株式会社豊田自動織機 研究開発活動 (2015年3月期)

当社グループは、連結財務諸表提出会社を中心として、「魅力ある新商品の開発」という考えのもとに、年々高度化・多様化する市場のニーズを先取りし、お客様の満足が得られるよう、先進技術を導入した積極的な新商品開発を進めております。その主な活動は、現在の事業分野および周辺事業分野での開発・改良であります。
具体的な取り組みとしましては、3E(Environment, Ecology & Energy)をキーワードに、省エネルギーや電動化、軽量化などに貢献する要素技術に磨きをかけ、それらを主力事業である自動車および産業車両の新商品に展開しております。
当連結会計年度における当社グループの研究開発費は47,785百万円であります。セグメントごとの主な内訳は次のとおりであります。
自動車セグメントにおきましては、新型ディーゼルエンジンやターボチャージャー、高効率な可変容量型コンプレッサー、小型車・軽自動車向けの固定容量型コンプレッサー、ハイブリッド車向けの電動コンプレッサー、トヨタ自動車株式会社の燃料電池車「MIRAI」向けの重要コンポーネント、主にハイブリッド車向けの電源機器などの開発に取り組みました。
産業車両セグメントにおきましては、エネルギー効率を高めた電動フォークリフトトラックやエンジンフォークリフトトラック、次世代フォークリフトトラックなどの開発に取り組みました。
これらセグメント別の研究開発費は、自動車セグメントが25,955百万円、産業車両セグメントが16,691百万円、繊維機械セグメントが4,374百万円、その他のセグメントが764百万円であります。