有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10056GL
双葉電子工業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループ(当社および連結子会社)は、企業哲学である「本質之直視」を研究開発活動に展開し、物事を原理まで突き詰めることを常に意識しながら、各事業部門および国内外の子会社が一体となり研究開発を推進しております。研究開発体制については、新事業の創出と既存事業の拡大・強化のために、コア技術開発センターを新設しました。また、グループ全体の技術力向上と高付加価値製品の開発に寄与する知的財産の蓄積をはかると共に、大学・外部研究機関との共同研究にも積極的に取り組んでおります。
(1) 電子部品事業
電子部品事業につきましては、蛍光表示管および有機ELディスプレイを中心とする電子ディスプレイ分野、ならびに蛍光表示管の開発で培った薄膜微細加工技術を応用した投影型静電容量方式のタッチパネルおよびそのモジュールなどの製品を、ユーザーニーズを捉え、いち早く市場に投入すべく研究開発を行っております。
有機ELディスプレイにつきましては、曲面配置を可能にするフィルムタイプディスプレイの商品化に成功し、他社に先駆けて量産開始すると共に生産能力の増強を進めております。また、低消費電力化、カラー化の開発を進め、フィルムタイプディスプレイの付加価値の向上を目指しております。車載製品向けには、異形状製品や高輝度セグメント型製品の開発を行っております。
蛍光表示管につきましては、ヘッドアップディスプレイ(HUD)向けに量産しておりますアクティブマトリクス蛍光表示管の表示品位向上と、HUD市場へのさらなる販売拡大に向け市場のご要求に沿った製品ラインアップの展開に取り組んでおります。また、取り扱い易さを向上させるためのHUD製品のモジュール開発、カスタムIC開発も進めてまいります。
モジュール製品につきましては、TFT-LCDモジュールの標準品を開発し、販売を開始いたしました。蛍光表示管以外のディスプレイモジュールもラインアップに加え、お客様の幅広いニーズにお応え出来る様に製品開発を進めております。今後も高解像度化や無線インターフェイス対応等のさらなる展開を進めてまいります。
当社の投影型静電容量方式タッチパネルは車載信頼性を確立し、純正用標準部品としての採用が進んでおり、車載向けワングラスソリューション(OGS)型タッチパネルの開発を完了いたしました。今後も、次世代車載タッチパネルの開発を促進させ、車載向けタッチパネル事業の拡大に注力してまいります。
以上を含め、当事業における研究開発費は、11億2千4百万円となりました。
(2) 電子機器事業
電子機器事業につきましては、ホビー用ラジコン機器では、2.4GHz双方向通信プロトコルとカラーLCDを搭載した新規開発の車用フラッグシップのホイールタイププロポとスティックタイプ4チャンネルプロポを市場投入し、好評を頂いております。模型用サーボ分野では、ハイボルテージ、シリアルバスシステム対応のブラシレスサーボを中心に、7品種を商品ラインアップに追加いたしました。また、当社トップフライヤー監修にて開発の機体SkyLeafシリーズに、入門機や大型機など7機種を商品ラインアップに追加し、より幅広いユーザー層へ対応いたしました。話題のマルチコプターへの対応は、使い易さをさらに向上するため、プロポへの機能追加を順次行っております。
産業用ラジコン機器では、医療用分野向け高信頼性無線機2機種の開発を完了し、OEM納入を開始、また、小型無線画像伝送装置は開発を完了し、量産に向け準備中です。トラッククレーン操作用テレコントロールは中南米8ヶ国への展開を対応中です。また、急速に拡大しているUAV市場を見据え、量産に向け専用プロポの評価中であり、空撮用画像伝送を含めたシステム研究を行っております。
実用アクチュエータサーボでは、ホビー仕様とは分けて、高耐久・高信頼性を基本として開発を進め、提案サンプルでの評価が完了し、量産に向け準備中です。また、昨年米国で開催のUAV関連ショーにサンプル展示した大型タイプも量産に向け評価中です。
エンジン製品では、オフロードカー用新製品のトップ性能と当該製品の世界選手権での優勝効果により好調に推移しました。空用ジャンルでは独自技術によるグローガソリンエンジンのバリエーション拡大を進めています。また、今後市場拡大が見込まれる無人機用途への新規開発を進めており、ドローン専用ブラシレスモーターや、電子制御燃料噴射と高効率出力安定化回路付き発電システムを装備したエンジンの開発を進め、空撮、計測、調査等を主体とする国内外企業への販売展開を開始いたしました。
以上を含め、当事業における研究開発費は、3億8千3百万円となりました。
(3) 生産器材事業
生産器材事業につきましては、金型基礎器材から成形技術までのトータルサプライヤーとして製品や技術の研究開発、および基礎器材の短納期・コストダウンを目的に生産技術開発を進めました。また、環境関連ビジネスへの参入として、PLA樹脂に着目し、事業化への技術開発に継続して取り組んでおります。
成形関連分野では、プレス関連において、積層方式リチウムイオン二次電池における、ラミネート包材の深絞り技術の開発を進めました。射出成形関連においては、規格化したオープンゲートタイプの「コンパクトランナ」を商品化し、市場投入いたしました。さらに、汎用樹脂向けの廉価版ホットランナシステムの開発を完了し、発売に向けた準備を進めております。
金型内の「見える化」を実現するモールドマーシャリングシステムでは、お客様の使用用途拡大のため、耐熱仕様の樹脂圧力センサを開発し、商品化すると共に、高耐圧樹脂圧力センサの開発に着手いたしました。また、海外販売活動においては、北米に続き中国・韓国・台湾・アセアンでの販売を開始し、サービス体制の構築を進めております。今後は、お客様の使い勝手向上のための開発を行い、グローバル商品へと推し進めてまいります。
省力機器では、NC搬送装置の搬送材料幅拡大の開発を進めております。
金型の設計・発注を支援するソフトウエア「MOLDZUKAN」は、設計機能の追加ならびに海外での配布を推進しております。
生産技術面では、ロボット生産システムの利用拡大をはかると共に、海外子会社への展開を拡充しております。
以上を含め、当事業における研究開発費は、2億4千1百万円となりました。
(1) 電子部品事業
電子部品事業につきましては、蛍光表示管および有機ELディスプレイを中心とする電子ディスプレイ分野、ならびに蛍光表示管の開発で培った薄膜微細加工技術を応用した投影型静電容量方式のタッチパネルおよびそのモジュールなどの製品を、ユーザーニーズを捉え、いち早く市場に投入すべく研究開発を行っております。
有機ELディスプレイにつきましては、曲面配置を可能にするフィルムタイプディスプレイの商品化に成功し、他社に先駆けて量産開始すると共に生産能力の増強を進めております。また、低消費電力化、カラー化の開発を進め、フィルムタイプディスプレイの付加価値の向上を目指しております。車載製品向けには、異形状製品や高輝度セグメント型製品の開発を行っております。
蛍光表示管につきましては、ヘッドアップディスプレイ(HUD)向けに量産しておりますアクティブマトリクス蛍光表示管の表示品位向上と、HUD市場へのさらなる販売拡大に向け市場のご要求に沿った製品ラインアップの展開に取り組んでおります。また、取り扱い易さを向上させるためのHUD製品のモジュール開発、カスタムIC開発も進めてまいります。
モジュール製品につきましては、TFT-LCDモジュールの標準品を開発し、販売を開始いたしました。蛍光表示管以外のディスプレイモジュールもラインアップに加え、お客様の幅広いニーズにお応え出来る様に製品開発を進めております。今後も高解像度化や無線インターフェイス対応等のさらなる展開を進めてまいります。
当社の投影型静電容量方式タッチパネルは車載信頼性を確立し、純正用標準部品としての採用が進んでおり、車載向けワングラスソリューション(OGS)型タッチパネルの開発を完了いたしました。今後も、次世代車載タッチパネルの開発を促進させ、車載向けタッチパネル事業の拡大に注力してまいります。
以上を含め、当事業における研究開発費は、11億2千4百万円となりました。
(2) 電子機器事業
電子機器事業につきましては、ホビー用ラジコン機器では、2.4GHz双方向通信プロトコルとカラーLCDを搭載した新規開発の車用フラッグシップのホイールタイププロポとスティックタイプ4チャンネルプロポを市場投入し、好評を頂いております。模型用サーボ分野では、ハイボルテージ、シリアルバスシステム対応のブラシレスサーボを中心に、7品種を商品ラインアップに追加いたしました。また、当社トップフライヤー監修にて開発の機体SkyLeafシリーズに、入門機や大型機など7機種を商品ラインアップに追加し、より幅広いユーザー層へ対応いたしました。話題のマルチコプターへの対応は、使い易さをさらに向上するため、プロポへの機能追加を順次行っております。
産業用ラジコン機器では、医療用分野向け高信頼性無線機2機種の開発を完了し、OEM納入を開始、また、小型無線画像伝送装置は開発を完了し、量産に向け準備中です。トラッククレーン操作用テレコントロールは中南米8ヶ国への展開を対応中です。また、急速に拡大しているUAV市場を見据え、量産に向け専用プロポの評価中であり、空撮用画像伝送を含めたシステム研究を行っております。
実用アクチュエータサーボでは、ホビー仕様とは分けて、高耐久・高信頼性を基本として開発を進め、提案サンプルでの評価が完了し、量産に向け準備中です。また、昨年米国で開催のUAV関連ショーにサンプル展示した大型タイプも量産に向け評価中です。
エンジン製品では、オフロードカー用新製品のトップ性能と当該製品の世界選手権での優勝効果により好調に推移しました。空用ジャンルでは独自技術によるグローガソリンエンジンのバリエーション拡大を進めています。また、今後市場拡大が見込まれる無人機用途への新規開発を進めており、ドローン専用ブラシレスモーターや、電子制御燃料噴射と高効率出力安定化回路付き発電システムを装備したエンジンの開発を進め、空撮、計測、調査等を主体とする国内外企業への販売展開を開始いたしました。
以上を含め、当事業における研究開発費は、3億8千3百万円となりました。
(3) 生産器材事業
生産器材事業につきましては、金型基礎器材から成形技術までのトータルサプライヤーとして製品や技術の研究開発、および基礎器材の短納期・コストダウンを目的に生産技術開発を進めました。また、環境関連ビジネスへの参入として、PLA樹脂に着目し、事業化への技術開発に継続して取り組んでおります。
成形関連分野では、プレス関連において、積層方式リチウムイオン二次電池における、ラミネート包材の深絞り技術の開発を進めました。射出成形関連においては、規格化したオープンゲートタイプの「コンパクトランナ」を商品化し、市場投入いたしました。さらに、汎用樹脂向けの廉価版ホットランナシステムの開発を完了し、発売に向けた準備を進めております。
金型内の「見える化」を実現するモールドマーシャリングシステムでは、お客様の使用用途拡大のため、耐熱仕様の樹脂圧力センサを開発し、商品化すると共に、高耐圧樹脂圧力センサの開発に着手いたしました。また、海外販売活動においては、北米に続き中国・韓国・台湾・アセアンでの販売を開始し、サービス体制の構築を進めております。今後は、お客様の使い勝手向上のための開発を行い、グローバル商品へと推し進めてまいります。
省力機器では、NC搬送装置の搬送材料幅拡大の開発を進めております。
金型の設計・発注を支援するソフトウエア「MOLDZUKAN」は、設計機能の追加ならびに海外での配布を推進しております。
生産技術面では、ロボット生産システムの利用拡大をはかると共に、海外子会社への展開を拡充しております。
以上を含め、当事業における研究開発費は、2億4千1百万円となりました。
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