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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100562R

有価証券報告書抜粋 株式会社明電舎 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループでは、コア製品群である「発電機」・「変圧器」・「スイッチギヤ」・「アレスタ」・「モータ・インバータ」における技術的優位の向上に向けて、基盤技術開発に力点を置いた開発投資を行っております。
当連結会計年度の研究開発費は、連結売上高の4.5%にあたる10,261百万円でした。各事業分野別の研究開発費は、社会システム事業分野で4,492百万円、産業システム分野で2,195百万円、エンジニアリング事業分野で268百万円、その他事業分野で93百万円でした。また、研究開発本部等で実施している全社共通の研究開発費は3,211百万円でした。

当連結会計年度の主な研究開発の取り組みは次のとおりです。

発電機と変圧器では、最適な冷却・低騒音構造の解明や絶縁材料の選択などにおいて解析技術(シミュレーション技術)を活用するフロントローディング手法の確立と設計への導入を目指しております。これにより、高効率化、小型化を実現した低コスト製品の早期リリースを実現してまいります。スイッチギヤでは、従来の温室効果ガス(SF6)を用いない環境に優しい真空絶縁方式を、世界で初めて145kV級に採用した145kVGISを製品化いたしました。この製品には、新材料の探索手法や複合材料の組合せなどの基盤技術が活かされております。
電力変換応用分野では、世界最小容積・最高効率(98.5%)を実現するトランスレス高圧インバータのプロトタイプ機を開発し、早期の製品化に向けた開発を推進しております。この技術は、当社独自の方式を採用しており、日本電機工業会の電機工業技術功績者表彰で優良賞を受賞いたしました。また、米国で開催された世界最大の電力事業展示会(Power-Gen International 2014)にプロトタイプ機を出展し、石油・ガス業界から多数の引合いをいただきました。
電力分野では、今後の市場拡大が期待される小水力発電システム向けの新型コンバータを製品化いたしました。このコンバ-タの導入により、水車の回転数に合わせた発電機の可変速運転が可能となり、安定した発電出力が得られます。この技術も前述の表彰で奨励賞を受賞しております。
産業分野では、電気自動車向けの新しい駆動用モータを開発いたしました。このモータは、ギヤとインバータの一体化により、従来品に比べ軸方向で3割程度の小型化を実現いたしました。
これにより、自動車メーカにおける車両設計の自由度が高まり車両全体のコスト削減につながるため、当社製品の優位性を確保することが可能です。
水・環境分野では、シンガポール公益事業庁様のチャンギ水再生センター向けに世界最大規模の処理能力を持つセラミック平膜を受注いたしました。この技術はシンガポールのジュロン水再生センターで運用しているシステム技術やとりまとめ力が評価されたものです。
さらに、次世代への布石として、環境配慮と電力の安定供給を両立できる次世代エネルギーマネジメントシステム(EMS:Energy Management System)の技術開発に注力しております。横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)における実証試験で得られた技術の実用化事例として、横浜市立大学附属市民総合医療センター様のEMSを受注いたしました。
これらの基盤技術開発によるコア製品群の競争力強化、及びICT技術の強化により、新たな製品創出とシステム事業の収益力強化につなげてまいります。


経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01744] S100562R)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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