有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10071BS
株式会社不二越 研究開発活動 (2015年11月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは「成長企業への挑戦、夢をかなえるものづくり企業をめざす」という長期ビジョンのもと、商品・技術の連環を強め、独自性の高い技術開発で社会の発展に貢献し、顧客から選ばれる企業を目指しております。
中期的には新興国のニーズに合った商品開発の推進と、新しい市場や新しい部位、ボリュームゾーンに向けた新商品の開発に取り組んでおります。
開発体制としては、既存商品の改良・開発を各事業部がとり組み、新商品・新規事業創出のための開発を技術開発部がとり組んでおります。技術開発部は、新規開発テーマの発掘から基礎技術および新商品の開発を行なっております。
また、カスタマーやサプライヤー、産学との共同開発を推進し、当社の技術シーズを補完し、開発のスピードアップを図っております。
これらの活動に伴う当連結会計年度の研究開発費は、機械工具事業で20億92百万円、部品事業で16億91百万円、その他の事業で4億87百万円となり、総額で42億71百万円となりました。
当連結会計年度の主な活動状況および開発成果は次のとおりであります。
(1)機械工具事業
工具は、米国を中心に堅調に推移する自動車分野、需要拡大が著しい航空機分野向けに商材拡大や、新しい加工法の提案、エンジニアリング事業の展開で受注、シェアの拡大を図っております。
ラウンドツールは新タップシリーズ「SGタップ」「Nタップ」を発売いたしました。超硬ドリルとタップの組み合わせで最適な穴あけ加工方法を提案し、自動車・航空機・機械部品加工において安定性の向上、コスト低減に貢献いたしました。
精密工具では、歯車加工における生産性の飛躍的な向上を実現した超高速加工用ホブ「FMH-SVホブ」の寿命の安定性が好評で、自動車部品分野を中心に採用拡大しております。
工作機械は、機械・工具の双方を提供できる世界でも類のないメーカーである特徴を活かし、国内外の自動車市場の需要に向けて、高精度・高能率加工や省エネ・省スペース化に取り組んでおります。北米市場向けにCNCブローチ盤「HXシリーズ」を展開、また、表面仕上げ機(パワーフィニッシャ)のモデルチェンジと加工対象を広げる用途展開を進めてまいりました。さらに市場ニーズに応えるべく、加工技術を活かした複合加工機の開発を進めております。
ロボットは、世界最速・軽量コンパクトロボット「MZ04-CDF」を発売いたしました。高い基本性能と幅広い適用性という特長を活かして、人件費の高騰、労働人口の減少や少子高齢化がすすむなかで、各種加工・小物搬送・組立・箱詰・梱包など自動車・産機分野だけでなく、電機・電子、食品、化学など幅広い分野のロボット化・自動化に貢献します。
(2)部品事業
ベアリングは、産業機械分野向けで、自動調心ころ軸受の性能(耐アキシアル荷重性、低昇温性、高速性)向上、スラスト自動調心ころ軸受の性能(低昇温性、高速性)向上を図り、EXQシリーズ(自動調心ころ軸受)、EXS1シリーズ(スラスト自動調心ころ軸受)を市場に投入し、産業機械の信頼性向上に貢献しております。また、自動車分野向けでは、海外工場の生産性向上とコストダウン要求への対応として、海外材料の評価を実施してきており、海外材料を採用した軸受の生産を開始しております。
油圧は、工作機械などの産機用油圧ポンプと電動機をコンパクトに一体化した「ユニポンプ」の改良を行い、高効率(IE3)モータを採用することにより、保圧状態で従来比最大12%の省エネを実現しました。4月から発売を開始し、機械の消費電力削減に貢献しております。引き続き、環境規制への対応を進めまいります。建設機械向けには、顧客ニーズに対応しながら、9tまでのミディショベル向け走行、旋回モータなどのシェア拡大が出来ました。引き続き、コンパクトショベル用商品の開発、ミニショベル用商品の改良を行い、成長するコンパクトショベル向け商品の受注拡大に取り組んでまいります。
カーハイドロリクスは、自動車自動変速機市場向けに新商品としてアイドルストップに対応した、発進補助用の大流量ノンリークバルブを開発し、2017年モデルの自動変速機へ採用が決定されました。比例弁については低コスト品の量産設計を進め、2018年モデルへの投入準備を進めています。また、新たに取組んだターボエンジン用バルブなど、自動変速機以外への取組の強化を進めています。
(3)その他の事業
マテリアルは、環境対応型次世代自動車に要求される高強度高耐食ステンレス鋼EXEO-CR20を商品化いたしました。これは高い引張り強度に加え、従来材種では達成できなかった優れた耐食性を兼ね備えた材料であり、当該業界で高い評価を得ております。
中期的には新興国のニーズに合った商品開発の推進と、新しい市場や新しい部位、ボリュームゾーンに向けた新商品の開発に取り組んでおります。
開発体制としては、既存商品の改良・開発を各事業部がとり組み、新商品・新規事業創出のための開発を技術開発部がとり組んでおります。技術開発部は、新規開発テーマの発掘から基礎技術および新商品の開発を行なっております。
また、カスタマーやサプライヤー、産学との共同開発を推進し、当社の技術シーズを補完し、開発のスピードアップを図っております。
これらの活動に伴う当連結会計年度の研究開発費は、機械工具事業で20億92百万円、部品事業で16億91百万円、その他の事業で4億87百万円となり、総額で42億71百万円となりました。
当連結会計年度の主な活動状況および開発成果は次のとおりであります。
(1)機械工具事業
工具は、米国を中心に堅調に推移する自動車分野、需要拡大が著しい航空機分野向けに商材拡大や、新しい加工法の提案、エンジニアリング事業の展開で受注、シェアの拡大を図っております。
ラウンドツールは新タップシリーズ「SGタップ」「Nタップ」を発売いたしました。超硬ドリルとタップの組み合わせで最適な穴あけ加工方法を提案し、自動車・航空機・機械部品加工において安定性の向上、コスト低減に貢献いたしました。
精密工具では、歯車加工における生産性の飛躍的な向上を実現した超高速加工用ホブ「FMH-SVホブ」の寿命の安定性が好評で、自動車部品分野を中心に採用拡大しております。
工作機械は、機械・工具の双方を提供できる世界でも類のないメーカーである特徴を活かし、国内外の自動車市場の需要に向けて、高精度・高能率加工や省エネ・省スペース化に取り組んでおります。北米市場向けにCNCブローチ盤「HXシリーズ」を展開、また、表面仕上げ機(パワーフィニッシャ)のモデルチェンジと加工対象を広げる用途展開を進めてまいりました。さらに市場ニーズに応えるべく、加工技術を活かした複合加工機の開発を進めております。
ロボットは、世界最速・軽量コンパクトロボット「MZ04-CDF」を発売いたしました。高い基本性能と幅広い適用性という特長を活かして、人件費の高騰、労働人口の減少や少子高齢化がすすむなかで、各種加工・小物搬送・組立・箱詰・梱包など自動車・産機分野だけでなく、電機・電子、食品、化学など幅広い分野のロボット化・自動化に貢献します。
(2)部品事業
ベアリングは、産業機械分野向けで、自動調心ころ軸受の性能(耐アキシアル荷重性、低昇温性、高速性)向上、スラスト自動調心ころ軸受の性能(低昇温性、高速性)向上を図り、EXQシリーズ(自動調心ころ軸受)、EXS1シリーズ(スラスト自動調心ころ軸受)を市場に投入し、産業機械の信頼性向上に貢献しております。また、自動車分野向けでは、海外工場の生産性向上とコストダウン要求への対応として、海外材料の評価を実施してきており、海外材料を採用した軸受の生産を開始しております。
油圧は、工作機械などの産機用油圧ポンプと電動機をコンパクトに一体化した「ユニポンプ」の改良を行い、高効率(IE3)モータを採用することにより、保圧状態で従来比最大12%の省エネを実現しました。4月から発売を開始し、機械の消費電力削減に貢献しております。引き続き、環境規制への対応を進めまいります。建設機械向けには、顧客ニーズに対応しながら、9tまでのミディショベル向け走行、旋回モータなどのシェア拡大が出来ました。引き続き、コンパクトショベル用商品の開発、ミニショベル用商品の改良を行い、成長するコンパクトショベル向け商品の受注拡大に取り組んでまいります。
カーハイドロリクスは、自動車自動変速機市場向けに新商品としてアイドルストップに対応した、発進補助用の大流量ノンリークバルブを開発し、2017年モデルの自動変速機へ採用が決定されました。比例弁については低コスト品の量産設計を進め、2018年モデルへの投入準備を進めています。また、新たに取組んだターボエンジン用バルブなど、自動変速機以外への取組の強化を進めています。
(3)その他の事業
マテリアルは、環境対応型次世代自動車に要求される高強度高耐食ステンレス鋼EXEO-CR20を商品化いたしました。これは高い引張り強度に加え、従来材種では達成できなかった優れた耐食性を兼ね備えた材料であり、当該業界で高い評価を得ております。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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