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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005SBA

有価証券報告書抜粋 カネコ種苗株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年5月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

本文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況」「1.連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。

(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度末の資産につきましては、440億88百万円で前年同期比33億14百万円(8.1%)増となりました。これは主に受取手形及び売掛金やたな卸資産の増加によるものであります。
負債につきましては、286億44百万円で前年同期比18億75百万円(7.0%)増となりました。これは主に支払手形及び買掛金の増加によるものであります。
なお、受取手形及び売掛金、たな卸資産、支払手形及び買掛金の増加は、売上高の伸長にスライドして増加したことが主要因であります。
純資産につきましては、154億43百万円で前年同期比14億39百万円(10.3%)増となりました。これは主に利益剰余金が利益計上により増加したことによるものであります。

(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「1.業績等の概要」の「(2)キャッシュ・フロー」の項目をご参照ください。

(4) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は587億81百万円で前年同期比22億76百万円(4.0%)増、売上総利益は90億55百万円で前年同期比5億29百万円(6.2%)増となりました。販売費及び一般管理費69億11百万円を差引いた営業利益は、21億43百万円で前年同期比3億32百万円(18.3%)増となりました。
売上高につきましては、施設材事業において、昨年2月の大雪で倒壊した農業用施設の復旧や、国の施策に沿った大規模次世代型施設園芸ハウス建設に伴い温室関連資材等の販売が大幅に増加いたしました。また、種苗事業において、種子生産作柄が改善したタマネギ種子が輸出・国内販売双方で、また、輸出でトマト、国内販売で新品種投入が軌道に乗ったニンジン・枝豆など各種子が売上伸長するなど、野菜種子関係が順調に推移したことにより増収となりました。
売上総利益については、上記の増収要因に伴い増加いたしました。
販売費及び一般管理費につきましては、前年同期比1億97百万円(2.9%)増となりました。人員増などによる人件費の増加や、売上増加に伴い運搬費等が増加したことなどによるものであります。
営業外損益につきましては前年同期と比べ大きな変動はなく、営業外収益が営業外費用を若干上回り、経常利益22億74百万円で前年同期比3億53百万円(18.4%)増となりました。
特別損益につきましては、多額の発生はありません。
当期純利益につきましては、13億66百万円で前年同期比2億24百万円(19.6%)増となりました。

なお、セグメント別の分析については、「1.業績等の概要」の「(1)業績」の項目をご参照ください。

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「3.対処すべき課題」「4.事業等のリスク」に記載のとおりであります。

(6) 経営戦略の現状と見通し
「ハイテクと国際化」を経営の基本方針とし、先進的な育種技術を駆使した新品種の開発や、生産・販売両面にわたる世界レベルでの事業展開、さらには、農業関連の総合企業及びグリーン事業のトータルプランナーとして農業及び園芸の発展に資することを通じ、社業の発展を図ることを重要な経営戦略と位置づけております。
ハイテク分野では、野菜・牧草・花きの各種子等において自社オリジナル品種の開発を行い、また、高品質・高付加価値の農産物生産と農作業の効率化・省力化を両立させる養液栽培プラントの研究などを行ってまいりました。
国際化の分野では、上記の品種開発で得られた野菜種子等の輸出に加え、生産面では、気象環境等が種子生産に適切で、またコストダウンが図れる採種地を求め生産委託先を海外に広げるなど、国際的な展開を進めております。
その成果として、種苗事業では、野菜種子において優位性が認められた自社オリジナル品種が、国内及び海外での販売に繋がり、また、牧草種子においては飼料用トウモロコシやイタリアンライグラスを中心とする飼料作物種子が、栄養繁殖性野菜においてはサツマイモやヤマノイモ等のウイルスフリー苗及び種イモが、国内販売で着実な成果をあげることで、それぞれ収益確保を牽引してまいりました。特に近年では、しっとりとしたなめらかな肉質と甘さが特長の“シルクスィート”サツマイモ苗が市場や消費者の評価が高く、当社のブランド力向上に貢献しております。花き事業では、トルコギキョウやスターチス・シヌアータ種苗などが営利栽培者向けに徐々に普及し、加えて、施設材事業において、長年の研究の甲斐あって、前期は東日本大震災で壊滅的な被害を受けたイチゴ産地の再建に、当社が開発した養液栽培プラントが採用されたことで、震災復興の一翼を担うなど、着実な成果をあげてまいりました。
また、農業関連の総合企業及びグリーン事業のトータルプランナーとして、農薬・農業資材・家庭園芸用品等の国内販売を行ってまいりました。需要家のニーズに応える営業体制を確保することなどで日本の農業の発展に貢献し、また園芸愛好家や家庭菜園需要に応え、業容の拡大と業績の向上を図っており、既に国内トップクラスの実績を確保しております。その成果として昨年2月の雪害により発生した関東甲信地域の農業用ハウスの倒壊被害に対し、当社の農業資材供給力がその復旧の一助となりました。さらに、昨年6月30日に熊本県熊本市所在で農薬の卸販売を主業とする前田農薬株式会社を子会社化し、農薬の販売を手掛ける農材事業の一層の業容拡大及びシェアアップによる競争力強化が見込まれます。
今後も上記の経営戦略を継続することにより、これまで同様、農業及び園芸の発展に貢献するとともに、社業の発展が実現できるものと考えております。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00004] S1005SBA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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