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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005SBA

有価証券報告書抜粋 カネコ種苗株式会社 業績等の概要 (2015年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の景気対策や金融政策の効果、円安等の恩恵もあり、輸出関連大企業を中心に企業業績は堅調に推移し、雇用・所得環境も改善傾向が続くなど、景気は緩やかな回復基調にあると思われる状況がみられております。しかしながら、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が発生したことや新興国の成長鈍化などのマイナス要因、また、好業績は大企業を中心としたものに留まり、経済社会全般では景気の堅調さは実感できないなど、格差が生じている状況であります。
また、国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、米価安や昨年2月に関東甲信地区で多くの農業用ハウスが倒壊するなどの甚大な被害をもたらした雪害の影響がいまだに残り、さらに、農業への影響が懸念される環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の結末への不安など、国内農業を取り巻く環境は厳しさや不透明感を増しております。
こうしたなか当社グループの業績は、施設材事業の業績が順調に推移したことなどにより、売上高587億81百万円で前年同期比22億76百万円(4.0%)の増収となり、利益面でも営業利益21億43百万円で前年同期比3億32百万円(18.3%)増、経常利益22億74百万円で前年同期比3億53百万円(18.4%)増、当期純利益13億66百万円で前年同期比2億24百万円(19.6%)増と増益となり、過去最高益となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

種苗事業
種苗事業においては、公共事業全般では増加傾向にあるなか、種子を使用する工種の減少に伴い緑化工事用種子の売上低迷があったものの、種子生産作柄が改善したタマネギ種子が輸出・国内販売双方で、また、輸出でトマト、国内販売で新品種投入が軌道に乗ったニンジン・枝豆など各種子が売上伸長するなど、野菜種子関係は順調に推移いたしました。加えて、ウイルスフリー種苗関係で、本格販売開始後間もないシルクスイートサツマ苗が好評で売上増となり、売上高71億21百万円で前年同期比2.2%の増収となりました。

花き事業
花き事業においては、家庭園芸肥料が販売競争の激化により売上減となったものの、家庭園芸農薬の積極的な営業活動による売上増や秋植え球根の新たな顧客獲得、またオリジナル野菜苗・花苗がホームセンターを中心に販売増となったことから、売上高98億99百万円で前年同期比3.3%の増収となりました。

農材事業
農材事業においては、農薬の販売が苦戦いたしました。昨年2月の雪害による農業用ハウス倒壊に伴い野菜等の作付が減少したことや、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動による受注減、また、米価の下落による防除意欲の低下、飼料米の増加による農薬使用量の減少により、特に水稲用除草剤及び殺虫殺菌剤の売上が低迷し、新たに前田農薬株式会社を子会社化したことによる増収効果はあったものの、売上高240億55百万円で前年同期比3.0%の減収となりました。

施設材事業
施設材事業においては、前期発生した震災復興に伴うイチゴ向け養液栽培プラントの需要が一巡したものの、昨年2月の大雪で倒壊した農業用施設の復旧や、国の施策に沿った大規模次世代型施設園芸ハウス建設に伴い温室関連資材等の販売が増加し、売上高173億42百万円で前年同期比17.2%の大幅増収となり、増益にも大きく貢献いたしました。

造園事業
売上高3億62百万円で前年同期比1.7%の増収となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して3億56百万円増加し、23億65百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、12億68百万円(前年同期比0.8%減)となりました。
これは主に、たな卸資産が12億76百万円、売上債権が9億71百万円増加したことや、法人税等を8億3百万円支払うなどで資金を使用したものの、税金等調整前当期純利益を22億62百万円計上及び仕入債務が16億29百万円増加、差入保証金が1億69百万円減少したことなどにより資金を獲得したことや、減価償却費を2億6百万円計上したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2億15百万円(前年同期比28.5%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出2億11百万円などによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、6億95百万円(前年同期比9.9%減)となりました。
これは主に、配当金の支払及び短期借入金の返済などによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00004] S1005SBA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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