有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058I9
株式会社大真空 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは水晶を利用した電子デバイスの専業メーカーとして、新製品並びに新技術の研究開発に鋭意努力しております。当社グループにおける新製品・新技術の開発活動は、高度化する社会のニーズに応える水晶デバイスを、蓄積された要素技術により積極的に提案することを目的とし現在73名の従業員が当社グループの研究開発に従事しております。
当連結会計年度における研究開発費は2,080百万円でありました。スマートフォンを始めとする携帯端末やタブレットPCなどのモバイル電子機器、並びにクルマの電装化の進展により、カーエレクトロニクス用機器にも活発な動きがありました。それらの製品が市場に普及する中で水晶デバイスに求められるニーズを的確にとらえ、当社技術部門は小型・低背化、高精度化、高機能化のほか、低消費電力化、耐環境性能の向上、環境配慮製品の創出など積極的な活動を展開しました。今後も市場動向と顧客ニーズを的確にとらえた新製品の開発と拡充を図って参ります。
(1) 水晶振動子関係
① 表面実装型水晶振動子において、DSX210GE型(外形寸法:2.1×1.6×0.85mmH)を開発しました。周波数範囲は16MHz~64MHzに対応し、車載用途専用設計により-40~+150℃の動作を可能としました。従来製品の約67.2%(体積比)にまで小型化し、はんだクラック対策製品(耐冷熱サイクル性)としては世界最小クラスを実現しました。車載用無線、マルチメディアデバイス、安全装置などカーエレクトロニクスの用途に対応します。
② 表面実装型水晶振動子において、DSX320GE型(外形寸法:3.2×2.5×0.95mmH)を開発しました。周波数範囲は7.9MHz~64MHzに対応し、車載用途専用設計により-40~+150℃の動作を可能としました。また、はんだクラック対策製品(耐冷熱サイクル性)としました。ECU関係、安全装置などカーエレクトロニクスの用途に対応します。
③ 表面実装型水晶振動子において、DSR1612ATH型(外形寸法:1.64×1.24×0.65mmH)を開発しました。携帯電話やGPS関連機器の基準信号素子として水晶振動子を利用する場合に、同時に用いられる温度センサを水晶振動子のパッケージ内に取り込み複合化させ、従来製品の約63.5%(体積比)にまで小型化しました。スマートフォン、GPSなどの移動体通信機器や民生機器の小型化、高密度実装化に貢献できました。
(2) 水晶発振器関係
温度補償水晶発振器において、DSA/B321SDN型(外形寸法:3.2×2.5×0.9mmH)、DSA/B221SDN型(外形寸法:2.5×2.0×0.8mmH)、DSA/B211SDN型(外形寸法:2.0×1.6×0.7mmH)を開発しました。従来は複数のICでカバーした対応周波数範囲9.6MHz~52MHz(DSA/B211SDNは12.288MHz~52MHz)をワンチップで実現するなど、高精度な性能を劣化させることなく低コスト化が図れました。GPS関連機器、無線モジュールなどの用途に対応します。
(3) その他
光学水晶デバイスにおいて、車載用光学ローパスフィルターを開発しました。車載用途設計により広い温度範囲(-40~105℃)で安定した光学性能を発揮できました。車載用カメラ用途に対応します。
当連結会計年度における研究開発費は2,080百万円でありました。スマートフォンを始めとする携帯端末やタブレットPCなどのモバイル電子機器、並びにクルマの電装化の進展により、カーエレクトロニクス用機器にも活発な動きがありました。それらの製品が市場に普及する中で水晶デバイスに求められるニーズを的確にとらえ、当社技術部門は小型・低背化、高精度化、高機能化のほか、低消費電力化、耐環境性能の向上、環境配慮製品の創出など積極的な活動を展開しました。今後も市場動向と顧客ニーズを的確にとらえた新製品の開発と拡充を図って参ります。
(1) 水晶振動子関係
① 表面実装型水晶振動子において、DSX210GE型(外形寸法:2.1×1.6×0.85mmH)を開発しました。周波数範囲は16MHz~64MHzに対応し、車載用途専用設計により-40~+150℃の動作を可能としました。従来製品の約67.2%(体積比)にまで小型化し、はんだクラック対策製品(耐冷熱サイクル性)としては世界最小クラスを実現しました。車載用無線、マルチメディアデバイス、安全装置などカーエレクトロニクスの用途に対応します。
② 表面実装型水晶振動子において、DSX320GE型(外形寸法:3.2×2.5×0.95mmH)を開発しました。周波数範囲は7.9MHz~64MHzに対応し、車載用途専用設計により-40~+150℃の動作を可能としました。また、はんだクラック対策製品(耐冷熱サイクル性)としました。ECU関係、安全装置などカーエレクトロニクスの用途に対応します。
③ 表面実装型水晶振動子において、DSR1612ATH型(外形寸法:1.64×1.24×0.65mmH)を開発しました。携帯電話やGPS関連機器の基準信号素子として水晶振動子を利用する場合に、同時に用いられる温度センサを水晶振動子のパッケージ内に取り込み複合化させ、従来製品の約63.5%(体積比)にまで小型化しました。スマートフォン、GPSなどの移動体通信機器や民生機器の小型化、高密度実装化に貢献できました。
(2) 水晶発振器関係
温度補償水晶発振器において、DSA/B321SDN型(外形寸法:3.2×2.5×0.9mmH)、DSA/B221SDN型(外形寸法:2.5×2.0×0.8mmH)、DSA/B211SDN型(外形寸法:2.0×1.6×0.7mmH)を開発しました。従来は複数のICでカバーした対応周波数範囲9.6MHz~52MHz(DSA/B211SDNは12.288MHz~52MHz)をワンチップで実現するなど、高精度な性能を劣化させることなく低コスト化が図れました。GPS関連機器、無線モジュールなどの用途に対応します。
(3) その他
光学水晶デバイスにおいて、車載用光学ローパスフィルターを開発しました。車載用途設計により広い温度範囲(-40~105℃)で安定した光学性能を発揮できました。車載用カメラ用途に対応します。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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