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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004XQR

有価証券報告書抜粋 株式会社NFKホールディングス 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度の研究開発活動においては、前連結会計年度から継続していた新型キルンバーナの初号機を、国内セメントメーカにキルン用のバーナとして納入し、実証試験を進めてまいりました。当該新型キルンバーナにつきましては、実証試験においても良好な性能を発揮していることから、現在、本格的な販売体制構築に着手しております。
また、熱処理を行うための台車炉等で用いられるハイスピードバーナに関しても当社オリジナルバーナの開発が完了しており、実機台車炉への配備を進めております。さらに、石油産業用の加熱炉に用いられる低NOxバーナの開発もほぼ完了しました。なお、ハイスピードバーナ及び低NOxバーナ開発のための燃焼試験は前連結会計年度に完成した燃焼技術研究所(宮崎県西都市)の設備を活用することにより効率的に行われました。
当連結会計年度の研究開発費の総額は23,249千円でした。事業の研究開発活動は、次のとおりです。

(研究開発の目的)

・新型キルンバーナの国内実績を作り、アジア圏での受注拡大を図る。また、燃料種も油・微粉炭のみならず、オイルコークスやガス等にも対応する。
・石油加熱炉用バーナの低NOx化を実現し、振興国へのシェア拡大、海外売上拡大に貢献する。
・熱処理炉用はじめ多目的に使用できるオリジナルハイスピードバーナを完成させ、工業炉とのセット、又はバーナ単体での販売で売上拡大に貢献する。
・次世代型省エネルギー燃焼の核心となる高温酸素燃焼技術に先鞭をつけ、将来の売上拡大に貢献する。

(主要課題)

1)新型キルンバーナ:1次空気のハイモーメンタム化により火炎の制御性、省エネ性を向上させたキルンバーナを完成させる。
2)石油加熱炉用低NOxバーナ:既存型のガス燃料用、油燃料用低NOxバーナに、競合他社の低NOx性能を上回る性能を持たせる
3)ハイスピードバーナ:安定燃焼範囲が広く、コンパクトなハイスピードバーナを完成させる。
4)高温酸素燃焼技術開発:理論的に高温空気燃焼よりさらに省エネルギーが可能となる高温酸素燃焼技術の試験的実証。

(成果及び進捗状況)

1)顧客企業の協力を得て、開発された初号機を実機セメントキルンへの商用機として納入し、現在順調に稼働中。新型キルンバーナの名称はHiCFDバーナと命名。今後も顧客との連携により、様々に可変できる燃焼モードと製品品質、省エネ性能との関連を確認するともにCFDシミュレーションによる結果の検証も合わせて進めていく予定。
2)1.2MWと3.5MWの機種について宮崎の燃焼技術研究所における燃焼試験とCFDによるシミュレーションの両面からの検討により最適化を達成し、競合他社との競争力を持つ低NOx性能を満足するガスバーナの開発が完了。
3)安定燃焼範囲、低NOx性、コンパクト性等の目標性能を達成しており、実機台車炉に配備予定。
4)前連結会計年度において東北大学と共同で実施した小型炉における試験結果から、従来燃焼、高温空気燃焼と比較して省エネが可能であることが確認できたため、実用化に向けた次のステップの開発を計画中。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01648] S1004XQR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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