シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058I9

有価証券報告書抜粋 株式会社大真空 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは水晶を利用した電子デバイスの専業メーカーとして、新製品並びに新技術の研究開発に鋭意努力しております。当社グループにおける新製品・新技術の開発活動は、高度化する社会のニーズに応える水晶デバイスを、蓄積された要素技術により積極的に提案することを目的とし現在73名の従業員が当社グループの研究開発に従事しております。
当連結会計年度における研究開発費は2,080百万円でありました。スマートフォンを始めとする携帯端末やタブレットPCなどのモバイル電子機器、並びにクルマの電装化の進展により、カーエレクトロニクス用機器にも活発な動きがありました。それらの製品が市場に普及する中で水晶デバイスに求められるニーズを的確にとらえ、当社技術部門は小型・低背化、高精度化、高機能化のほか、低消費電力化、耐環境性能の向上、環境配慮製品の創出など積極的な活動を展開しました。今後も市場動向と顧客ニーズを的確にとらえた新製品の開発と拡充を図って参ります。

(1) 水晶振動子関係
① 表面実装型水晶振動子において、DSX210GE型(外形寸法:2.1×1.6×0.85mmH)を開発しました。周波数範囲は16MHz~64MHzに対応し、車載用途専用設計により-40~+150℃の動作を可能としました。従来製品の約67.2%(体積比)にまで小型化し、はんだクラック対策製品(耐冷熱サイクル性)としては世界最小クラスを実現しました。車載用無線、マルチメディアデバイス、安全装置などカーエレクトロニクスの用途に対応します。
② 表面実装型水晶振動子において、DSX320GE型(外形寸法:3.2×2.5×0.95mmH)を開発しました。周波数範囲は7.9MHz~64MHzに対応し、車載用途専用設計により-40~+150℃の動作を可能としました。また、はんだクラック対策製品(耐冷熱サイクル性)としました。ECU関係、安全装置などカーエレクトロニクスの用途に対応します。
③ 表面実装型水晶振動子において、DSR1612ATH型(外形寸法:1.64×1.24×0.65mmH)を開発しました。携帯電話やGPS関連機器の基準信号素子として水晶振動子を利用する場合に、同時に用いられる温度センサを水晶振動子のパッケージ内に取り込み複合化させ、従来製品の約63.5%(体積比)にまで小型化しました。スマートフォン、GPSなどの移動体通信機器や民生機器の小型化、高密度実装化に貢献できました。
(2) 水晶発振器関係
温度補償水晶発振器において、DSA/B321SDN型(外形寸法:3.2×2.5×0.9mmH)、DSA/B221SDN型(外形寸法:2.5×2.0×0.8mmH)、DSA/B211SDN型(外形寸法:2.0×1.6×0.7mmH)を開発しました。従来は複数のICでカバーした対応周波数範囲9.6MHz~52MHz(DSA/B211SDNは12.288MHz~52MHz)をワンチップで実現するなど、高精度な性能を劣化させることなく低コスト化が図れました。GPS関連機器、無線モジュールなどの用途に対応します。
(3) その他
光学水晶デバイスにおいて、車載用光学ローパスフィルターを開発しました。車載用途設計により広い温度範囲(-40~105℃)で安定した光学性能を発揮できました。車載用カメラ用途に対応します。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01952] S10058I9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。