有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004EWV
株式会社小田原エンジニアリング 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年12月期)
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき、適切な見積り及び判断を行っております。(2) 経営成績の分析
緩やかな回復基調で推移する事業環境の下、当社グループは国内外の設備投資動向に沿った製品や多様化するお客様のニーズに対応した製品を提供すべく、積極的な営業活動を展開するとともに更なる技術開発、新製品開発のスピードアップと短納期化及び徹底したコストダウンに努め、顧客満足度の向上を推進してまいりました。代表的なものといたしまして、巻線機事業におきましては、産業機器等に使用されるモーターの高効率規制に対応するため占積率を向上することができる全自動巻線システム、車載用モーターの生産性を向上させた高速全自動ラインシステムを開発、製品化いたしました。また、送風機・住設関連事業におきましては、冷凍機業界や工作機械業界から要求の高い防水性、耐油性を強化した軸流ファン製品、オフィスビル内空調機器、屋外照明器具などのラインナップ拡充を進めるとともに、耐油性をさらに強化したモーターと高静圧なラジアルファンを組み合わせた製品や、浴室用防湿型照明製造技術を応用したトンネル内へ設置する防湿照明器具などの開発生産を開始いたしました。
これらの結果、当連結会計年度における当社グループの営業成績といたしましては、連結売上高は9,219百万円(前年同期比63.8%増)となりました。また、利益面につきましては、巻線機事業の幾つかの案件が翌期以降にずれ込んだことや開発要素の高い案件、先を見据えた研究開発を進めたことに加え、棚卸資産の評価損を計上したことなどにより、営業損失は40百万円(前年同期は182百万円の営業利益)となりましたが、受取配当金60百万円の計上や為替差益の影響などにより、経常利益は22百万円(前年同期比93.9%減)、連結子会社において減損損失87百万円を計上したことなどにより、当期純損失は116百万円(前年同期は659百万円の当期純利益)となりました。
(3) 財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて4.3%増加し、8,452百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が579百万円、電子記録債権が172百万円、商品及び製品が220百万円、仕掛品が400百万円それぞれ増加し、現金及び預金が1,219百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて9.2%増加し、4,384百万円となりました。これは主に、建物及び構築物が459百万円増加したこと等によるものであります。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて5.9%増加し、12,837百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて50.6%増加し、3,552百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が236百万円、未払法人税等が139百万円、前受金が821百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて5.5%増加し、763百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が32百万円増加したこと等によるものであります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて40.0%増加し、4,316百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて5.7%減少し、8,520百万円となりました。これは主に、自己株式が338百万円増加し、利益剰余金が175百万円減少したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローについては、第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの項目をご参照下さい。なお、キャッシュ・フロー指標等のトレンドは以下のとおりであります。2012年12月期 | 2013年12月期 | 2014年12月期 | |
自己資本比率(%) | 83.5 | 69.4 | 62.2 |
時価ベースの自己資本比率(%) | 44.4 | 33.6 | 25.6 |
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%) | - | 97.4 | - |
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | - | 437.0 | - |
(注)自己資本比率 :自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー/利払い
1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
4 2012年12月期については、有利子負債残高が無かったため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率の記載を省略しております。
5 2012年12月期については、利払いが無かったため、インタレスト・カバレッジ・レシオの記載を省略しております。
6 2014年12月期については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオの記載を省略しております。
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 経営上の重要な契約等
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01692] S1004EWV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。