有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054TN
株式会社加地テック 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社は「技術に立脚し社会が求める優れた商品を提供する」ことを基本理念とするとともに、環境問題・社会要請などにも応えるべく以下のような研究開発に取組んでおります。当事業年度の試験研究費の総額は87百万円であります。
当事業年度においては、『水素ステーション用一括昇圧型水素圧縮機』(商品名HyKom340)を3箇所の水素ステーションに納入しました。納入後の順調な運転確認を経て、予定通りに水素ステーションの営業が開始されました。事業者をはじめ水素ステーション関係者や燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)業界より、当社商品の品質に対して好評価を得ることができました。
当社は、次世代環境対応車の本命とされるFCVの本格普及を見据え、商用型水素ステーション用圧縮機の開発に取り組んできました。2013年度には、大容量の水素燃料を直接FCVに充填する『ブースター型』の超高圧水素圧縮機を開発し、耐久性などの検証試験を行いました。この開発から得た知見などに基づくHyKom340は、単独で低圧から82MPaの超高圧まで昇圧する『一括昇圧型』商用機であり、この商品の市場投入はFCV普及の一翼を担って行くものと確信しています。
HyKom340は、商品出荷前の試運転において、実ガスである水素ガスを使用して性能確認やガス漏れ検査を実施するなど、品質管理を強化することでFCV燃料充填装置に対する厳しい要求を満足しております。市場投入の成功によって得られた経験・各種情報に基づき、更なるコンパクト化やコストダウンなど量産化に向けた改善に反映させています。
今後、FCVは航続距離を延ばすため、水素燃料の充填圧力を現在の70MPaから87.5MPaに高圧化するとも言われています。当社は、このニーズを捉え、圧縮機の大容量化を実現する商品もラインナップに加える予定である他、水素ステーションに必要な蓄圧器(高圧ガス容器で構成、圧縮水素ガスを貯蔵)や冷凍機(FCVに充填する水素ガスを冷却)などの設備を圧縮機と組合せた『パッケージ型』にも対応しています。
当社は、水素ステーション以外にも、成長分野市場が求める商品の開発と市場投入を実現するため、そのベースとなる高圧技術・環境対応技術の基礎研究や改良開発を継続するとともに、天然ガス自動車の燃料充填用圧縮機など、既存商品の更なる耐久性向上や各種産業ガス用圧縮機の高効率化・省エネ化に向けての開発・改良を進めております。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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