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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10050BT

有価証券報告書抜粋 EIZO株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、欧州では企業マインドの改善が見られたものの先行きには不透明感が残り、景気回復には足踏みの状態が続きました。また、米国では堅調な雇用情勢を背景に好調な景気が持続しました。日本経済においては、消費増税に伴う内需の落ち込みも後半には持ち直しの動きが見られ、また、政府の経済政策や日銀の金融緩和策を背景に企業収益に改善が見られるなど、緩やかながらも回復基調で推移しました。
こうした中、当社グループは、市場のニーズに対応した製品の開発を積極的に推進するとともに、生産・販売体制を強化し、業績の向上に努めてまいりました。
主な取組みとして、一般用途向けモニターでは、超狭額1mmのフレームレスデザインを採用し、マルチモニター環境下での快適性を向上させるモデルを販売しました。産業市場向けモニターでは、ATC用途のグローバル販売体制を構築した他、船舶や監視用途向けを中心に製品ラインナップを拡充し、販売を本格化させました。また、メディカル事業においては日本及びドイツで手術室向けのソリューション推進チームを立ち上げました。

当連結会計年度における全体の売上高は、72,576百万円(前期比1.4%減)となりました。品目別の売上は次のとおりであります。
[コンピュータ用モニター]
売上高は、44,450百万円(前期比6.8%増)となりました。
国内においては、主に医療市場向けモニターで消費増税に伴い一時的に需要が減少しましたが、一般用途向けや、産業市場向けモニターが堅調に推移した結果、売上高は前期並みとなりました。また、海外においては、一般用途向けモニターに加え、グラフィックス市場や医療市場向けモニターを中心とした特定用途向けモニターの販売も好調であったことから、売上高が増加しました。

[アミューズメント用モニター]
売上高は、15,127百万円(前期比31.1%減)となりました。
パチンコ遊技機の市場環境の悪化により前連結会計年度に比べ新機種の販売が減少したことから、売上高が減少しました。

[その他]
売上高は、12,999百万円(前期比29.3%増)となりました。
これは主に、アミューズメント用ソフトウェア受託開発の売上高が増加したことによります。

利益面につきましては、売上高総利益率が前期に比べ1.5ポイント低下しました。これは主に、コンピュータ用モニターの販売は堅調に推移したものの、利益率の低いアミューズメント用ソフトウェア受託開発売上高が増加したことによります。また、海外を中心とした販売体制の強化に伴う人件費の増加や、広告宣伝活動及び研究開発活動を強化したこと等により販売費及び一般管理費が増加しました。
以上の結果、営業利益は4,472百万円(前期比34.5%減)、経常利益は4,704百万円(同41.2%減)、当期純利益は3,321百万円(同38.9%減)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,057百万円減少し、18,022百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動で獲得した資金は1,445百万円(前連結会計年度は4,685百万円の獲得)となりました。これは主に、運転資金が3,797百万円(売上債権、たな卸資産及び仕入債務の増減額)増加したことや法人税等を2,325百万円支払ったものの、税引前・減価償却等前当期純利益を6,722百万円計上(税金等調整前当期純利益+減価償却費+のれん償却額)したことによります。
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動で使用した資金は3,426百万円(前連結会計年度は1,208百万円の使用)となりました。これは主に、最適な研究開発環境の構築や、生産能力増強を目的とした設備投資により、有形固定資産を1,129百万円、無形固定資産等を254百万円それぞれ取得したことに加え、投資有価証券を1,870百万円取得したことによります。
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動で獲得した資金は923百万円(前連結会計年度は1,066百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支出が1,281百万円あったものの、短期借入を2,204百万円実施したことによります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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