟展開企業である飲食業、小売業、イベント施設、医療・介護・福祉施設等の幅広い業界をターゲットとして日本全国で拡大してまいりました。さらには、メーカーサービス指定店としての空調機器メンテナンス事業と連携し、既存顧客にインバータ化等の省エネ提案を行うなど、設備更新やメンテナンスを通じた顧客の環境改善に注力し、また、空調設備を含めた設備全般のメンテナンス管理を行うトータルメンテナンスの提案を行ってまいりました。
この結果、LED照明導入や省エネ性が高い空調機器への更新工事等の大型案件の寄与もあり、トータルメンテナンス事業の売上高は3,589,080千円(前連結会計年度比4.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は109,664千円(前連結会計年度比1.9%増)となりました。
③その他
その他に含まれる飲食店経営事業(中国上海市)の内、上海三吉餐飲管理有限公司は2014年6月30日に、上海楓雅日式餐飲有限公司は2015年4月28日に清算結了いたしました。これにより「その他」はシステム開発事業のみとなり、売上高は12,222千円(前連結会計年度比64.4%減)となり、セグメント損失(営業損失)は1,584千円(前連結会計年度は3,396千円の損失)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ324,473千円増加し686,215千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度末に比べ252,271千円減少し20,396千円となりました。主な減少要因は、大型工事案件により受取手形が増加したため売上債権の増加額が298,323千円あったこと及び支払サイトを一部変更したため仕入債務の減少額が119,608千円あったこと等によるものであります。一方、主な増加要因は、税金等調整前当期純利益が前連結会計年度に比べ99,624千円増加し、賞与引当金の増加額が27,284千円及びたな卸資産の減少額が20,217千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は36,465千円(前連結会計年度は21,724千円の支出)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入額50,885千円及び投資有価証券の償還による収入額が47,900千円あった一方で、定期預金の預入による支出額が63,398千円及び長期前払費用の取得による支出額が5,441千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は261,498千円(前連結会計年度は225,129千円の支出)となりました。これは主に、株式の発行による収入が460,460千円及び短期借入金の純増加額が60,000千円あった一方で、長期借入金の返済による支出額が213,204千円及び社債の償還による支出額が20,000千円あったこと等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31379] S1005U7D)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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