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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10022HL

有価証券報告書抜粋 株式会社CKサンエツ 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、アベノミクスによる金融緩和の影響で、為替市場での円安と株式市場での株高が定着しました。このため、当社グループの主要原料で国際相場商品である銅の国内建値は、高値のままに推移しました。
このような経済状況のもとで、当社グループ(当社及び連結子会社)は、収益構造の改善に注力しました。
まず、連結子会社サンエツ金属株式会社は、前連結会計年度に古河電気工業株式会社日光事業所から譲受した銅合金線製造設備を高岡工場へ移設して稼働を開始し、りん青銅線、コネクタ用四角線、錫リフローめっき線等高付加価値製品の生産・販売に注力しました。
次に、連結子会社サンエツ金属株式会社は、2013年6月30日に、日立電線株式会社の連結子会社である日立ケーブルプレシジョン株式会社から、日立市にある同社日立工場のめっき線事業を譲受し、サンエツ金属株式会社が従来から手掛けていた錫リフローめっき線の生産能力を増強するだけでなく、銀めっき線やニッケルめっき線など、各種の高付加価値めっき製品の生産を開始いたしました。
さらに、連結子会社シーケー金属株式会社は、富山県黒部市にあるJX金属黒部ガルバ株式会社が2013年9月30日をもって溶融亜鉛めっき事業から撤退したことから、同社が保有する溶融亜鉛めっき加工設備ならびに付帯する資産等を譲受しました。譲受した設備等は、同年10月1日以降、シーケー金属株式会社の溶融亜鉛めっき工場に移設し、生産能力を増強しております。
また、連結子会社サンエツ金属株式会社は、2014年4月1日に、大阪府堺市にある同業の日本伸銅株式会社との間で伸銅事業に関する業務提携契約を締結いたしました。
なお、当社は、各事業子会社の業容拡大に備えるため、サンエツ金属株式会社の砺波工場の隣地に多目的工場を建設いたしました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は576億52百万円(前年同期比19.8%増加)となりましたが、連結子会社サンエツ金属株式会社が、伸銅製品の問屋である株式会社曽束に対して保有する売上債権の回収の見込みが立たなくなったことなどにより、貸倒引当金繰入額を4億46百万円計上したため、営業利益は26億80百万円(同4.3%増加)となり、営業外収益に計上した原料相場のリスクヘッジのためのデリバティブ利益が1億17百万円(前年同期はデリバティブ損失1億33百万円)だったため、経常利益は29億88百万円(同15.3%増加)となりました。
当期純利益は、連結子会社シーケー金属株式会社が同社自己株式を取得したことにより、負ののれん発生益を特別利益として1億16百万円(前年同期は2億90百万円)計上し、また、連結子会社であるサンエツ金属株式会社が受給した国内立地推進事業費補助金など、補助金収入1億2百万円(前年同期は2億11百万円)を特別利益に計上したため、18億46百万円(同9.8%減少)となりました。

各セグメントの業績は、次のとおりであります。
①伸銅
伸銅事業では、販売量は過去最高の8万3,189トン(前年同期比9.7%増加)となり、売上高は484億1百万円(同22.4%増加)となりましたが、貸倒引当金繰入額が発生したため、セグメント損益は23億83百万円(同2.9%減少)のセグメント利益となりました。
②精密部品
精密部品事業では、売上高は41億35百万円(前年同期比6.1%増加)となり、セグメント損益は55百万円のセグメント利益(前年同期はセグメント損失77百万円)となりました。
③配管・鍍金
配管・鍍金事業では、北陸新幹線の駅舎や車両基地などの建設工事において、独自技術である鉛レス・カドミウムレスの環境対応溶融亜鉛鍍金を大量に受注したため、売上高は51億15百万円(前年同期比9.3%増加)となり、セグメント損益は1億10百万円のセグメント利益(同43.0%増加)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益を32億65百万円計上しましたが、有形固定資産の取得による支出等もあったことから、前連結会計年度末に比べ10億72百万円減少し、当連結会計年度末には5億89百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は6億67百万円(前年同期比28億82百万円収入の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益32億65百万円、減価償却費9億69百万円となったものの、売上債権の増加額が18億2百万円、たな卸資産の増加額が16億98百万円、法人税等の支払い14億12百万円などがあったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は21億65百万円(同13億29百万円支出の増加)となりました。これは主に有形固定資産の取得等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果調達した資金は3億87百万円(同18億37百万円収入の増加)となりました。これは主に自己株式の処分による収入が4億86百万円あったことなどによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01321] S10022HL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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