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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054RB

有価証券報告書抜粋 テルモ株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2015年6月25日)現在において当社グループが判断したものであります。将来に関する事項は不確実性を内包しておりますので将来生じる実際の結果と差異が生じる可能性があります。

(1)経営成績

前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
売上高467,359489,50622,1464.7
売上総利益242,011256,02514,0145.8
営業利益65,28867,4562,1673.3
経常利益63,80270,7306,92710.9
当期純利益34,09638,4704,37412.8

①売上高-概況
国内は、心臓血管カンパニーおよびホスピタルカンパニーで薬価・公定価改定の影響、血液システムカンパニーでは献血数の減少傾向が続いたことで、前期比3.1%減の1,831億円となりました。一方、海外では欧米およびアジアでのIS事業、ニューロバスキュラー事業の拡大、血液システムカンパニーの伸長により、前期比10.1%増の3,064億円となりました。この結果、当連結会計年度の売上高は、前期比4.7%増の4,895億円となりました。

②売上総利益
売上総利益は、国内の薬価・公定価改定の影響がありながら、国内を中心とした製造原価の改善、主に海外での高付加価値製品の拡大もあり、前期比5.8%増の2,560億円となりました。

③営業利益
営業利益は、販促費や物流費といった費用を適切にコントロールしたことにより、前期比3.3%増の675億円となりました。

④経常利益
経常利益は、営業利益の増加と円安による為替差益で、前期比10.9%増の707億円となりました。

⑤当期純利益
当期純利益は、前期比12.8%増の385億円となりました。

セグメントごとの業績、売上高、営業利益の概況については、「1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。

(2)財政状態の分析

前連結会計年度当連結会計年度
自己資本当期純利益率7.3%7.2%
総資産当期純利益率4.3%4.2%
自己資本比率59.6%57.8%
1株当たり純資産1,306.72円1,513.73円
フリー・キャッシュ・フロー43,515百万円32,689百万円

①流動資産
当連結会計年度末における流動資産残高は前連結会計年度末残高に比べ1,015億円増の4,125億円となりました。
転換社債型新株予約権付社債の発行および為替の影響が主な要因です。

②有形固定資産
当連結会計年度末における有形固定資産残高は前連結会計年度末残高に比べ207億円増の1,785億円となりました。

③無形固定資産
当連結会計年度末における無形固定資産残高は前連結会計年度末残高に比べ272億円増の3,320億円となりました。

④投資その他の資産
当連結会計年度末における投資その他の資産残高は前連結会計年度末残高に比べ75億円増の654億円となりました。

⑤流動負債
当連結会計年度末における流動負債残高は前連結会計年度末残高に比べ310億円減の1,299億円となりました。
社債の償還により1年内償還予定の社債が400億円減少したことが主な要因です。

⑥固定負債
当連結会計年度末における固定負債残高は前連結会計年度末残高に比べ1,130億円増の2,886億円となりました。
転換社債型新株予約権付社債を1,002億円発行したことが主な要因です。

⑦純資産
当連結会計年度末における純資産の部の残高は、利益剰余金が297億円増加したことに加え、為替の影響もあり、前連結会計年度末に比べ773億円増の5,735億円となりました。

なお、キャッシュ・フローの状況については、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。

(3)次期の見通し
当社グループはカンパニーを軸としたグローバル経営により、カンパニーの各事業における収益責任の明確化と権限委譲による意思決定の迅速化を図っています。また、各事業を支えるグローバル本社機能の強化も推進します。

心臓血管カンパニーでは、グローバルに競争優位を高めるため、成長分野への積極展開、収益マネジメントを推進していきます。IS事業においては薬剤溶出型冠動脈ステント「Ultimaster」を欧州・アジアで引き続き拡大を図りつつ、日本でも販売を開始します。ペリフェラル領域においては、末梢動脈疾患用ステント「Misago」の米国での販売開始や、PTAバルーンカテーテル等、新製品のグローバル展開を加速していきます。ニューロバスキュラー事業は、脳梗塞治療用デバイスなどの販売拡大を図り、引き続き高い成長を目指します。CV事業は、米国テルモ・カーディオバスキュラーシステムズ社に対するFDAの血液モニター装置に関する販売制限が解除され、生産および供給を開始する予定です。また、米国南カリフォルニアにおいて、カテーテル治療分野のグローバル成長の加速を担う開発拠点の設立に向けた準備を進めます。

ホスピタルカンパニーは、引き続き高付加価値製品の強化と収益マネジメントの徹底により、事業利益の改善に取り組みます。基盤医療器事業においては、新しい閉鎖式輸液システム「シュアプラグAD」など、医療現場の安全性と効率性の向上に寄与する高付加価値製品の普及を目指します。また、ドラッグ&デバイス(D&D)事業においては、グローバルでの戦略的提携を推進し、DM・ヘルスケア事業は血糖値、体温、血圧など各種測定データの通信機能を持つ「HRジョイント」を活用し、事業拡大を図ります。

血液システムカンパニーは、新興国での需要増加や先進国でのコスト競争力に対応できる事業基盤を整えていきます。先進国ではアフェレシス治療分野の拡大、医療需要が伸びているアジアや中南米では、当地の医療の安全性や効率性に寄与する新しい製品提案を行うことで、事業を拡大していきます。グローバルでの生産体制の統合も順調に進めており、ベトナム南部の工場での生産開始準備も予定通り進めていきます。

このような取組みを通じて、次期の業績見通しの実現とともに、今後の持続的な成長を目指していきます。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01630] S10054RB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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