シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005T07

有価証券報告書抜粋 前澤工業株式会社 研究開発活動 (2015年5月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は409百万円であり、生活環境分野で使用される水処理装置及び機器メーカーとして、社会に貢献する製品の開発を進めております。
セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

(1) 環境事業
上水道分野では、重点製品としてMIEX®(帯磁性イオン交換樹脂)による有機物除去システムの販売を推進しております。MIEX®処理システムは水中に溶存する有機物を除去する新しい処理方式です。公益財団法人水道技術研究センターから、有機物低減化処理設備として、浄水施設等技術評価書を受領しております。有機物、色度、トリハロメタン対策などに有効であり、東京都小笠原村扇浦浄水場へ納入しました。
独自技術であるPTFE製膜ろ過は、浸漬型、ケーシング収納型を開発し、上水・下水・産業排水向けなどに実績を積み重ねており、今後もMIEX®処理システムと同様に重点製品として販売推進していきます。
下水道分野では、下水処理施設の省エネルギー化をキーワードに、「高効率固液分離技術と二点DO制御を用いた省エネ型水処理技術の実証事業」(国土交通省B-DASHプロジェクト)、「風量自動制御を用いた標準活性汚泥法の省エネルギー化に関する実証研究」(地方共同法人日本下水道事業団との共同研究)、「膜分離活性汚泥法の導入促進に向けた技術開発―PTFE製中空糸膜を用いたMBRの省エネルギー化に関する研究―」(地方共同法人日本下水道事業団との共同研究) を行っています。なお、2014年度に地方共同法人日本下水道事業団の新技術Ⅰ類に登録されました「OD法における二点DO制御システム」の1号機が高知県香南市の夜須浄化センターの更新工事に採択され現在施工中です。更に、沈砂池設備の省エネルギー化や高性能化を目的に、揚砂装置、除塵機、沈砂分離機(エスカルゴ)、し渣分離脱水機等の開発も実施しています。
バイオマス関連では、農林水産省及び環境省からの委託事業として「地域循環型バイオガスシステム構築モデル事業」を2か所で実施しており、この中で、VPSA(真空圧力スイング吸着)装置を用いたバイオガス精製技術の商品化を推進しております。
水質試験分野では、分析センターの水質精度管理を向上させることによって、信頼性を高め、水道法20条に基づく登録水質検査機関として、高い評価を受けています。クリプトスポリジウムの検査機関としても高い信頼性を得ております。水質検査は水処理システム、運転維持管理のための評価判定をする指標のひとつとして捉えられ重要な位置づけであり、今後も精度管理を徹底し、新たな分析手法・項目に挑戦していきます。
このセグメントの研究開発費は333百万円であります。

(2) バルブ事業
バルブ事業では、上下水道分野における「更新、耐震、維持管理」および、「安全で安心な水道供給」をキーワードにバルブ・ゲート関連の開発を行っております。
例えば、バルブの流水方向が正流、逆流のどちらであっても同一の流量特性と小開度での高い耐キャビテーション性能を兼ね備えた、特殊形状のバタフライ弁を開発いたしました。このバルブは小開度での流量調整が可能であるため、管路の充水作業で使用した場合、過剰な充水量による空気弁のトラブルを回避し、作業の安全、効率化が期待されます。また、管網内に設置した場合、昼夜の水道使用量の変化によって、流水方向が逆転しても流量制御、圧力制御を行うことができます。
このような新製品開発の他、既存製品に関しても現状に満足することなく、更なる改良にも取り組んでおります。
大学との共同研究においては、製品開発だけでなく新素材関連についても実施しております。このような共同研究を通じて、さらなる技術の裾野の拡大と飛躍を目指して参ります。
このセグメントの研究開発費は74百万円であります。


(3) メンテナンス事業
メンテナンス事業では、主流入ゲート等設置位置が深く、硫化水素ガス等の発生する危険場所での調査用として、調査機器を開発し、実際の現場で使い勝手の検証及び客先の要望等の聞取りを実施しました。その内容を元に、27年度に2号機の製作を決定しました。
又、継続で検証を行ってきた、汚泥掻寄機用樹脂チェーンについて、3年が経過し異常の無いことを確認できましたので、27年度より精力的にPRを行う事といたしました。
家畜の添加剤MSミネラソ飼料の取り組みとして、大学教授監修のもとホルスタイン種の妊娠母牛に対し、MSミネラソをある一定期間、乾乳期に与えた場合の誕生子牛の生態観察、合わせて母牛の生態や乳質等の観察実験を始めました。
このセグメントの研究開発費は0百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01672] S1005T07)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。