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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005727

有価証券報告書抜粋 株式会社ソディック 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税後に落ち込みが見られましたが、政府による経済政策等の影響により緩やかな回復基調にあります。世界経済においては、米国経済は雇用環境の改善等により堅調に推移しましたが、欧州は国ごとに濃淡があり、ロシア・ウクライナ情勢の影響から依然として景気回復は緩慢な状況にあります。また、中国は倹約令による個人消費の落ち込み等もあり景気はやや減速傾向にあります。
工作機械業界につきましては、国内では政府の補助金等の影響により企業の設備投資マインドは回復に向かっています。海外でも北米での自動車関連の需要や中国でのスマートフォン向けの需要が好調に推移しました。当社グループにおいては、国内では自動車関連やコネクタ関連からの需要が堅調に推移しました。また、北米や欧州での自動車、航空機、医療機器分野の受注が引き続き好調で、中華圏においてもスマートフォン関連の受注が順調に推移しました。
このような状況の下、当社グループは9月に米国シカゴにおいて開催されたIMTS2014や10月に東京で開催されたJIMTOF2014など国際的な工作機械見本市に、放電加工機をはじめとする多様な製品を出展し、積極的な営業活動を行いました。JIMTOF2014においては、近年注目を集めている金属3Dプリンタ「OPM250L」を初披露致しました。この金属3Dプリンタは金属粉末をレーザー光で溶融し積層した後、マシニングセンタで仕上げ加工を繰り返すことで、今までの加工機では実現できなかった三次元冷却配管のような複雑な形状を備えた金型作りが可能となります。さらに当社グループではCAD・CAMから放電加工機、マシニングセンタさらには射出成形機まで、全工程に対応できるワンストップソリューションにより、お客様のトラブルにも迅速かつ適切に対応し、新しいものづくりを提案していきます。また、2015年1月に福井のサービスビューロを開設し、お客様からの受託加工を行っております。また、東京ショールームを開設し、実際にお客様に金属3Dプリンタをもちいた最新のものづくりを体験できる場を設けています。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は前年同期比61億90百万円増(10.9%増)の630億90百万円となりました。また利益面では、営業利益は前年同期比22億40百万円増(84.5%増)の48億91百万円、経常利益は前年同期比17億61百万円増(45.3%増)の56億47百万円、当期純利益は前年同期比6億44百万円減(15.4%減)の35億50百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
工作機械事業 …工作機械事業は、主に放電加工機の製造・販売、その保守サービスや消耗品の販売を行っております。工作機械の設備投資需要は、国内においては期初の消費税引き上げ後の落ち込みから持ち直しつつある中、政府による補助金等の設備投資推進策により増加基調にあります。特に自動車及びコネクタ関連を中心に受注が堅調に推移しました。海外市場は、北米地域では引き続き自動車、航空機、医療機器関連からの需要が順調に推移しております。欧州は、ロシア経済の悪化等マイナス要素はあるものの、総じて自動車や航空機分野で好調を維持しています。アジアにおいては、特に中国では成長率の鈍化が懸念されますが、スマートフォンやコネクタ関連で順調な設備投資需要が見られました。上記の結果、当事業の売上高は前連結会計年度比59億47百万円増(14.6%増)の467億83百万円となりました。
産業機械事業 …産業機械事業では、国内では引き続き自動車関連やスマートフォン関連で高付加価値部品向け成形機の需要が順調に推移しました。しかし、初期生産コスト高及びアジア圏などでの低価格機種の販売増加により利益率は低下いたしました。上記の結果、当事業の売上高は前連結会計年度比2億55百万円減(3.0%減)の81億89百万円となりました。
食品機械事業 …食品機械事業は、各種製麺機、麺製造プラントなどの開発・製造を行っております。当事業の主要市場である日本国内においては、コンビニエンスストアやスーパーから麺の製造品質を向上させることにより、さらに機械の需要が見込まれ、海外においても日本食ブームの影響により、特に中華圏において、常温保存が可能なロングライフ麺の製造装置の需要が広がりつつあります。しかし今期に見込んでいた一部大型案件における納期延期の影響により、当事業の売上高は前連結会計年度比7億47百万円減(21.1%減)の27億90百万円となりました。
その他 …その他は、精密コネクタなどの受注生産を行う精密金型・精密成形事業、リニアモータやセラミックス部材など独自の技術を活かした製品及びLED照明機器の開発・製造販売を行う要素技術事業、放電加工機、マシニングセンタ及び射出成形機などのリース事業から構成されております。当連結会計年度においては、リニアモータ、セラミックス部材の外販が引き続き好調に推移しました。上記の結果、当事業の売上高は前連結会計年度比12億46百万円増(30.5%増)の53億26百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、以下のキャッシュ・フローの増減により、前連結会計年度末に比べ37億48百万円増加(前年同期比15.9%増)し、当連結会計年度末の残高は273億96百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、82億98百万円(前連結会計年度は55億77百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益51億29百万円、仕入債務の増加14億81百万円等の増加要因によるものですが、たな卸資産の増加12億36百万円で一部相殺されています。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1億44百万円(前連結会計年度は41億81百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出16億59百万円によるものですが、投資有価証券の売却による収入が10億21百万円で一部相殺されています。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、52億43百万円(前連結会計年度は36億96百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出105億42百万円、配当金の支払による支出7億4百万円によるものですが、長期借入れによる収入が70億円で一部相殺されています。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01504] S1005727)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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