本多通信工業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)

当連結会計年度の研究開発費の総額は7億69百万円です。
なお、セグメントごとの研究開発活動は次のとおりです。
1)コネクタ
各分野に展開するエレクトロニクス市場において、コネクタは小型・高密度化、高速伝送性能が今後も一層求められます。また電子化が進む車載分野や新エネルギー分野においては、新たな機能やより高い信頼性が求められています。
当社グループが長年培ってきたコネクタ技術をこれらの市場要求に対応させながら研究開発活動に取り組むとともに、社外リソースも活用することにより、一層のスピードを持って対応してまいります。
研究開発活動の体制及び成果:
研究開発活動は、産業用事業部と民生用事業部の各商品企画設計グループを中心に実施しています。
商品企画設計グループは各チームに分かれて、担当する用途向けに新商品開発、既存商品の改良並びに要素技術開発を実施しています。なお、当セグメントに係る研究開発費は、7億67百万円です。
各グループの担当と当連結会計年度の成果は次のとおりです。


(担当)主に通信インフラ、FA、新エネルギー、一般電子装置用の
電気コネクタおよび光コネクタの開発
(成果)制御機器向け電気コネクタおよびハーネスの開発
工作機械向け電気コネクタの開発
通信インフラ向け光コネクタおよびハーネスの開発


(担当)主に自動車、民生機器用の電気コネクタの開発
(成果)車載カメラ用コネクタの開発
自動車向け情報通信用コネクタの開発
次世代SDメモリカード(UHS-Ⅱ)用ソケットの開発
タブレットPC向けI/Oコネクタの開発


(担当)次世代基盤技術の研究開発
(成果)高速POF(プラスティック・オプティカル・ファイバー)向け光コネクタ等の試作開発
強電用コネクタの評価技術研究と試作開発


(担当)電気、光、車載コネクタ全般の生産技術
(成果)多品種少量ものづくりを実現するロボットセル生産方式の導入と展開

2)情報システム
仮想化技術の一層の向上により、ITインフラ関連の開発を強化しています。具体的な成果として、①官公庁向けクラウド環境の構築、②大手IT企業が運営するクラウドサービスの運用が挙げられます。なお、当セグメントに係る研究開発費は、1百万円です。