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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005BKE

有価証券報告書抜粋 株式会社北川鉄工所 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動は、当社が中心となって、常に市場の要求に対応した性能と価格を備えた製品を提供することを目的に、各事業部門の技術部門において既存製品の改良及び関連製品の開発を中心に行っております。
当連結会計年度は、開発本部では、既存事業分野に投入する為の新商品や、新事業分野の商品について、調査、企画、研究及び開発を行いました。
前連結会計年度に科学技術振興機構(JST)の委託研究開発テーマに採択されました、除染土壌の放射能濃度を正確に測定する装置の開発を2015年9月完了予定で進めております。
また前連結会計年度より引続き、摩擦接合装置及び摩擦接合技術を活用した輸送機器部品や医療機器部品の研究開発に取り組みました。その他、新素材関連や独自機械要素技術の研究開発に取り組んでおります。これらの自社開発した技術を活用して、コンパクト化や高速化を図った工作機械器具の研究開発を進めると共に、一部は市場に販売を開始しました。

新事業分野への取り組みとして、細胞培養装置関連の開発を進めており、医薬関連機関との協力関係拡大に努めるとともに、再生医療機器に対応できる新技術の獲得に注力して参ります。
当連結会計年度における研究開発費の総額は 508百万円であり、セグメントの主な研究開発活動の内容は、次のとおりであります。なお、開発本部で行っている各セグメントに配分できない基礎研究費用 272百万円が含まれております。

金属素形材事業
当連結会計年度は、自動車用鋳物部品の生産変動への対応の為、生産能力向上を目指し開発を進めておりました、立体型方案の実用化による取個数のアップについて研究が完了し、翌連結会計年度より量産に適用します。
自動車の排気系耐熱材料については前連結会計年度に引続き、従来のディーゼル車向けから更に高温の耐熱性能が要求されるガソリン車に搭載可能にする為、独自の材料の基本性能確認と製造プロセスの調査研究を進めております。
また、ロストワックス精密鋳造製品においては、薄肉製品への対応のため、減圧を利用した鋳造法についての研究に取り組みました。その結果、減圧条件と鋳物の健全性に関する知見を得られました。翌連結会計年度も最適減圧条件を探索するとともに、具現化のために生産形態の調査研究を継続します。
その他新しい取組として、内部に複雑な回路形状を有する鋳物の生産を可能にするため、現在の当社の事業領域にない複雑な形状の鋳物の量産化の課題解決に向けて、その製造技術の研究開発を始めました。
当事業に係る研究開発費は 31百万円であります。

工作機器事業
当連結会計年度は、旋盤用チャック関連では、チャックの3つのジョーを同時に自動で交換する、面盤交換式オートジョーチェンジ(AJC)システムを開発し、2014年9月に米国・シカゴ市で開催された国際工作機械見本市IMTS2014、及び2014年10月に東京で開催された国際工作機械見本市JIMTOF2014へ出展しました。
NC円テーブル関連では、コンパクトに設計された傾斜NC円テーブルTT200、減速機構にローラーギヤカムを採用し回転速度とメンテナンス性に優れる傾斜NC円テーブルRKT180を開発し、同じくJIMTOF2014へ出展しました。これらは順次発売を予定しております。
当事業に係る研究開発費は 122百万円であります。

産業機械事業
当連結会計年度は、東日本大震災復興に向けた取組みとして、福島県内の汚染瓦礫焼却灰の固化処理プラントの開発を行い市場に投入し、復興に貢献して参りました。
前連結会計年度に引き続きその他環境関連設備で今後増加が予測されるバイオマス発電の燃料製造用機器や、燃焼後の灰処理設備等、前後の行程の機器をターゲットとして開発を進めました。補助金を利用したトヨタ自動車との共同研究開発では東南アジアでの草本系バイオマスペレット燃料製造設備の開発を行っており、翌連結会計年度はインドネシアでの実証試験を予定しております。また新たな事業領域の開拓を目指し開発した、粉体業界向け高速回転ミキサーは客先評価試験を行い精密混合、機能性粒子分野で評価されております。
既存事業の製品に付きましても、コンクリートプラント用の新型操作盤を開発し市場投入したほか、繊維補強コンクリートのポリプロピレン安定供給装置の開発や、建築用クライミングクレーン「ビルマン」30tmクラスの機種JCL055SKの開発等に取り組んで参りました。
当事業に係る研究開発費は 82百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01584] S1005BKE)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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