有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005BNT
アオイ電子株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。当連結会計年度の財政状態および経営成績の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針および見積り
「重要な会計方針および見積り」につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
(2) 財政状態
当連結会計年度末の資産の部につきましては、流動資産は営業収入の増加に伴い売上債権が増加し、前連結会計年度末比6,327百万円の増加となりました。一方、固定資産は減価償却が進んだものの退職給付に係る資産の増加などにより、前連結会計年度末比1,061百万円の増加となりました。負債の部につきましては、未払法人税等の増加などにより、前連結会計年度末比1,773百万円の増加となりました。これらの結果、純資産は36,120百万円で前連結会計年度末比5,615百万円の増加となり、自己資本比率は74.7%と0.2ポイントの増加となりました。
なお、借入金および社債の増減の内訳は次のとおりであります。
(3) 経営成績
① 売上高
「1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおりであります。
② 売上原価
当連結会計年度における売上原価率は74.7%となり、前連結会計年度に比べ5.9ポイント改善いたしました。これは主に、売上原価率の低い製品群の売上高が増加したことや投資一巡による減価償却費の減少により固定費負担率が減少したことによるものであります。
③ 販売費及び一般管理費
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は3,242百万円となり、前連結会計年度に比べ4.6%の増加となりました。これは主に、営業部門の増員および研究開発費の増加によるものであります。
④ 営業外収益
当連結会計年度における営業外収益は704百万円となり、前連結会計年度に比べ62.2%の増加となりました。これは主に、為替差益の増加169百万円、持分法による投資利益の増加65百万円などによるものであります。
⑤ 営業外費用
当連結会計年度における営業外費用は169百万円となり、前連結会計年度に比べ108.1%の増加となりました。これは主に、支払補償費の増加94百万円によるものであります。
⑥ 特別利益
当連結会計年度における特別利益は15百万円となりました。これは固定資産売却益6百万円、退職給付制度改定益8百万円によるものであります。
⑦ 特別損失
当連結会計年度における特別損失は、固定資産除却損55百万円によるものであります。
(4) キャッシュ・フロー
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より3,689百万円多い7,372百万円のキャッシュを得ております。これは当連結会計年度において、集積回路部門の受注増加に伴う売上債権の増加や、法人税等の支払額の増加等による支出が増えたものの、税金等調整前当期純利益が3,764百万円増え、結果として営業活動によるキャッシュフローは前連結会計年度より増加しました。
また、投資活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より917百万円多い2,215百万円のキャッシュの出金となっております。これは有形固定資産の取得による支出等の増加によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より887百万円多い849百万円のキャッシュの出金となっております。これは長短借入金の返済等によるものであります。
この結果、営業活動によるキャッシュ・フローの入金額が財務活動および投資活動によるキャッシュ・フローの出金額を上回ったため、当連結会計年度末は前連結会計年度末に比べ、4,418百万円のキャッシュの増加となりました。
なお、直近4事業年度における連結ベースの「自己資本比率」、「時価ベースの自己資本比率」、「債務償還年数」および「インタレスト・カバレッジ・レシオ」は次のとおりであります。
(算式)自己資本比率=自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率=株式時価総額/総資産
債務償還年数=有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業キャッシュ・フロー/利払い
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針および見積り
「重要な会計方針および見積り」につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
(2) 財政状態
当連結会計年度末の資産の部につきましては、流動資産は営業収入の増加に伴い売上債権が増加し、前連結会計年度末比6,327百万円の増加となりました。一方、固定資産は減価償却が進んだものの退職給付に係る資産の増加などにより、前連結会計年度末比1,061百万円の増加となりました。負債の部につきましては、未払法人税等の増加などにより、前連結会計年度末比1,773百万円の増加となりました。これらの結果、純資産は36,120百万円で前連結会計年度末比5,615百万円の増加となり、自己資本比率は74.7%と0.2ポイントの増加となりました。
なお、借入金および社債の増減の内訳は次のとおりであります。
2014年3月期 | 2015年3月期 | 増減額 | ||||
短期借入金 | 190,000 | 千円 | 190,000 | 千円 | - | 千円 |
1年内返済予定の長期借入金 | 359,192 | 359,192 | - | |||
長期借入金 | 1,261,212 | 902,020 | △359,192 | |||
1年内償還予定の社債 | - | 300,000 | 300,000 | |||
社債 | 300,000 | - | △300,000 | |||
計 | 2,110,404 | 1,751,212 | △359,192 |
(3) 経営成績
① 売上高
「1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおりであります。
② 売上原価
当連結会計年度における売上原価率は74.7%となり、前連結会計年度に比べ5.9ポイント改善いたしました。これは主に、売上原価率の低い製品群の売上高が増加したことや投資一巡による減価償却費の減少により固定費負担率が減少したことによるものであります。
③ 販売費及び一般管理費
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は3,242百万円となり、前連結会計年度に比べ4.6%の増加となりました。これは主に、営業部門の増員および研究開発費の増加によるものであります。
④ 営業外収益
当連結会計年度における営業外収益は704百万円となり、前連結会計年度に比べ62.2%の増加となりました。これは主に、為替差益の増加169百万円、持分法による投資利益の増加65百万円などによるものであります。
⑤ 営業外費用
当連結会計年度における営業外費用は169百万円となり、前連結会計年度に比べ108.1%の増加となりました。これは主に、支払補償費の増加94百万円によるものであります。
⑥ 特別利益
当連結会計年度における特別利益は15百万円となりました。これは固定資産売却益6百万円、退職給付制度改定益8百万円によるものであります。
⑦ 特別損失
当連結会計年度における特別損失は、固定資産除却損55百万円によるものであります。
(4) キャッシュ・フロー
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より3,689百万円多い7,372百万円のキャッシュを得ております。これは当連結会計年度において、集積回路部門の受注増加に伴う売上債権の増加や、法人税等の支払額の増加等による支出が増えたものの、税金等調整前当期純利益が3,764百万円増え、結果として営業活動によるキャッシュフローは前連結会計年度より増加しました。
また、投資活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より917百万円多い2,215百万円のキャッシュの出金となっております。これは有形固定資産の取得による支出等の増加によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より887百万円多い849百万円のキャッシュの出金となっております。これは長短借入金の返済等によるものであります。
この結果、営業活動によるキャッシュ・フローの入金額が財務活動および投資活動によるキャッシュ・フローの出金額を上回ったため、当連結会計年度末は前連結会計年度末に比べ、4,418百万円のキャッシュの増加となりました。
なお、直近4事業年度における連結ベースの「自己資本比率」、「時価ベースの自己資本比率」、「債務償還年数」および「インタレスト・カバレッジ・レシオ」は次のとおりであります。
2012年3月期 | 2013年3月期 | 2014年3月期 | 2015年3月期 | |
自己資本比率 | 75.0% | 75.1% | 74.4% | 74.7% |
時価ベースの自己資本比率 | 38.5% | 49.3% | 57.0% | 126.3% |
債務償還年数 | 0.553年 | 0.423年 | 0.573年 | 0.238年 |
インタレスト・カバレッジ・レシオ | 134.5倍 | 156.3倍 | 185.3倍 | 390.4倍 |
時価ベースの自己資本比率=株式時価総額/総資産
債務償還年数=有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業キャッシュ・フロー/利払い
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