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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004WHH

有価証券報告書抜粋 山洋電気株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における日本経済は,円安や原油安の影響で企業収益が改善し,緩やかな回復基調で推移しました。
そのような中で,当社グループの主要な販売市場である工作機械,ロボット,半導体製造装置などの設備産業業界においては,需要が順調に推移しました。
その結果,当連結会計年度における連結売上高は91,745百万円(前年同期比35.6%増)となり,連結営業利益は7,478百万円(前年同期比55.1%増),また円安による為替差益が526百万円ありましたため,連結経常利益は8,409百万円(前年同期比56.6%増),連結当期純利益は5,720百万円(前年同期比53.4%増)となりました。
受注高は94,463百万円(前年同期比32.9%増),受注残高は16,506百万円(前年同期比19.7%増)となりました。

なお,従来,連結財務諸表の作成にあたっては,海外連結子会社14社の3ヶ月前の財務諸表を使用し,連結会計上必要な調整をおこなっていましたが,連結財務諸表のより正確な把握を図るために,2015年3月期より海外連結子会社においても当社と同時期の財務諸表を使用する方法に変更しています。
このため,当連結会計年度の連結損益計算書には,海外連結子会社の2014年1月1日から同3月31日までの3ヶ月間の業績も含まれています。当連結会計年度の連結損益計算書に含まれる海外連結子会社の2014年1月1日から同3月31日までの実績および,この影響を除いた12ヶ月の連結業績は以下の表のとおりです。




(単位:百万円)
2015年3月期
当連結会計年度
2014年1月~3月
海外連結子会社実績
2015年3月期連結業
績(12ヶ月調整後)
売上高91,7454,64187,104
営業利益7,4784347,043
経常利益8,4094257,984
当期純利益5,7203135,406


セグメント別の業績は次のとおりです。

①日本
日本には,当社および連結子会社の山洋工業株式会社,山洋電気テクノサービス株式会社があります。セグメント売上高は88,074百万円(前年同期比25.4%増)となり,セグメント利益は5,784百万円(前年同期比65.9%増)となりました。
②北米
北米には,連結子会社のSANYO DENKI AMERICA,INC.があります。セグメント売上高は9,229百万円(前年同期比61.0%増)となり,セグメント利益は238百万円(前年同期比41.2%増)となりました。
③ヨーロッパ
ヨーロッパには,連結子会社のSANYO DENKI EUROPE S.A.およびSANYO DENKI GERMANY GmbHがあります。セグメント売上高は5,608百万円(前年同期比43.5%増)となり,セグメント利益は526百万円(前年同期比100.8%増)となりました。
④東アジア
東アジアには,連結子会社の山洋電气(上海)貿易有限公司,山洋電氣(香港)有限公司,台灣山洋電氣股份有限公司,SANYO DENKI KOREA CO.,LTD.および山洋電气(上海)貿易有限公司の子会社である上海山洋電气技術有限公司,山洋電氣(香港)有限公司の子会社である山洋電气貿易(深圳)有限公司,中山市山洋電气有限公司,山洋電气精密機器維修(深圳)有限公司があります。セグメント売上高は15,322百万円(前年同期比87.2%増)となり,セグメント利益は620百万円(前年同期比175.2%増)となりました。

⑤東南アジア
東南アジアには,連結子会社のSANYO DENKI PHILIPPINES,INC.,SANYO DENKI SINGAPORE PTE.LTD.,SANYO DENKI INDIA PRIVATE LIMITEDおよびSANYO DENKI SINGAPORE PTE.LTD.の子会社であるSANYO DENKI (THAILAND) CO.,LTD.,SANYO DENKI TECHNO SERVICE(SINGAPORE)PTE.LTD.があります。セグメント売上高は20,177百万円(前年同期比61.1%増)となり,セグメント利益は514百万円(前年同期比19.2%減)となりました。

また,事業部門別の営業概況は次のとおりです。

①クーリングシステム事業
クーリングシステム製品「San Ace」は,工作機械などファクトリーオートメーション業界向けの需要と通信・ネットワーク業界向けの需要が増加しました。
また,環境業界では太陽光発電用パワーコンディショナ向けの需要に一服感がありますが,従来からの大口市場であるデータセンタ向けサーバや電源関連機器向けの需要が,特に北米,台湾,日本で堅調に推移しました。
その結果,売上高は23,539百万円(前年同期比30.0%増),受注高23,659百万円(前年同期比24.5%増),受注残高2,932百万円(前年同期比4.3%増)となりました。

②パワーシステム事業
パワーシステム製品「SANUPS」は,電力会社が太陽光発電に関する系統連系協議を一時中断した影響により,パワーコンディショナの需要も停滞し受注が減少しました。一方,電源変換装置については,情報通信向けの需要が堅調に推移しました。
その結果,売上高は14,321百万円(前年同期比18.9%増),受注高14,019百万円(前年同期比11.7%増),受注残高2,285百万円(前年同期比11.7%減)となりました。

③サーボシステム事業
サーボシステム製品「SANMOTION」は,自動車関連,および中国でのIT関連の設備投資が引き続き堅調であり,工作機械,ロボット,半導体製造装置,射出成形機,一般産業機械向けの需要が増加しました。
その結果,売上高は42,627百万円(前年同期比43.7%増),受注高44,153百万円(前年同期比43.6%増),受注残高6,229百万円(前年同期比32.5%増)となりました。

④電気機器販売事業
産業用電気機器,制御機器および電機材料の販売は,通信機器・アミューズメント関連向けは低調でしたが,工作機械などの産業機械関連向けおよび医療機器関連向けが好調でした。また,太陽光発電用パワーコンディショナおよびその制御盤とバイオマス発電関連向けの需要も旺盛でした。
鉄鋼関連事業においては,業界動向が堅調に推移する中,老朽化した生産設備機器の更新に対して積極的な設備投資が実施されました。また,安定的な稼働を保つため,重要設備の予備品などの需要も堅調でした。
その結果,売上高は8,491百万円(前年同期比42.8%増),受注高9,917百万円(前年同期比47.4%増),受注残高4,441百万円(前年同期比47.3%増)となりました。

⑤電気工事事業
製鉄プラントの設備工事関係は,生産設備の老朽更新工事および,補修工事が計画どおり実施されました。
また,太陽光発電設備の機器,工事設計を含む一括施工の工事物件については,前年度の認可済み案件のほとんどが完工しました。
その結果,売上高は2,766百万円(前年同期比44.4%増),受注高2,713百万円(前年同期比33.1%増),受注残高617百万円(前年同期比7.9%減)となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は,13,151百万円となり,前連結会計年度より568百万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の営業活動による資金の増加は,5,801百万円となり,前連結会計年度に比べ86百万円増加しました。これは主に,税金等調整前当期純利益8,398百万円,売上債権の増加額3,656百万円,たな卸資産の増加額2,818百万円によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の投資活動による資金の減少は,3,587百万円となり,前連結会計年度に比べ1,521百万円支出が増加しました。これは主に,生産設備等の有形固定資産の取得による支出2,745百万円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の財務活動による資金の減少は,3,352百万円となり,前連結会計年度に比べ2,238百万円支出が増加しました。これは主に,長期借入金の返済による支出1,193百万円,短期借入金の減少額944百万円,配当金の支払額990百万円によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01806] S1004WHH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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