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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BXD

有価証券報告書抜粋 株式会社アイ・テック 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や日銀による金融緩和等から円高が是正され輸出関連企業等を中心として企業収益に改善が見られ、個人消費は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要もあり増加する等、景気は緩やかに回復しつつあります。
当鉄鋼流通加工業界におきましては、国内鋼材市況は長期に渡り低迷しておりましたが、スクラップ価格や電力コストの上昇から、国内鉄鋼メーカーは製品出荷価格の引き上げを行ない、昨年の年初から市況は回復傾向となっております。また、5、6月には回復基調に若干の陰りが見えたものの、その後は再び回復基調を維持し、第3四半期連結会計期間にはもう一段の上昇となる等、堅調に推移いたしました。
このような環境下にありまして当社グループ(当社及び連結子会社)は、東日本大震災の復興需要につきましては土木材を中心に荷動きが活発化しており、徐々に建築物件等にも波及してきております。また、その他の地域においても積極的な営業活動を展開すると共に、得意先でありますゼネコンやファブリケーターが請け負う建築物件等の受注状況は急速に改善してきており、鋼材の荷動きは回復しつつあります。このような状況から、鋼材の販売・加工事業につきましては特段の大型物件の受注等はないものの幅広く受注を頂いたことから、販売量・販売金額共に前年同期を大幅に上回る結果となりました。また、東京支社を中心とした鉄骨工事請負事業は、民間設備投資は小売業や医療施設等の非製造業を中心に持ち直しの動きが見られ、物件情報等は増加しており、他社との競合など厳しさは残るものの、長年の施工実績等から受注活動は堅調に推移しております。工事売上額につきましては、工事完成基準適用の中小物件は完成物件も多く売上高は増加したものの、工事進行基準適用の大型物件につきましては前期からの多くの物件が完成となり進捗が一段落したことから売上高は大幅な減少となりました。これらの結果から当連結会計年度の売上高は64,974百万円(前年同期比11.9%増)となりました。
収益面におきましては、販売量が順調に増加したことに加え、鋼材市況は期首より回復基調にある中、第3四半期連結会計期間において更なる鋼材価格の上昇となり収益率が改善いたしました。また、鉄骨工事請負事業におきましては、鉄骨加工単価は歴史的な低水準が続いておりましたが、建設現場での人材不足等が顕著となり、このところ急速に回復しております。このような状況にあって、前連結会計年度の受注物件には収益性の低い物件があったものの、当連結会計年度の受注物件は収益率が改善してきており、グループ各社のコスト削減の努力と相まって順調に推移いたしました。これらの結果から当連結会計年度の営業利益は1,965百万円(前年同期比1103.7%増)となりました。また、円安の進行から為替差益413百万円の発生等により経常利益は2,472百万円(前年同期比69.3%増)、当期純利益は2月に関東甲信地方の大雪により関東支店工場が被災したことから災害による損失408百万円を特別損失として計上したものの1,104百万円(前年同期比30.9%増)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 鋼材の販売・加工事業
鋼材の販売・加工事業は、政府の経済対策等から東日本大震災の復興は徐々に加速してきており、また、企業収益の改善や景気回復の期待感から設備投資に対するマインドにも変化が見られ、建築関連の民間設備投資は持ち直してきております。このような状況から鋼材の荷動きは活発となっており、販売量は前年同期を大幅に上回りました。また、販売金額につきましても、鋼材市況は当連結会計年度を通じ堅調に推移したことに加え、第3四半期連結会計期間においては急速な引き締まりを見せたことから大幅な増加となりました。当社主力のH形鋼は、従来からの建築向けに加え、土木向けの販売も好調に推移したことから、販売量・販売金額共に前年同期を大幅に上回りました。鋼板類は、敷き板の販売が好調だったことに加え、今期より製造販売を開始した100リブフラットデッキプレートが製造開始当初は低迷していたものの、第4四半期連結会計期間からは生産も大幅に伸び、従来製品との相乗効果も現れております。これらから販売量・販売金額共に前年同期を上回る事ができました。また、鋼管類は、ロール成形コラム、プレス成形コラム共に好調に推移したことから、販売量・販売金額共に前年同期を大幅に上回る結果となりました。以上の結果から、売上高は51,625百万円(前年同期比22.2%増)、営業利益は2,216百万円(前年同期比309.8%増)となりました。
② 鉄骨工事請負事業
鉄骨工事請負事業は、民間設備投資は回復の兆しを見せており、首都圏、関西圏及び中京圏の大都市を中心とした再開発や大型物件に加え、地方の中小物件にもようやく動きがみられるようになってまいりました。受注状況につきましては、受注件数は前期並みとなったものの、受注金額では上回っており順調に推移しております。売上高につきましては、工事進行基準適用の大型物件は前期受注の物件の多くが完成をむかえたことに加え、新規着工の伸び悩みから大幅な売上高の減少となったものの、工事完成基準適用の中小物件は、完成物件数、売上高共に前年同期から大幅な増加となりました。以上の結果から、売上高は13,029百万円(前年同期比16.4%減)となりました。また、収益につきましては、過去に受注した工事については採算割れの工事があったものの、第4四半期連結会計期間に完成をむかえた多くの工事はかなり収益も改善されたことから営業利益は54百万円(前年同期は営業損失184百万円)となりました。
③ その他
その他事業は、運送業の売上につきましては、グループ外の鉄骨製品輸送等が伸び大幅な増加となりました。また、収益につきましては、燃料費の高騰等はあるものの、仕事量の増加により大型車の稼働率上昇から大幅な増益となりました。また、倉庫業につきましては、売上高は堅調に推移し前年同期を上回りましたが、収益は若干前年同期を下回りました。以上の結果から売上高は319百万円(前年同期比18.7%増)、営業利益は86百万円(前年同期比204.7%増)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ384百万円減少し、当連結会計年度末には3,229百万円(前年同期比10.6%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は859百万円(前年同期は4,150百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,169百万円、仕入債務の増加額2,470百万円及び減価償却費666百万円がありましたが、売上債権の増加額4,298百万円が多額だった事に加え、未成工事受入金の減少額822百万円、その他流動資産の増加額531百万円及びたな卸資産の増加額328百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は434百万円(前年同期比33.0%増)となりました。これは主に、有形固定資産取得による支出713百万円及び有形固定資産の売却による収入268百万円に加え、保険積立金の払戻しによる収入等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は842百万円(前年同期は1,672百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の増加額1,100百万円と配当金の支払額180百万円及びリース債務の返済による支出等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01297] S1002BXD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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