シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005419

有価証券報告書抜粋 レイズネクスト株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループの研究開発活動は、総合プラントメンテナンス企業として更なる成長に向けて、製造設備のメンテナンスサービスに関する施工方法や管理方法などの業務効率化を目的に安全性や品質の向上、労務費や社外流出コストの適正化、および工程の最適化について顧客に満足していただけるテーマを選択し取り組んでおります。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は66,836千円(消費税等は含まない)で、主な取り組みは次のとおりであります。

(1) メンテナンスの施工技術分野
メンテナンスにおける施工分野については、主に既存技術の付加価値向上を目的として取り組みました。
一つは、今後、活発化すると予想される改造改修工事向けの技術です。配管工事において、既に確立した「SPC_CARBER™」工法のアイソレーション技術と組み合わせた無火気配管切断工法についての導入開発を進めています。2015年度中には技術として確立できる予定であります。
次に、メンテナンス作業において特に高度な技量が要求される熱交換器のチューブバンドル抜出作業において、既に使用されている海外製ハイドロエキストラクターを日本の設備事情に合った形にカスタマイズして導入する開発を進めました。
またプラントの高経年化への対策技術として、マグネシウム合金を利用して防食する技術「SPCマグネラップ」について、石油精製・石油化学を中心とする業界向けに独占実施契約を取得し非常に効果の高い腐食対策技術を提供しております。
施工技術に関する研究開発や技術導入は弊社の付加価値として位置づけ、技術力の強化の重点施策として今後も様々な技術で顧客満足度に貢献して参ります。
(2) メンテナンスの管理技術分野
管理技術については、主に施工管理業務におけるICT化を推進しています。繰り返し利用される情報を一元化することにより業務を効率化し、現場管理時間を増加させることを目的として取り組みました。
一つは、一昨年より継続していた進捗・情報共有化ツールSPIRIT™ (SHINKOPLANTECH, Progress, Information, Reschedule & Interactive Tool)について、主要顧客の定修工事の約70%に導入・活用し、顧客から一定の評価を頂くことで、他社元請会社へも使用させるといったスタンダード化の動きも始まっています。
次に弊社のCMMS(Computerized Maintenance Management System)の更新にあたり、顧客へのメンテナンス情報の提供など将来的な動きを見据えたCMMSの開発にも着手しました。
また、継続していた3D-CADデータの施工管理業務への有効活用については、システム開発を完了し、3D-CADを使用していない工事にまで導入を始めています。これに関連して、現場の状況を図面化する技術である3Dスキャニング技術について、現場計測から3D図面化までを自動化すべくソフトウエアの開発も進めています。
これらの管理技術の開発は、顧客満足は当然のことながら、当社としても業務効率化による残業時間の削減および新たなメンテナンス体系の実現に向けた取り組みとして継続的に推進して参ります。
(3) その他の技術分野
弊社の所有技術であるVOC/VRUについて、顧客の協力の下、高性能化に向けて実機での改造や検証作業を行い一定の成果を得る事が出来ました。その結果、新たなベーパー回収装置の受注や海外での営業展開に結びつけることが出来ました。
また、球形タンクの鋼管ブレース構造の耐震補強対策について、モルタル充填による無火気補強工法を確立する事ができ特許出願しました。
更に現場力を活かした改善提案制度を発展させるために、現場から挙がった多くのアイデアから即効性や効果の高い技術を数件抽出し、具現化、更に汎用化し各現場へ展開することで顧客満足へ繋げる取り組みを進めました。
これら試験研究テーマの選定にあたっては、石油精製及び石油化学マーケットの縮小予想に伴う競争市場での勝ち残りやガス事業及び食品など新規分野への参入のきっかけとなるような付加価値の高い技術やサービスを意識し、国内はもとより欧州や米国などの国外も視野に入れ継続して市場調査を行っております。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01577] S1005419)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。