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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004XLZ

有価証券報告書抜粋 株式会社タクミナ 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動は、開発センターを中心に、コア技術の追求と確立を目指しております。
開発センターは、当社グループのコア技術であるダイヤフラム及び滅菌・殺菌に関する基礎技術を追求するとともに、ポンプ及び計測制御機器の開発・製品化研究も担っております。
また、開発・製品化研究においては、生産本部(工場)、東京・名古屋・大阪・福岡の各支店等の技術部門と連携して、ユーザーからの要望やマーケットにおける潜在的な需要に関する情報を取り入れることで、ユーザーから望まれる独創的な製品の開発を迅速に行うことを目指しております。

当連結会計年度における主な活動は次のとおりです。

○ 研究・ラボ施設から連続生産プロセスまで対応する小型スムーズフローポンプの製品化に向けた研究開発
前期から引き続き、企業や大学の研究所のニーズに応えるべく、高精度小型「スムーズフローポンプ(高精密ダイヤフラムポンプ)」の製品化に向けた研究開発を行い、スムーズフローポンプ「Qシリーズ」を製品化いたしました。
これにより、ユーザーの研究開発段階から、ラボ・ベンチプラント、さらには生産プロセスへのスケールアップや大型化に至るまで、一貫してカバーできるラインナップが整いました。
「Qシリーズ」は、使いやすさもコンセプトとして研究・開発に取組み、専門知識を有しないユーザーにも容易に取り扱いできる製品となりました。「Qシリーズ」の特徴を活かし、これまで出会えなかったユーザーとの接点を作り、新市場の開拓を行なってまいります。

○ 真空引抜きポンプの製品化に向けた研究開発
直動ダイヤフラムポンプの機密性を利用した、真空脱泡装置の引抜き用ポンプの研究開発を行いました。
この新開発のポンプは、従来の引抜きポンプで発生したトラブルや各種溶剤への対応、コンタミ混入の問題を解決できるうえ、低せん断性や洗浄性といった、新しいニーズに対応できる製品となりました。
真空引き抜きポンプのメリットをユーザーに周知することで、市場の拡大をはかってまいります。

○ 新素材を用いた金属製ダイヤフラムの研究開発
前期から引き続き、新素材を用いた金属ダイヤフラムの研究開発を行いました。当研究開発は、2013年度の兵庫県COEプログラム推進事業として、産官学共同で取り組んだ結果、技術的に結実いたしました。金属製のダイヤフラムは、研磨性のある流体や浸透性の高い流体の使用など、過酷な運転状況においても、長寿命・メンテナンスフリーを実現できるダイヤフラムポンプの開発に貢献できるものと期待しております。引き続き、製品化に向けた開発を行ってまいります。

○ 移送の難しい液体に関する研究
新市場・新用途の開拓とユーザーの困り事解決の場として、溶剤環境試験室を稼働しております。この試験室は一つにユーザーと共に難移送液の課題を解決する場として、また実液での立会試験を実施する場として使用します。これにより、受注につながる成果を得たとともに、新市場・新用途の開拓と新製品開発に向けたノウハウの蓄積も行いました。

○ 基礎技術・要素技術の研究
製品のコアとなるダイヤフラムについて、動作シミュレーションなどの解析技術を向上させるなど、基礎研究の積み重ねを行い、製品開発・改良に向けたノウハウの蓄積を行っております。
このほか、水処理、滅菌・殺菌市場向けをはじめ、これまで培ってきた流体コントロール技術を駆使して、ユーザーのニーズに合った高付加価値製品の開発や、次世代技術の研究開発も行いました。

なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は259百万円です。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01711] S1004XLZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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