株式会社ＴＡＫＩＳＡＷＡ 研究開発活動 (2015年3月期)

当社及び連結子会社は、NC(数値制御)工作機械の多様化したユーザーニーズ(高速化、高精度化、高機能化、複合化、自動化、低価格化)に対応すべく新製品の開発、新仕様の開発を行っております。
当連結会計年度の研究開発活動は、当社の技術部及び台灣瀧澤科技股フン有限公司の研究開発部により推進されており、研究開発費総額は619百万円であります。

セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
①日本
当社では、自動化のニーズの広がりに答え、小型軽量部品加工と非切削時間短縮に対応した高速ツインガントリーローダー付5インチ平行2主軸CNC旋盤TT-500Gを開発しました。アメリカ、ヨーロッパを中心とした複合加工機市場向けに8インチY軸付複合CNC旋盤TS-3000YS(対向2主軸仕様)とTS-3000Y(NC心押し台仕様)を開発し、TSシリーズのラインナップの充実を図りました。
また、国内外のメーカーとの競争が厳しい8インチCNC旋盤市場での販売力を強化するためにTCN-2100とそのラインナップとしてTCN-2600を、ピストン加工の高速・高精度度化のためにリニアモータ採用のY軸ユニットを搭載した立型ピストン加工機TPS-V1000の開発を進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の研究開発費は410百万円となりました。
②アジア
台灣瀧澤科技股フン有限公司においては、欧州向けに立型旋盤VTL-1100を、米国向けにLS-1100L20、LA-350、LA-450の開発を進め、量産体制へ移行しました。
プリント基板ドリル穴明機につきましては、20万回転の主軸を搭載したUB-6022HL-30の開発を進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の研究開発費は208百万円となりました。