有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054B2
中央発條株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、中長期に向けて、競争力を大幅に強化するための新技術・新製品の開発を積極的に進めております。なお、研究開発活動につきましては日本のみで行っておりますのでセグメント別の記載を省略し製品区分で記載をしております。
当連結会計年度における主な製品区分ごとの成果は以下のとおりであります。
シャシばね区分では、懸架コイルばね・スタビライザ・重ね板ばねともに、1個流しを基本としたコンパクトラインの更なる効率化及びロバスト性向上の為の技術開発に取り組んでおります。環境負荷低減の観点からも、塗装工程や一部の熱処理工程においてゼロ・エミッションを実現しております。これらコンパクトライン群は、国内および海外拠点の生産ラインへ随時展開されております。また、車両操安性向上に大きく寄与する横力制御懸架コイルについては、従来の冷間成形工法に加え、製品仕様や材料の選択肢を広げるべく熱間成形技術を新たに開発し、量産を開始しました。さらに、製品の小型化・軽量化と低コスト化のカーメーカーのニーズに対応すべく、高強度材料・強化処理法の開発、そして海外各拠点での現地材活用や海外材・国内材問わず廉価材料の積極的な調査と採用も引き続き行い、適材適所の体制を目指しております。
精密ばね区分では、安価な海外材や廉価材でも要求品質・要求性能が得られる設計を実現するために、設計素性向上活動を継続的に行ってきており、その活動の成果が収益改善として現れてきております。一方、新たな技術革新と低燃費技術関連や、安全技術関連に使用される新用途ばねの開発も多岐にわたり手掛けております。今年度は、新規分野の拡販として自動車メーカーの安全運転支援システムをサポートする新規アッセンブリ製品が新車種に搭載されました。来年度におきしても新規分野での新製品の量産化が計画されており、今後、精密ばね分野の拡販が期待されます。
ケーブル区分では、海外廉価材の活用と併せ、材料の伸線・熱処理等・材料加工の内製化を継続的に進めており、その量産効果も出てきております。また、海外事業においては、良品廉価な現地調達部品の活用とケーブル組付工程の自動化といった生産効率性を有した生産ラインにより、更なるビジネス拡大を目指しております。
その他区分では、当社コア技術応用の拡大をはかり新製品創出を積極的に進めております。建築用部品である窓開閉装置においては、省スペース・小型化ニーズに対応できる製品の拡充を進めております。新たな製品としては、重量シャッター関連製品の開発に取組み、各シャッターメーカー向けに製品の販売を開始しております。また、当社初のEV関連製品として、充電操作が簡便にできる「充電ケーブルリール」がカーメーカー純正オプションとして採用されました。今後も様々な製品を開発・提案するとともに、海外市場へも積極的に展開してまいります。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は3億円となっております。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01405] S10054B2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。