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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004WHH

有価証券報告書抜粋 山洋電気株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの当連結会計年度の研究開発活動は,山洋電気株式会社が中心となり,営業部門と設計開発部門が一体となって顧客にとっての新たな価値創造ができる製品の開発をおこなうことを基本方針としています。
研究開発活動は,地球環境を守るための技術,人の健康と安全を守るための技術,新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術への貢献をめざし,三つの事業部において積極的に推進しています。
研究開発の体制は,当社テクノロジーセンターを拠点とし,市場ニーズの先取りや顧客要求に即応できるよう,設計開発部門をグループ制とするなど,課題ごとのチーム編成が容易となる体制にしています。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は,2,461百万円です。
なお,研究開発費のセグメントは全て日本で計上されています。

また,事業部門別の研究開発費は,次のとおりです。

クーリングシステム事業
クーリングシステム製品「San Ace」においては次のような開発に取り組みました。
クーリングファンの主要な市場である情報通信機器,電源機器においては,インターネット,クラウドの市場拡大にともない,データセンター内に設置される装置の大容量化,高速化,高信頼性化が進んでいます。
その一方でデータセンター内の低消費電力化も課題のひとつになっています。
このような状況において,効率よく冷却できるように低消費電力ファン,高静圧ファン,装置全体の冷却を可能とした大型遠心ファンなどの製品化をおこないました。
また,冷蔵ショーケース内の空気循環や携帯基地局,太陽光発電システムなどの寒冷地域や暑熱地域などの過酷な環境に設置される機器の冷却用として,-40℃から+85℃の広い使用温度範囲に耐えることのできる耐温ファンシリーズ6機種の製品化もおこないました。
これらの製品は,当社が蓄積してきた多くの技術を結集させ,業界トップ性能を達成しました。
このように,技術革新が進む中,様々な市場動向に応じるために,クーリングファンの高性能化,省エネルギー,長寿命,耐環境性能への対応など,世界トップの性能を目指した新製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は406百万円です。


パワーシステム事業
パワーシステム製品「SANUPS」においては次のような開発に取り組みました。
無停電電源装置(UPS)の分野では,常時インバータ給電方式UPSで業界トップの高効率92%を達成した「SANUPS A11K」を開発しました。停電や電圧低下が起きても無瞬断で電力を供給でき,さらに入力電圧がワイドレンジです。また,無停電電源装置とともに使用する「LANインタフェースカード」とUPS管理ソフト「SANUPS SOFTWARE」の新モデルを開発しました。新しいインターネットの通信プロトコルであるIPv6(インターネットプロトコル バージョン6)に対応しました。
さらに,マイクログリッド関連機器の分野においては,上位装置との通信に対応した「SANUPS K23A Mタイプ上位通信機能対応」を開発しました。
当事業部門における研究開発費は724百万円です。

サーボシステム事業
サーボシステム製品「SANMOTION」においては次のような開発に取り組みました。
ACサーボモータの新製品としては,フランジサイズ275mm角の中慣性ACサーボモータ(定格出力37kW)とフランジサイズ20mm角の小型ACサーボモータ(定格出力20Wおよび30W)を「SANMOTION R」シリーズに加え,ラインアップを拡充しました。これらは,より小型・軽量で角加速度が大きく高効率なサーボモータです。また,モータ幅寸法12mmの小型シリンダリニアサーボモータを開発しました。このリニアサーボモータは,小型で大推力を持ち,高加減速ドライブに最適なリニアモータです。ACサーボアンプの新製品としては,「SANMOTION R 3E Model」に,電流容量100A,150Aおよび300Aを追加し,ラインアップを拡充しました。
次に,5相ステッピングシステムと2相ステッピングドライバをリニューアルしました。低振動,小型・高トルクで高効率なステッピングシステムであり,保持ブレーキの自動制御や運転状態の解析機能なども有した「高性能と使いやすさ」を兼ね備えた製品です。
さらに,バッテリレスアブソリュートエンコーダ「HA035」を開発しました。バッテリが不要な小型・高精度な絶対位置検出エンコーダであり,温度および振動に対する耐性も向上しています。バッテリのメンテナンスフリーと温度・振動に対する信頼性の向上に大きく貢献できる製品です。
このように,より小型・軽量・高性能で使いやすさを重視した,顧客装置の価値創造に貢献する製品の開発に注力しました。
当事業部門における研究開発費は1,330百万円です。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01806] S1004WHH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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