シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004FPP

有価証券報告書抜粋 株式会社堀場製作所 研究開発活動 (2014年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は11,986百万円であり、報告セグメント毎の研究の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。
(1)自動車計測システム機器部門
当連結会計年度には、欧州の排ガス規制において2017年に導入が検討されているReal Driving Emission規制に対応した、車載型排ガス分析装置OBS-ONEをはじめとした、排ガス認証試験に使用される製品のラインアップを拡大しました。Real Driving Emission規制は、従来の試験設備内での排ガス計測と異なり、実走行時の排ガスを計測する新たな試験法であり、各国の政府関連機関や自動車メーカーでの新たな需要が見込まれます。MEXA-ONEと同時に開発した統合計測プラットフォーム「HORIBA ONE PLATFORM」の画面上での制御が可能であり、実走行時と、試験設備内での排ガス計測をシームレスにつなぐソリューションを提供していきます。さらに、ブレーキ評価装置GIANT EVOシリーズを刷新し、様々なブレーキ試験のアプリケーションを揃え、ガソリンやディーゼル車だけでなくハイブリッド車や電気自動車の開発ニーズに応えるため新製品の研究開発を続けております。
当セグメントに係る研究開発費は4,158百万円であります。

(2)環境・プロセスシステム機器部門
当連結会計年度には、大気計測の分野において、近年注目されるPM2.5の重量分析に加え、同時に成分が分析できる装置の開発を行いました。また、全世界の火力発電所で使用可能な煙道排ガス分析計の開発を行いました。水質計測分野においては、環境計測用途及び金属部品の洗浄度を確認するための油分分析装置の開発を行いました。グループ会社内の開発リソースを相互に活用し、効率的な開発体制を進め、日本市場のみならず、海外市場にも向けた製品展開を進めております。
当セグメントに係る研究開発費は985百万円であります。

(3)医用システム機器部門
当連結会計年度には、日本国内向けの血球計数とCRPを同時測定可能な血球計数装置のモデルチェンジに向けた開発と生産準備を行い、次年度販売開始への体制を整えました。ホリバABX社(フランス)では、血液サンプルの自動供給装置付き中型血球計数装置に網状赤血球測定機能を追加し、一部の地域を除いて全世界に向けて販売を開始しました。当社及びホリバABX社(フランス)が中心となり、血球計数装置をはじめ、血糖値測定装置、生化学分析装置、免疫分析装置等の製品開発を行っております。
当セグメントに係る研究開発費は2,430百万円であります。

(4)半導体システム機器部門
当連結会計年度には、シリコン半導体の製造プロセスに必要なマスフローコントローラーや液体流量測定装置、シリコンウエハの洗浄プロセスで使用される薬液濃度モニターなどの新製品を投入しました。特に、他社に先駆けて投入した新しい圧力式マスフローコントローラーは、半導体の次世代製造プロセスでの採用が本格化し始めており、今後の拡大に期待しております。シリコン半導体や、LED(発光ダイオード)照明、FPD(フラットパネルディスプレイ、有機ELディスプレイ)、太陽電池向けの最新の関連技術分野について、主に当社及び㈱堀場エステック、㈱堀場アドバンスドテクノ、ホリバ・インスツルメンツ社(アメリカ)が研究開発を行っております。
当セグメントに係る研究開発費は2,268百万円であります。

(5)科学システム機器部門
当連結会計年度には、世界中で進化する研究ニーズと高度化する産業ニーズに応える分析装置の研究開発に注力しました。革新的な材料開発に欠かせないナノテク研究分野においては、当社が高シェアを有するラマン分光分析装置の新製品を投入し、世界最高空間分解能(10ナノメートル)の測定を可能にしました。また、石油関連計測の分野では、高まる環境規制のニーズに応える石油中硫黄測定装置の新製品の開発を行いました。水質計測の分野においては、ヘルスケア関連のセンシングアプリケーションの開発を行いました。優れた使いやすさを実現する新製品の開発を行い、pH・水質分析計LAQUAシリーズ2製品においては、国際的なデザイン賞"Universal Design Award 2014"を受賞しました。
当セグメントに係る研究開発費は2,143百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01901] S1004FPP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。