有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004FPD
マブチモーター株式会社 研究開発活動 (2014年12月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの研究開発活動は、当社及び万宝至馬達(東莞)有限公司(「アジア」セグメント)で行っており、その内容は次のとおりであります。
当社組織としては、技術本部の下に第一製品開発部、第二製品開発部、生産技術部を設置、その他、基礎技術、知的財産、試験評価、技術調査、技術管理などの各グループを本部の直轄として設置しており、主として後述する技術ロードマップに基づく要素技術開発、戦略用途を中心とした新製品開発などの高付加価値業務を担っております。一方、万宝至馬達(東莞)有限公司に設置しているR&Dセンター(以下、「R&Dセンター」)においては、立ち上げ当初から改良設計業務を中心として担当し、中国地場マーケットへの迅速な製品投入対応を目的とした新製品開発業務、及び当社が委託した新製品開発業務についても実施しております。
当社は、タイムリーな新製品開発とその市場投入を実現するため、市場調査やベンチマーキングによる情報を基に技術ロードマップを作成し、計画的な要素技術開発を実施しております。また、前期に設置したCFT(クロスファンクショナルチーム)により部門横断的にこれらに取り組むなど、より一層の体制強化を図ってまいりました。
このような活動の結果、今後獲得・強化すべき技術と取り組むべき製品分野が明確となりましたので、取組体制と対応人員の更なる強化を図ってまいります。
また、当社モーターの新規参入分野と適用用途への対応力強化及び工場進出国における人件費の急激な上昇に対応するため、特に下記の検討と施策展開を急務と捉え実行中であります。
(1)強化事業であるブラシレスモーターのシェア拡大に向けた回路設計技術の強化
(2)革新的視点による生産ライン人数の大幅な削減の適用範囲拡大
(3)開発リードタイム及び工数の半減化
(4)オプション機構取り付け技術の強化及び対応範囲の拡大
次に、用途毎の対応状況でありますが、主力分野である自動車電装事業、及び次期事業の柱として今後注力すべきそれぞれの用途について、技術部門、営業部門が一体となり対応を行っております。
パワーウインドウ用途:
国内外の大手顧客への販売拡大により、売上高200億円を超える事業の柱となる重要な用途となりました。前期に生産を立ち上げた小型軽量モデルであるCD-558、及び北米大手自動車メーカーからのサプライヤー認証を取得した開発中のモデルなどへの技術対応、拡販活動に対応するため技術サービス人員も増強中であります。
パワーシート用途:
差別化した小型高トルクの製品の投入により、大手顧客からの採用が拡大し、売上、市場シェアが急速に伸びております。当期は、更なるコスト競争力向上に向けて、後述する新製品の量産を立ち上げ、市場投入しました。
その他小型電装用途:
従来から当社の競争力が高い分野ではありますが、小型高トルクかつ低振動、低機械ノイズを特徴としたモデルの展開に加え、従来製品と同等のサイズながら、低振動、低機械ノイズである新製品も追加投入しました。
移動体用途:
当用途を成長市場、かつ福祉機器においては社会への貢献度が大きい分野と捉え、前期に当社初となる700WブラシレスモーターであるIS-94Bを市場投入し、アシスト自転車へ採用されております。現在は、アシスト自転車への拡販を始めとして、福祉機器、園芸機器等への展開を積極的に進めております。
また、それ以外の市場用既存モーター機種におきましても、従来どおり、当社のノウハウを結集した特性改善やリモデルにより付加価値を向上させるとともに、前述のR&Dセンターの活用などにより、市場、顧客ニーズに対する迅速な開発体制を実現しております。
当連結会計年度における研究開発費は45億3百万円、当社所有の産業財産権の総数は638件(国内109件、海外529件)、新規出願件数は国内外合計で62件となっております。研究開発活動に従事する人員は432名(当社246名、万宝至馬達(東莞)有限公司モーターR&Dセンター186名)であります。
なお、当連結会計年度における代表的な新製品は、次のとおりであります。
(1)フェライトマグネット使用のパワーシート用モーター RZ-46B
当製品は、当社の強みである磁気回路の最適設計により、高価な希土類磁石を使用せずに、小型、軽量、高トルクを実現したモーターであります。
安定した供給、価格であるフェライト材料を使用し、車体の軽量化も貢献いたします。
(2)エンジン周辺機器用モーター RS-4F5
当製品は、自動車のエンジン周辺の厳しい使用環境(温度、振動)に対応したものであり、各種バルブ・ポンプの電子制御用に使用され、自動車の燃費向上、排気中の有害物質低減に貢献いたします。
当社組織としては、技術本部の下に第一製品開発部、第二製品開発部、生産技術部を設置、その他、基礎技術、知的財産、試験評価、技術調査、技術管理などの各グループを本部の直轄として設置しており、主として後述する技術ロードマップに基づく要素技術開発、戦略用途を中心とした新製品開発などの高付加価値業務を担っております。一方、万宝至馬達(東莞)有限公司に設置しているR&Dセンター(以下、「R&Dセンター」)においては、立ち上げ当初から改良設計業務を中心として担当し、中国地場マーケットへの迅速な製品投入対応を目的とした新製品開発業務、及び当社が委託した新製品開発業務についても実施しております。
当社は、タイムリーな新製品開発とその市場投入を実現するため、市場調査やベンチマーキングによる情報を基に技術ロードマップを作成し、計画的な要素技術開発を実施しております。また、前期に設置したCFT(クロスファンクショナルチーム)により部門横断的にこれらに取り組むなど、より一層の体制強化を図ってまいりました。
このような活動の結果、今後獲得・強化すべき技術と取り組むべき製品分野が明確となりましたので、取組体制と対応人員の更なる強化を図ってまいります。
また、当社モーターの新規参入分野と適用用途への対応力強化及び工場進出国における人件費の急激な上昇に対応するため、特に下記の検討と施策展開を急務と捉え実行中であります。
(1)強化事業であるブラシレスモーターのシェア拡大に向けた回路設計技術の強化
(2)革新的視点による生産ライン人数の大幅な削減の適用範囲拡大
(3)開発リードタイム及び工数の半減化
(4)オプション機構取り付け技術の強化及び対応範囲の拡大
次に、用途毎の対応状況でありますが、主力分野である自動車電装事業、及び次期事業の柱として今後注力すべきそれぞれの用途について、技術部門、営業部門が一体となり対応を行っております。
パワーウインドウ用途:
国内外の大手顧客への販売拡大により、売上高200億円を超える事業の柱となる重要な用途となりました。前期に生産を立ち上げた小型軽量モデルであるCD-558、及び北米大手自動車メーカーからのサプライヤー認証を取得した開発中のモデルなどへの技術対応、拡販活動に対応するため技術サービス人員も増強中であります。
パワーシート用途:
差別化した小型高トルクの製品の投入により、大手顧客からの採用が拡大し、売上、市場シェアが急速に伸びております。当期は、更なるコスト競争力向上に向けて、後述する新製品の量産を立ち上げ、市場投入しました。
その他小型電装用途:
従来から当社の競争力が高い分野ではありますが、小型高トルクかつ低振動、低機械ノイズを特徴としたモデルの展開に加え、従来製品と同等のサイズながら、低振動、低機械ノイズである新製品も追加投入しました。
移動体用途:
当用途を成長市場、かつ福祉機器においては社会への貢献度が大きい分野と捉え、前期に当社初となる700WブラシレスモーターであるIS-94Bを市場投入し、アシスト自転車へ採用されております。現在は、アシスト自転車への拡販を始めとして、福祉機器、園芸機器等への展開を積極的に進めております。
また、それ以外の市場用既存モーター機種におきましても、従来どおり、当社のノウハウを結集した特性改善やリモデルにより付加価値を向上させるとともに、前述のR&Dセンターの活用などにより、市場、顧客ニーズに対する迅速な開発体制を実現しております。
当連結会計年度における研究開発費は45億3百万円、当社所有の産業財産権の総数は638件(国内109件、海外529件)、新規出願件数は国内外合計で62件となっております。研究開発活動に従事する人員は432名(当社246名、万宝至馬達(東莞)有限公司モーターR&Dセンター186名)であります。
なお、当連結会計年度における代表的な新製品は、次のとおりであります。
(1)フェライトマグネット使用のパワーシート用モーター RZ-46B
当製品は、当社の強みである磁気回路の最適設計により、高価な希土類磁石を使用せずに、小型、軽量、高トルクを実現したモーターであります。
安定した供給、価格であるフェライト材料を使用し、車体の軽量化も貢献いたします。
(2)エンジン周辺機器用モーター RS-4F5
当製品は、自動車のエンジン周辺の厳しい使用環境(温度、振動)に対応したものであり、各種バルブ・ポンプの電子制御用に使用され、自動車の燃費向上、排気中の有害物質低減に貢献いたします。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01944] S1004FPD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。