三精テクノロジーズ株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)

当社グループは、品質指針を策定しその実践によって確立される品質水準を、「三精品質(SANSEI Quality)」と命名し顧客指向・品質本位をモットーに、安全で使い勝手のよい製品を作り出すことを目標に研究開発活動を進めております。
当連結会計年度の製品製造関連におきましては、以下のとおりです。
〈舞台機構部門〉
従来より幅広い演出に使いやすさを追求した「高性能マシン」の、性能を更に高める開発に取り組んでまいりましたが、現在その開発は完了し、お客様にご好評を頂いております。
一方で、性能水準を維持した「標準マシン」の開発も完了し、多様化するニーズに対応した製品作りに取組んでおります。
さらに、自社開発したソフトウエアを組み込んだ「舞台制御基幹システム」の機能向上の開発も完了し、順次劇場やホールに導入予定です。
その他、将来的な周波数再編に伴い使用開始される新しい周波数帯にも対応可能となる高精度な携帯電話抑止装置を開発致しました。
〈昇降機部門〉
昇降客の待ち時間短縮のため、かごを効率よく誘導する等間隔制御を備えた群管理システムの開発が終了し、販売を開始しております。
油圧エレベーター向けに、新建築基準法に対応した戸開走行保護装置の開発を行っており、認定取得後既設物件向けに販売を開始する予定です。
高効率のギアレスモーターを使用した戸開走行保護装置の開発や、機械室レスエレベーターの次世代向け新規格型エレベーターの開発も行っております。
なお、当連結会計年度の研究開発費は、126百万円であります。