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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10050XF

有価証券報告書抜粋 日立建機株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結グループは、品質・信頼性の向上を基本として、新技術、新製品の早期開発を積極的に推進しています。研究開発は、研究本部の技術開発センタを主体に、開発、生産・調達及び品質保証本部内の各事業部及びグループ会社の設計・製造・検査部門の研究開発従事者をもって取り組み、緊密な連携を取りながら、研究開発を推進しています。また、開発技術分野に応じて、株式会社日立製作所、国内外の大学、国公立研究所との共同研究、依頼研究をとおして、人財育成を図りながら、高度な研究開発を行っています。
当連結会計年度の研究開発費は、建設機械事業178億4千3百万円です。
研究開発活動は、以下のとおりです。
基軸製品である油圧ショベル、超大型ショベルに加え、ミニショベル、ホイールローダ、クレーン等において、次期排ガス規制に対応する技術開発を進めているほか、「低炭素」をキーワードに、クリーン化、省エネルギー化を考慮した製品開発を進めています。
特に、建設機械の電動化は、日立グループのエレクトロニクス技術を活用し、精力的に推進しています。
これまでに、ZH200ハイブリッド油圧ショベルを市場投入し、「ハイブリッド+(プラス)」を基本コンセプトとし、後継機ハイブリッド油圧ショベルZH200-5Bを発売しています。2014年6月には、ハイブリッドシステムを搭載したホイールローダZW220HYB-5Bを開発しました。搭載しているハイブリッドシステムは、ディーゼルエンジンで発電機を駆動し、発電された電気を走行電動モータに供給する構造です。そのため従来に比べて動力伝達のエネルギーロスが大幅に低減されています。
マイニング向けダンプトラックの製品ラインナップを拡充し、2014年12月にEH3500AC-3、EH4000AC-3を発売しました。AC駆動方式に加えて、車体のスリップやタイヤのロック、前後方向の揺れ、ステアリング時の横滑りを緩和する、「車体安定化制御技術」を採用しています。本技術は、このたび、日本機械学会が主催する「2014年度日本機械学会賞(技術)」を受賞しています。
新たな建設機械の潮流である情報・ロボット技術関連では、機械の作業効率の向上、お客様の施工・管理コスト低減を目的とした機械の予防保全、施工支援システムの研究開発を推進しています。安全性向上に向けては、クラリオン株式会社と共同開発を進めてきた“全周囲安全確認支援装置”を製品化し、更に、鉱山操業効率化に向けて、ダンプトラックの自律運転に関する各種技術を開発し、提供していきます。自律運転は車両に搭載した各種車体制御システムと管制システムを通信技術でつなぎ、走行や荷の積み下ろし等、鉱山現場で必要な作業を運転手が乗っていない状態でも可能にするものです。実用化に向けて、オーストラリアにて試験に取り組んでいます。
今後も人間尊重とお客様の立場に立ち、振動・騒音低減、安全性向上、オペレータ負荷低減等の技術開発、その他にも生産性・品質向上や原価低減のための基盤技術開発を行い、圧倒的な製品力を持つ建設機械の提供を推進していきます。


当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
油圧ショベル ZX120-5B
後方超小旋回型油圧ショベル ZX135US-5B、ZX17U-5A、ZX75US-5B
ホイールローダ ZW100-5B、ZW120-5B、ZW80-5B
タイヤローラ ZC220P-5
小型締め固め機械 ZV60PFL
マカダムローラ ZC125M-5
超小旋回型油圧ショベル ZX75UR-5B
リジッドダンプトラック EH3500AC-3、EH4000AC-3


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01585] S10050XF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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