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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006GZR

有価証券報告書抜粋 株式会社マルマエ 事業の内容 (2015年8月期)


沿革メニュー従業員の状況

(1)事業の内容
(事業の内容)
当社の事業の内容は、半導体・FPD(※1)等の製造装置に使用される真空チャンバーや電極等の真空部品の製造を行う精密切削加工事業の単一セグメントであります。
当社は、1965年の創業以来、タンク製造及び配管等の溶接事業を主な事業としておりましたが、1997年9月、当社代表取締役社長である前田俊一が経営していたオートバイのレース用部品製造を主たる事業とする個人企業“T'sM'sR&D”の事業を当社が引継ぎ、R&D事業部を設置いたしました。当社ではR&D事業部の設置を起点として精密加工部品を製造する切削加工事業へ転換いたしました。
当社では、その後、オートバイのレース用部品、発電所用蒸気タービン部品、防衛庁向け部品、医療装置部品、産業用ロボット部品、半導体製造装置関連部品、FPD製造装置関連部品及び太陽電池製造装置関連部品へ展開してまいりました。現在は、主に半導体製造装置とFPD製造装置に使用される、チャンバーや電極等の真空部品の製造が主力となっております。これらの真空製品に要求される品質やコストは日々厳しさが増しており、対応できるメーカーが限られている状況です。
当社の成長を支えてきた加工技術力は、同業他社に無い独創的技術力等の「強み」を持つことで、時間短縮を行ったり、他社が作り得ない製品の受注を可能とすることで受注を生み出してまいりました。
(製品分野)
①半導体製造装置関連部品
用途:半導体製造装置及び検査装置を構成する真空部品です。
特徴:半導体関連製造装置部品は、製造装置及び検査装置を構成する真空部品の中でも形状が複雑で非常に歪み易い部品、微細な傷さえも許容されない高品位な部品、高い平面度が要求されるアルミ他多種金属部品です。
②FPD製造装置関連部品
用途:液晶及びプラズマディスプレイパネル製造装置及び検査装置を構成する真空部品とその組み立てです。
特徴:チャンバーと呼ばれる耐真空容器や電極と呼ばれるチャンバー内蔵物を製造しております。これらの真空部品は部品サイズが大きく(第8世代(※2)のチャンバーでは大きさは、約3.3m角×高さ約1mであります。)、形状が複雑で非常に歪み易く、かつ厳しい平面度が要求されるアルミ製部品です。
③その他の分野
用途:太陽電池製造装置関連部品、発電所用タービンブレード、オートバイのレース用部品、光学関連(カメラ・顕微鏡)・医療装置などの産業用装置部品、水質浄化装置部品などを製造しております。
特徴:各分野の最終製品を構成する部品のなかでも、複雑な形状や高い平面度が必要であるなど歪みの少なさが要求される部品、あるいは溶接や表面処理を含む多工程が必要な部品などで、アルミ他各種金属製の部品です。
(安定的生産の取り組み)
半導体製造装置用及びFPD製造装置用の消耗部品の受注にも注力しており、当該業界の設備投資動向に左右されにくい生産体制の構築に取り組んでおります。
(生産拠点及び製造設備)
当社は、鹿児島県出水市及び埼玉県朝霞市に生産拠点があり、2015年8月31日現在マシニングセンタ(※3)36台、NC旋盤(※4)10台及びその他8台の合計54台の切削機械装置を保有しております。
(製造技術・ノウハウ)
当社は、現在までの多分野の部品製造によって蓄積された切削手順に関するノウハウ並びにCAD/CAM(※5)にデータとして蓄積された使用工具種類、切削回転数及び切削速度等に関する切削条件ノウハウを使用することにより、マシニングセンタ及びNC旋盤等の切削機械装置で効率的な各種部品製造を行っております。
また、当社では、CAD/CAMの活用によりプログラミング時間を短縮するとともに、最高毎分20,000回転という高速・高精度マシニングセンタ群を駆使することにより、高速切削と高能率加工が可能であります。
(生産面の特徴)
当社が特に得意とする分野は、歪みがあってはならない部品、複雑な形状をした部品、高い精度を要求される大型部品、技術的に難易度の高い部品などであります。
現在、半導体製造装置関連部品も同様に製造装置メーカーを通じて、半導体製造工場に納品され、また、当社が製造する主なFPD製造装置関連部品は、FPD製造装置に組み込まれ、製造装置メーカーを通じて液晶製造工場に納品されております。
※1 FPD ………Flat Panel Displayの略で薄型テレビの総称。
※2 第7世代 ………約1,800mm×2,200mmのサイズのガラス基板。
第8世代 ………約2,200mm×2,500mmのサイズのガラス基板。
第9世代 ………約2,400mm×2,800mmのサイズのガラス基板。
第10世代 ………約2,900mm×3,100mmのサイズのガラス基板。
※3 マシニングセンタ………自動工具交換機能を持ち、回転する工具によって工作物を切削する工作機械。
※4 NC旋盤 ………旋盤は、回転している材料に刃物を当てて、円柱や円筒形状の部品を削る工作機械です。NC旋盤の"NC"とは、"Numerical Control(数値制御)"の略であり、数値制御によって操作される旋盤であります。
※5 CAD/CAM ………Computer Aided Design / Computer Aided Manufacturingの略であり、設計/生産活動のためのプログラムをコンピュータにより支援するものです。2.5次元CAD/CAMでは、平面図に高さの情報を加えるだけで簡単な立体表示・加工プログラミングを行うことができます。3次元CAD/CAMでは、複雑な3次元形状の製品の回転表示や加工プログラミングを行うことができます。
(2)事業系統図
当社事業の系統図は以下のとおりであります。
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沿革従業員の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01465] S1006GZR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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