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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10059A4

有価証券報告書抜粋 株式会社メニコン 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループにおける研究開発活動は、①瞳の安全を最優先に考えた信頼性の高い製品の開発と、②創造型開発企業として時代を先取りした独創的な製品の開発を基本方針として、創業以来活動を継続してまいりました。今後も社会に役立つ商品やサービスを世界に提供し続けることを目的に、安全哲学に基づいたより高い付加価値を有する新製品開発に向け、研究を日々積み重ねてまいります。
当社グループは、素材などの基材関連を研究開発する総合研究所、新たな生産技術を開発研究する技術研究所、そして瞳への安全性と製品の有効性を臨床評価する臨床研究所において研究開発を行っております。各機能が密接且つ有機的に連携しながら、素材開発から製造技術開発まで一貫したポリシーと、完成度の高い製品を開発できる体制下で推進されており、研究開発スタッフは200名であります。
なお、当連結会計年度における当グループが支出した研究開発費の総額は2,755,836千円であります。

セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

①コンタクトレンズ関連事業
現状コンタクトレンズ業界での主要課題は、急成長を続ける1日、あるいは2週間や1ヶ月単位の使い捨てコンタクトレンズへの対応であると認識しております。当社グループにおきましても、「マンスウエア」、「2WEEKメニコン プレミオ」、「Magic」と鋭意自社開発品の使い捨てコンタクトレンズの市場導入を継続的に進めていますが、今後の使い捨てコンタクトレンズの将来性を加味すれば、現ラインアップの付加価値を高め、品質面と収益面のさらなる改善が必須と考えています。特にここ数年は、ソフトコンタクトレンズでありながらハードコンタクトレンズ並みの酸素透過性を有するシリコーンハイドロゲル素材の製品導入が競合各社でも盛んに行われています。当社グループにおきましてもシリコーンハイドロゲル素材を用いました自社製コンタクトレンズである「2WEEKメニコン プレミオ」を2008年に発売致しました。こちらはグループの売上伸長に大きく貢献致しております。当社グループは同素材はまだまだ改良の余地があると考えており、自社の強みである材料開発メーカーとしてのノウハウと経験を十分に活かし、拡大する1日使い捨てコンタクトレンズ市場へのシリコーンハイドロゲル素材を用いた自社製コンタクトレンズの導入に向けて現在開発に取り組んでおります。当期末時点におきましては厚生労働省への製造販売承認申請中であり早期承認取得を目指すと共に各務原市に新たな生産工場を建設し早期市場導入を目指しております。一方、ソフトレンズのみならず、ハードレンズの新たなカテゴリーとして定期交換型終日装用ハードレンズを開発し、現在早期市場導入を目指しております。また、既に販売しております「2WEEKメニコン プレミオ」では、新たに紫外線吸収機能を付加した改良品や「Magic」につきましては、同製品を基に加工を施した様々な用途のレンズの開発を進めております。こちらも幅広い顧客ニーズに合わせた製品の多様化を目指しており、新規の顧客獲得に寄与することを想定しております。
当事業に係る研究開発費の金額は、2,738,099千円です。

②その他事業
環境バイオ事業では、コンタクトレンズ関連事業の研究から開発した稲わら分解促進剤である「アグリ革命」、たい肥化促進剤である「resQ45」などを市場展開しております。研究開発活動としては、たい肥化促進剤を従来の粉体に加え液体版の製品開発を進め新たな需要の獲得に取り組んでおります。また、環境資源問題にも未使用資源(食品残渣)を用いた飼料化の技術を生かし成果を上げております。具体的にはスターバックス コーヒー ジャパン㈱、三友プラントサービス㈱と3社にて共同事業に取り組み食品廃棄物の大半を占めていたコーヒーの豆粕を乳酸発酵させ長期保存可能な牛の飼料製造の技術を確立、実用化することに成功しました。
ライフサイエンス事業においては、不妊治療の際に使用する運動良好精子選別装置である「スパムソータクオリス」を販売しております。同装置は従来の体外受精の際に遠心分離による精子に対する物理的な衝撃やDNAの損傷などのリスクを低減するものであり米国FDAの認可も取得しております。また、当社が独自に開発したペプチドゲルを活用した三次元培養用スキャホールドである「パナセアゲル」を製品化すると共に新たな用途拡大に向けて研究開発を進めております。
当事業に係る研究開発費の金額は、17,736千円です。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31560] S10059A4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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